業界全体の動向やら、分析したわけではないし、する気もないのだけど、アニメの末端現場の問題とまた違ったところで、ちょっと不安な思いがある。
今、数多ある、ありすぎるアニメ作品、演じている役者(声優)もほとんどひとつまみの人気声優だけで回してる感がある。
大地の作品も、多少なりともその傾向の役者を使ってはいる。
制作や営業担当の事情はあるだろうが、演出としてはその辺は「この作品に合ってるかどうか」を基準にさせてもらっている。
大抵が自分の作品を飾っている役者連は俺の趣味嗜好の人ばかりである。
そんなお気に入り役者が「疲れてるなあ」と思わざるを得ないことが良くある。

これは、本当に深刻なことだ。

声が出なかったり、演技を掴んでなかったり、NGが多かったり。

こちらはなんとかこの作品に最良なものを提供してもらいたいと思うので、結構容赦はしない。
でも、結果的に役者に相当な負担を課せてしまってるのでないかと最近は思う。

どうか、事務所さんは、自分のところの役者を大切にしてあげてほしい。
オファーが来る。
隙間隙間で「なんとかこの1時間だったら」とねじ込む…みたいなことがある。
オファーする身としては「ありがてえ、それじゃそこでお願い」となるが、これが役者の命を擦りへらせているのではないかととても思う。
先に書いたことが現場であると「俺はこの人をオファーしないで、その分休んでほしい」とまで最近は良く思う。

藤原啓治さんや大川透さんなど、とても心配だ。
若い人たちも、若いからイケるところもあろうが、いろんなことが心配だ。

心配だー。

休んでほしい。
適切に仕事してほしい。
いい演技を保持してほしい。
より演技を高めていける環境を、事務所は考えてあげてほしい。

ほしい。