3月10日から始まる大相撲春場所の初日と2日目の取組が発表され、新大関の琴ノ若は初日に21歳の熱海富士と対戦することになりました。

日本相撲協会は8日、大阪市浪速区の大阪府立体育会館で取組編成会議を行い、10日から始まる春場所の初日と2日目の取組を決めました。

新大関の琴ノ若は初日、去年の秋場所と九州場所で幕内優勝争いに加わった東前頭2枚目の21歳・熱海富士と、2日目は大関経験者で西前頭筆頭の朝乃山と、それぞれ対戦することになりました。ともに右の相四つとなる力士との対戦となり、熱海富士には過去2戦、勝っていますが、朝乃山には初顔合わせとなった去年の秋場所で敗れました。いずれの対戦も自分に有利な体勢を先に作ることができるか、立ち合いが鍵を握りそうです。

また、先場所、幕内優勝した横綱・照ノ富士は目標としてきた10回目の幕内優勝に向けて、初日に小結に復帰した錦木と、2日目に三役経験者の宇良とそれぞれ対戦します。

琴ノ若以外の大関陣は、霧島が小結に復帰した阿炎と、豊昇龍が宇良と、角番で迎える貴景勝が朝乃山とそれぞれ初日に対戦します。

また、十両以上では、暴力問題を受けて引退した北青鵬をのぞいて、初日からの休場者はいませんでした。

今月2日に大阪の住吉大社で5年ぶり横綱土俵入りを行ったりなど大相撲のニュースもいろいろ入ってきてます。

プロ野球のオープン戦は、6試合が行われました。

阪神vsヤクルトは、ヤクルトが5対2で勝ちました。ヤクルトは、現役ドラフトで巨人から移籍した北村拓己選手が2安打2打点の活躍。育成の岩田選手がタイムリーヒットを打ち、先発した吉村投手が4回を2失点にまとめました。阪神は、外野の一角をねらう前川選手が4回のタイムリーツーベースでアピールし、新外国人のゲラ投手は、1回で2つの三振を奪い無失点でした。(甲子園)

オリックスvs巨人は、オリックスが6対4で勝ちました。オリックスは、先発候補のカスティーヨ投手が4回2失点でまとめ、杉本選手が3安打と、状態のよさを示しました。巨人は、ドラフト1位ルーキーの西舘投手が1回を投げ、三振2つを含む三者凡退と寄せつけず、5位の又木投手は1回を投げ、ヒット2本を打たれましたが、ふんばって無失点でした。(京セラドーム大阪)

広島vs中日は、2対2で引き分けました。広島は、先発候補のアドゥワ投手が、4回途中まで1安打無失点と好投しました。中日は、先発ローテーション入りをねらう根尾投手が落ちる球を有効に使って6つの三振を奪い、6回途中を1安打2失点にまとめました。三好選手が2試合連続のタイムリーヒットを打ちました。(マツダスタジアム)

ロッテvsソフトバンクは、ソフトバンクが8対5で勝ちました。ソフトバンクは、育成3年目の川村選手がスリーランを打ち、長打力を見せました。開幕投手に決まっている有原投手は4回2失点と、まずまずのピッチングでした。ロッテは、レギュラー確保をねらう中村奨吾選手がオープン戦1号のスリーランを打ち、美馬投手は3回を1安打1失点にまとめました。(ZOZOマリンスタジアム)

DeNAvs西武は、2対2で引き分けました。DeNAは、ドラフト1位ルーキーの度会選手がタイムリーを打ちました。オープン戦初登坂の2人目の森原投手は、1回を無失点に抑えました。西武の今井投手は球威があり、4回を2安打無失点と順調な仕上がりです。與座投手はコントロールが甘く、4回でヒット7本を打たれました。(横浜スタジアム)

楽天vs日本ハムは、3対3で引き分けました。楽天は、先発陣の一角を担う荘司投手が、1回を2安打2失点でマウンドを降りましたが、あとを受けたルーキーの松田投手が、3回を無失点の好投を見せました。日本ハムは、開幕ローテーション候補の鈴木投手が5回をフォアボールなしの2安打無失点の好投で、テンポよくアウトを重ねました。(静岡)