今年はしぶとい寒波の影響で、例年に比べスギ花粉の飛散が若干遅く感じますが、10日前後から外来にもちらほら赤い目をした患者さんが受診にいらっしゃっています。私も今日(13日)から鼻がグズグズし出しました。

 今年の花粉情報ですが、概ね例年並み~やや多いというものがほとんどです。特に東海地方、その中でも静岡県は花粉飛散量は日本でも有数の大量飛散地で、花粉症患者さんには過酷なシーズンが到来し、悩ましい日々が続くと思います。少しでも快適に春先を過ごせるよう色々と工夫していく必要はあると思います。

 例えば、マスクをして鼻炎症状の軽減を図るのと同様、結膜炎の発症軽減に、ゴーグルをしたり、帰宅時に玄関前で衣服についた花粉を払い落としたり、可能であれば、静電気の発生しにくい衣服を着用するなどをして、極力花粉に曝されないようにする。また、洗顔や鼻洗浄、洗眼をして付着した花粉を洗い流す。このような工夫でもかなり症状は軽減できるものと考えます。ただし、洗眼に関しては水道水ですと塩素が含まれているため眼表面を荒らしてしまう危険性があるのでやめてください。また、市販の洗眼液も頻繁に使用するとむしろ、角膜保護成分を洗い流してしまうので1日に2~3回までが適度だと思います。ある程度の注意は必要ですが、症状を軽減させるのにはいい方法だと思います。また、部屋が乾燥していていると花粉が舞いやすくなるので加湿器を使い乾燥を防いだり、空気清浄機を使用するのもより効果的だと思います。部屋への花粉の侵入のほとんどは窓を開けたりしての換気と洗濯や布団の外干しによるもので、洗濯物は午前中、特に花粉の少ない10時くらいまでにしてそのあとは部屋干しにするのがいいようです。部屋の換気はあまり窓を開けないようにしてせいぜい10センチ程度開けて換気するか、雨の日は花粉がほとんど飛ばないので雨の日に換気したり、換気後掃除機や床拭きをするといいようです。
 最近は内服や点眼、点鼻薬とも即効性があり副作用も少ないものが多くあります、早期から投与すれば症状は軽減しますが、薬の世話にならず、より快適な生活を送れるよう創意工夫していくことも大事だと思います。