初めての東京は銀座だった。
石内都さんの写真を観に銀座の資生堂ギャラリーへいって来ました。
僕は埼玉県出身らしく、初めての東京は池袋だった。
どんな思い出が石内さんにはあるのでしょうね。
■会場入り口の案内
■この展覧会について
資生堂の「web花椿」では銀座のモノの記憶を掲載している「銀座パレード」という連載企画があったそうです。(2022年6月から2023年5月まで 観たことないけど)。そのなかでは、石内都さんの写真から森岡督行さんが紡ぎ出す形で生まれたそうです。
この展覧会では、「銀座パレード」のために撮り下ろした写真から、未発表も含むオリジナルプリントを展示してあります。
(展覧会リーフレット 参考)
■作品紹介
●《銀座のスカジャン》
”
銀座や新橋の芸者の方々から譲り受けた着物に明治時代に芸者衆から愛された新橋ブルーを用いたスカジャン。”
リーフレット裏面より
●《銀座天一の天ぷら》
●《資生堂パーラーのオムライス》
食べ物は、どれも美味そうというだけでなく、美しいですね。
●《銀座のミタケボタンのアンティークボタン》
●《銀座壱番館洋品店の鋏》
●《銀座もとじの草履》
ファッションも、ディテールのボタン。
キーポイントの足元の草履。
そして、洋品店で使われているハサミ。
なんとなく普通にあるモノだけど、これって銀座の他にはなかなかないモノかもしれません。
■石内都さんとは
1947年群馬県生まれ。
その後神奈川県横須賀で育ったそうです。
1979年 「APARTMENT」で木村伊兵衛写真賞受賞。
2005年 ヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表に選出。
2014年 写真界のノーベル賞とも言われるハッセルブラッド国際写真賞も受賞されています。
2015年には、アメリカのゲッティ美術館で個展を開催されています。
まさに日本を代表する、女性写真家さんですよね。
■石内さんの思いでとともに(ご本人のものだそうです)
●《飯田久彦のレコード》
銀座を訪れるきっかけとなったレコード。
大切なものなのでしょうね。
●《月光荘の絵の具》
●《銀座の香り》
僕もそうですが、東京近郊で育った人間にとって、幼い頃東京へ行くということはとんでもない大イベントでした。
子供の頃に親に連れられて、東京へ連れていってもらった思い出が、浮かんできました。
そして、デパートや色々なところで食事をさせてもらったこと。
今ではなんともない、レモンを入れたアイスコーラですが、幼稚園にも上がる前の頃、母親と一緒に、都内のどこかで飲んだ味は今でも覚えています。
中高生になったら、池袋の名画座。
●月光荘のスケッチブック
展覧会の帰り、会場から歩いて1分もかからないところにある画材屋さんの月光荘へ。
写真の絵の具は買いませんでしたが、スケッチブックを購入。
これを見ると、この展覧会を思い出すでしょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました