年も明けて、日常に戻りましたので、久しぶりにこちらのお話しの続きをアップさせて頂きます
 
 
 
①  こちら
②  こちら
③  こちら
④  こちら
④ の続き…  こちら
(何故、息子の大事故の事をブログに書いたか)
⑤  こちら
⑤ の続き… こちら
⑥  こちら
⑦  こちら
⑧  こちら
⑨  こちら
⑩  こちら
⑪  こちら
⑫  こちら
 
 
⑫の続きからです
 
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病室は移動したけれど、息子は簡単には良くなってはくれませんでした
 
先ずは気管切開のチューブを外し、話せるように、食べられるようになるリハビリを始めることになりました
 
チューブを喉に直接付けていたので、外すということは喉に穴が開いているわけですが、これは時間をかけて自然に塞がるまでひたすら待つしかありませんでした
 
喉の穴が塞がるまでは、そこから空気が漏れてしまうため、声が出せません
 
また、当然食事も取れないため、脇腹から流動食を胃に直接流し込む
 
これが息子の食事でした
 
 
事故前は、筋肉モリモリで学年一、走るのが早かった息子でしたが、この頃にはモリモリだった筋肉は落ち、すっかり痩せていました
 
命が助かったことを喜びながらも、意識が戻ったことを感謝しながらも、
 
脳挫傷で小学生〜中学生のような字もきちんと書けなくなった痩せ細った息子を見る毎日は、
 
嬉しくもあり、辛い気持ちにもなる日々でした
 
それでもICUにいた時の常時点滴10本に比べれば、点滴の数も減り、良くなっていることには間違いはありません
 
 
余談ですが、息子は大学に入って私に内緒で左胸に小さなタトゥーを入れていました
 
私が激怒すると思って内緒で入れたようです
 
当然、聞いた私は激怒しました
 
ただもう入れてしまったのでどうすることも出来ないでいたのですが、
 
大学に入って試験のときそのタトゥーが面白いと言って、教授が試験の結果にプラスアルファの点数を付けてくれた事がありました
 
さすが、そんなユーモアはアメリカの学校だなと思った出来事だったのですが、
 
大事故で両肺が潰れて、肺に溜まった血を抜くために、両胸に管を繋がれポンプで血を抜く日々だったとき、ナースから
 
タトゥーに穴が開いていたら、意識が戻ったときに息子さんが悲しむと思って、タトゥーを避けて管を刺しました、それにしても面白いタトゥーですね
 
と言われ、生死の境を彷徨う息子を目の前に、思わず笑ってしまったことがありました
 
Made in Japan 
 
それが息子が入れたタトゥーです
 
 
アメリカ人ですが、2つの祖国を持ち
日本生まれの息子
たしかにMade in Japan 
 
 
ナースがかわるたびに、このタトゥーのおかげで話が弾みました
 
私が瀕死の息子を前にしても、病室でたまに大きな声で笑えたのは、お見舞いに毎日来てくれた息子の友達たちとの会話と、
 
このタトゥーのおかげだったように思います
 
 
 
 
to be continue …
 
Have a good afternoon 
 
 
 
 

 

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