青山悟さんの作品が、森美術館で開催中の、ワールド・クラスルーム展に出品されています。
(全て作品は森美術館所蔵のもの)
●《Gliter Pieces #21》2009
■青山悟さん
1973年東京都に生まれました。
1998年にはロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ、テキスタイルアート科を卒業。
2001年にはシカゴ美術館付属美術大学院ファイバー&マテリアル・スタディーズ科を修了されました。
イギリスのロンドンとアメリカのシカゴでお勉強されたのですね。
初期から刺繍による平面の作品を作られた方。
工業用のミシンで作品を制作。
その手間のかかる作業は、作品から想像できますね。
■作品テーマ
主題としてはニューズウィーク誌の掲載写真などを作家が選んでそれをもとに製作。つまり時事的な事柄をはらむ作品となっています。
例えば、マイクロソフト社の創業メンバーの集合写真であったり、アメリカのサムプライムローンで抵当に入った家など。
それは現代社会の問題をあぶり出し、作品制作の手間のかかる手仕事の作業と相待って、現代社会や行きすぎた資本主義に対する風刺にも繋がっています。
●《Glittera Pieces #22》2009
●[Glitter Pieces] の他の作品
森美術館の、開館20周年の記念展覧会。「ワールド・クラスルーム 現代アートの国語算数理科社会」で展示中。
会期は9月24日(日)までです。
他にも国内外から旬の作家さんの作品が目白押しです。
よかったらぜひ。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
(参考 展覧会図録)