秋の麦穂が陽射しを受けて金色に光る
広大な畑がどこまでも広がるような
「開放感」をおぼえます。
今朝の１枚はカミーユ・ピサロの≪収穫≫です。
カミーユ・ピサロ ≪収穫≫1882
国立西洋美術館 sorce:wikiart
さほど大きな絵ではありませんが引き込まれる構図です。
まず、左手前にみえる赤い帽子の女性が目にとまり
抱えて流れるような穂のラインに沿って
右手の広々としたう空間へ導かれます。
視界に入ってくる農夫たち
後ろ向きだったり、横向きだったり
表情こそよく見えませんが
穏やかな光景のなかにも
にぎやかな活気ある様子が伺えます。
目線を奥に凝らせば
遠い地平線のむこうには
緑の木々や家々が立ち並んでいるのが見えます。
実り豊かな収穫の時期
広がる画面のなかで
大地の豊かな贈り物への感謝の気持ちを託した
そんな画家の「喜び」までもが伝わってくる
心惹かれる１場面です。
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おはようございます。
今日もココチよいスタートの1日となりますように。
9月25日（木曜日）【朝の一枚】Vol.216
カミーユ・ピサロ ≪収穫≫1882
上野にある国立西洋美術館の常設展でご覧になれます。
今週は収穫の秋を感じる絵画をご紹介します。
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