朝顔は「朝に咲く」んじゃあないんだよ。

朝顔が咲くためには、一定の夜の時間が必要なんだ。




それは、
暗い時間。
寒い時間。
冷たい時間。
不安な時間。

それを一定時間体感することで、朝に咲く。
ただ「朝がきたから」咲いているわけではなく。



夜明け前って、
ぐっと温度が低くなり
月も星も姿を隠し
ぐっと暗くなり

ぐっと寒く
ぐっと暗く
ぐっと冷たく
ぐっと心細くなる時間帯。

そこをくぐり抜けて朝顔は咲く。
朝、というタイミングで。




もしあなたが今うまくいかないと感じているならば
どうか朝顔のことを思い出して。

今のあなたは夜明け前にいるだけ。
もう少しで明るい朝がやってくるよ。




でも、今
逃げだしたら
歩みを止めたら
その暗い闇の中のままだ。





あなたがすべきことは、
寒くても
暗くても
冷たくても
心細くても
それでも前へ進むこと。

歩みを止めずに、これまで通りに。




そこが一番しんどいところ。

でも、もうすぐ。もうすぐだからね。



「夜明け前がいちばん暗い」というように、
「ジャンプするときにはいったん低くしゃがむ」というように、
「朝顔が朝キレイに咲くために必要な夜の時間」に
あなたは今いるだけなんだよ。




だから、
もう少し
これまで通りに前へとすすんでみて。
あきらめずにまだもう少し続けてみて。




もうまもなく待ち望んだ朝がくるよ。

これまでとは違う朝が。