蔡國強 展 。
CAI GUO-QIANG
RAMBLE IN THE COSMOS
FROM PRIMEVAL FIREBALL ONWARD
蔡國強 宇宙遊 ー〈原初火球〉から始まる
を見に行ってきました。
場所は東京乃木坂の東京国立新美術館。
会期は8月21日(月)までです。
もうすぐ閉幕ですね。
金曜日の夜間開館のタイミングで行きました。
そんなに人は多くありませんが、、、、
何しろ会場が仕切りもなく2000平米の大きな一つのフロアです。
撮影は大丈夫です。
■展覧会リーフレット
■蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう)さんとは
1957年中国生まれの、国際的な芸術家。
東洋哲学や社会問題、人類全体の問題としての宇宙を取り上げたりして、
火薬を使用した絵画やインスタレーションなどで、評価を得てきました。
1986年から9年間、作家は重要な時期を日本で過ごし、日本への移住が人生をかえる大きな転機だとおしゃっています。
その後、1995年からニューヨークへ移り、世界的な芸術家へ。
今回は2015年に横浜美術館で行われた以来の8年ぶりの回顧展です。
■展覧会風景
●入るとすぐに屏風の展示が
●その奥には、巨大な作品が《未知との遭遇》2023年
●一番奥の壁には、幅が33メートルもある、巨大な作品《歴史の足跡》のためのドローイング
■映像作品
何と言っても面白いのは映像化された作品の記録です。
火薬の爆発を伴う作品だけに、ビデオ作品の面白さは格別です。
●歴史の足跡:2008年北京オリンピック開会式のための花火 2008/2023 年
●《未知との遭遇》記録映像 2015/2023 年
●《スカイライダー》記録映像 2015/2023 年
●《銀河で氷戯》2020年
■蔡國強といわき市
蔡國強は日本にいた時から、いわき市の人々と深い付き合いをしてきました。
若いアーティストの夢に共感した、いわき市の人々は蔡國強の作品を実現させる決意を込めて「実行会」というグループまで作ってしまいました。
小さな漁村からスタートした蔡國強ですが、ニューヨークへ移住して世界に羽ばたきました。
それでも、蔡國強の近況を伝える「蔡國強通信」が作られて行きます。
●蔡國強通信
その人柄が友達や、協力者を得て行くのですね。
火薬には根源的で本質的な力があると、蔡國強は言っています。
破壊と創造の両方を表現したい、そうです。
ビデオ記録だと、彼の作品の意味がわかる気がします。
爆発して火を放って、画面に溢れる光や煙。
自然と心が踊るのですね。
創造は爆発かも。
最後まで読んでいただきありがとうございました。