東京国立博物館の常設展
1階の刀剣の部屋に、国宝の《童子切)》が展示中
天下の5剣のうち、一番有名な一振かもしれませんね
もう何度か紹介させていただきましたが
今回は、刀を納める拵も同時展示です
●国宝 《太刀 銘安綱)》 平安時代 10世紀ー12世紀
その昔、源頼光がこの刀で、酒呑童子を斬ったという伝説の名刀
来歴も素晴らしく
室町幕府家、豊臣秀吉、徳川家康と続き
その後、徳川秀忠、福井松平家、さらに津山松平家へと華麗なる所有者の変遷があります
▼銘 安綱と切ってあるところ
「安綱」という銘が切ってある場所です
この角度だと
「安」はよく見えていませんが、、、残念
「綱」の字だと、右側の「岡」の部分がよく見えてます
●《梨地糸巻太刀》 桃山時代 17世紀
童子切の拵、
童子切の拵も、刀身の隣りに並んで飾ってありました
国宝の附(つけたり)、のようですね
附とは国宝の一部として認められているものらしいです
童子切の拵は、はじめて見ました
技法的に言うと
総金具赤銅魚々子
金具でできていて
赤くて、魚々子と呼ばれる、細かい柄で彩られています
茶色の糸巻きが印象的です
桃山時代に作られたもの
《童子切》はな500年近くこれに入っていたのですね
そう考えると感慨深いですね
東京国立博物館
本懐1階の刀剣の展示室に
5月26日(日)まで展示中とのこと
よろしければ、
鬼の首を落とした伝説の名刀を