もうすぐ、春の運動会です。
都内の小学校では楽器がそろっているせいか、ブラスバンドの演奏で行進したり、ポイントとなる場所でファンファーレが演奏されます。
小6のY君は今年フルートに選ばれたそうです。 争い事の嫌いなおだやかな彼。大好きな音楽をきちんと丁寧に教えて上げようと、音楽用語の勉強をピアノと一緒に教え始めました。
選ばれてうれしそうに楽譜を持ってきました。繰り返しの事。楽語、知っている用語が学校の先生から話されると判ることが今はとても楽しいみたいです。
学校でも入学式、6年生を送る会、学習発表会等、今音楽を使った活動があります。そこで選ばれる子の多くはピアノ習っていたとか習っている子ですが、単純に先生や保護者の模倣をしているお子さんは直ぐに駄目と判断されます。
楽譜を読む力をつける。 私は、ピアノ以外にその子、生徒さんが興味を持った時にでも通用する指導を心がけたいと思っています。
活躍の場で音楽を演奏できると、小さな自信、自分にもやれるんだ~という自信がつき、人前に出ることが恐くなくなります。
合奏、合唱をすると、今は一歩引く時、みんなで頑張れるときというのを見極める鍛練が出来ます。
ドイツの小学校で研修を受けたとき、音楽の専門家を作るのではなく音楽を通してよき社会人を送り出すというお話を聞きました。
Y君の将来はまだまだ判りませんが、興味の持った楽器や音楽の事、演奏するヒトになってもいいし、趣味で演奏してもいい。
また、プロデューサーなどイベントを主宰するヒト、ひとをまとめていくヒトにも音楽の基礎知識はとても大事です。
活躍の場を広げる音楽指導。これからも続けていきたいと思います。