ただいま12月新刊にむけて、
校了まっただなか。
最終のゲラ確認中です。


さきほど、一冊分校了。まずはほっ。

で、今は二冊目。

さすがに12月の進行はきつい。


それにしてもマンガの編集は、ちょっと厳しい。
担当するのは三冊目だけれど、、、、、
細かいチェック作業が多くて多くて、ぐったり。

マンガの編集は通常の書籍、雑誌の編集とはちと異なり、
まず第一に、吹き出し(セリフ)とモノローグ(ココロの中の言葉説明、状況説明)
で書体を変えているため、
その区別を間違えないようにすることが第一のきほん。

つぎに、
吹き出しの中の、漢字がゴシック、カナは明朝と決まっておるため、
これまた一つずつ一応チェック。

さらに、漫画家からもらったネーム(下書き)と、
実際の原稿の絵、文章の改行があってるかどうか、
またチェックーーーーーーーー。


そして、吹き出しの大きさによって
級数(文字の大きさ)を微妙に合わせられてるか、
チェックチェックチェック!

頭かきむしるレベルでめんくさい。


といいつつも、
朝を目の前にして、なんとかケリをつけて、
バイク便にゲラを引き渡し、
久々にブログ更新してます。

昨夜20時ごろ、印刷所の営業さんに電話したとき。
「あのー御社、何時までいらっしゃいますかね?人…。警備員預けにできますか?」
とお聞きしたところ、
「あ、いつでも人はいます。不夜城です。輪転機停めませんから。
で、僕もまってます」
とのこと!

あ、ごめん、ぼうや、きみ帰りたかったよね。

でも、「不夜城」ってなんかいいな。
この大都会のなかで、
どこかでだれかが、
私と同じように珈琲飲んでぶつくさ言いながら仕事しつつ、
ふと窓の外を見たりしてるんだろう。
そんなふうに、真夜中の都会の空に
深夜族の、いくつもの考えごとがポカリ、ポカリと浮かんでは消えていく。


深夜まで根をつめて仕事してるときほど、
頭の片隅に追いやってる心配ごととか、
全然会えてない友だち、
今好きな人のこと、
昔好きだった人のこと、
一瞬思い出す。
でもイマイチぼんやりしてるから、
またすぐに仕事に没頭して、そしてまたふいに頭をよぎる。
と、わけもなく感傷的になる深夜時間。
私だけじゃないだろうよ、きっと。


そうやってそうやってそうやってそうやって。
同じような時間を8年もぶっ続けてきたことに、
いまさら驚愕する。


さーて
そろそろ印刷所にゲラが到着するころだろう。
若い営業マンの彼から、そろそろ文句の電話がかかってきそうだな。
もうひと頑張りだーー。