おはようございます、沙久良です桜

 

出張と休みの間のメール等の返信をお待ちくださり、ありがとうございましたキラキラ 本日より返信していきますので、お待ちくださいませメール

 

原稿修羅場がひと段落しましたので、お待たせしました昨年8月の神社ネタです神社 今回はぽにょちゃんの家系の呪詛解きネタです。あくまでネタとしてまとめておりますので、全ては書きませんのでその辺りは想像で補ってくださいませお願い

(ぽにょちゃんは分るから大丈夫!)

 

 

 

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「そんな亀井茲矩、難攻不落の鳥取城攻めでも火計を使ってますが、西暦1604年に鳥取県鹿野町に鎮座する鷲峰神社(じゅうぼうじんじゃ)を焼き払うという事をしましてね、その子供政矩が1612年に再興したそうです。まあ戦火ででしょうけど、それで命を失った兵もいれば、動物だってたくさんいたでしょう。その中には鹿もいたでしょうねぇ。何より、祀られていた神様は大いに怒り狂った事でしょう。

 

鷲峰神社に祀られていらっしゃるのは大己貴神、素戔嗚神、稲田姫神ですが、その内の一柱の大己貴神が鷲峰神社の鎮座する鷲峰山に妻を求めて天羽車大鷲に乗って降りられたそうで、その由緒の記載では八千戈神(やちほこかみ)と大己貴神事こと大国主神の戦いの神名なのです。

 

大国主神は山口県鹿野町の二所山田神社にも祀られていらっしゃいますし、メガネ右さんのお父さんは出雲大社の宮大工も務められ、石見分祀でも度々声をかけられる大国主神にガッツリ護られた家系の娘さんです。つまり、お兄さんはメガネ右さんを通じて大国主神の御加護をいただいて護られているのと、その娘たちは当然の事ながらさらに大国主神の御加護をいただき、呪詛は出ないのではいかなと思われます。

 

ええ、鷲峰神社の大己貴神も、お母さん、そしてメガネ右さんを家系に入れる事をお許しに成ることで、そなたの先祖のしたことに解決の切っ掛けを与えようという事です。ちょっと分かりづらいですよね。いや、だいぶんですね。なので、妹のぽにょさんが呪詛を解く者として生まれたのでしょうし、お母さんが亡くなられた時にその呪詛の大元は、家族関係を壊そうとぽにょさんに憑依し、メガネ右さんに激しく嚙みついたような物言いをしたのでしょう。

 

お母さんもその母、お兄さんにとって母方の祖母が下松出身ということで、二所山田神社へと参拝した事もあるでしょうし、遡れば鹿野の血が入っているやもしれません。同時に、花岡八幡宮は尼子氏と対立した大内氏・毛利氏の祈願をしていた神社でもありますし、お母さんの血脈は尼子氏亀井とは敵同士であり、この婚姻を持って過去の因縁は帳消しにという事もあったのでしょう。昔敵は今の味方、敵の血筋、並びに敵が崇拝した神々にも護られているという事です。」

 

途中、私から後ろの筆頭執事清流くんinに変わって説明をする宝石ブルー

 

(そうなると、お兄さんは亀井茲矩というより、亀井政矩の方が魂的には近いのかしら?しかし、鹿を強調したよ、清流くん。つまり鹿がキーワードなのか。)

 

亀井茲矩と政矩の親子関係がどうであったは知りませんが、何かしらの確執もあったのかもなどを妄想する。あくまで妄想ですよ、史実ではないです汗

 

「なんか、ゆうほりんがすごく難しい事をスラスラ話した…。頭良すぎて分らん…。」

 

ポツリと娘のEmoちゃんが呟く知らんぷり まずいと思ったのか、その呟きで清流くんが出ていくダウン

 

「えっと、要するにね、先祖に亀井茲矩が居たと仮定して、その茲矩さんが戦いに勝つためにか神社燃やしちゃったのよ。これは神社そのものを燃やすんじゃなくて、何か外の物燃やしたら神社に飛び火しちゃったのかもね。茲矩さんがやったのではなく、指示したら結果としてそうなったと思って。

 

それって罰当たりよねぇ。だから神様の祟りもあったのかもしれないけれど、鹿野藩初代藩主にもなったから、その時点でなんらかの神様へのごめんなさいって謝罪をしたでしょうけど、それを許さなかった神様もいたかもしれないって事ね。

 

それがもしかしたら、焼け死んだ動物とか、山に元々いた山の主…そうねぇ、鹿みたいな姿だったとしたら、もののけ姫のシシ神様みたいな存在だったのかもね。神社に祀られていらっしゃった神様への謝罪は済んだし許されたけれど、このシシ神様みたいな自然の神様には許されなくて、そのままその呪詛は静かに続いていたのかもよって話ね。

 

後はまあ…うん、いっかなぁ……汗

 

ものすごい略した、私笑い泣き

 

「そっか、なるほど~!」

 

どうやらその場にいた皆は、私の説明で納得したらしい。良かった、良かった合格

 

「なんにしても、今回お父さんの一番の功績は、家系の呪詛に気付かせてくれた事と、バラバラになった家族を再び仲直りさせて戻した事かな。」

 

「そうだな、それはある。それはおやじにも感謝する。…けど、」

 

「けど?」

 

「そのおやじが、退院してから本当に赤の他人みたいな感じがして落ち着かない。本当に生きている人なんだろうかという臭いがする。おやじの臭いじゃない。」

 

これに頷く家族。ぽにょちゃんも別人が入っているんじゃないかって言っていたのを思い出した。

 

「そっか、そうなると入っているのはおそらく…。」

 

そう話しかけると、お父さんがダイニングリビングに水を取りに入って来た。

 

「こんばんは、おじゃましてます。」

 

そう挨拶すると、お父さんは私をじっと見た後、太ももに両手を添えて深々と頭を下げた。

 

 

 

「これはこれは…、どうぞよろしくお願いします。」

 

 

 

と。

 

 

 

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お父さんが水をコップに持って出ていくのを無言で見送り、しばらく沈黙が続いた。

 

「…あれは誰?」

 

私がぽつりと呟くと、

 

「ね、違う人でしょ。」

 

とメガネ右さんが大きなため息とともに答えた。

 

「おやじはあんな丁寧な挨拶はしない…汗

 

お兄さんも少々(いや随分と)ドン引き気味だ。

 

「お父さん、今まで挨拶しても、『おう』とか『ああ』とか興味なさげに答えるだけで、頭なんて下げた事ないよね…汗 あんな武士みたいにちゃんと丁寧に頭下げれるんだ。って、別人だからか。それにあの臭いは死臭だわ。」

 

「やっぱり。お父さんの身体、死んでるよね。」

 

「うん、死んでる臭い。でも今は生きてる。」

 

「そう生きてるの。だから不思議。これって生かされてるって思うべき?」

 

「おそらく…。」

 

「じゃ、誰だろう、お父さんの中に入ってる人?」

 

「亀井茲矩…かな。」

 

「えぇ~!でも、そうしか考えられないか、今までの話の流れだと。」

 

「そうね…。」

 

気になる事や清流くんが話した内容で引っかかる点はあったが、それよりもお父さんの状態に驚いて頭が回らなかった。

 

「とりあえず、今夜の内にこの家には結界張って、それから8月に入ったらぽにょちゃんと一緒に最期の仕上げの為に鳥取県鹿野町を中心に神社を参拝してくるわ。現地に行かないと分からない事もあるしね。また報告する。」

 

「うん、よろしくねゆうほりん。」

 

「よろしく、お願いします。」

 

お兄さんも亀井政矩が表に出たのか、お父さんに負けず劣らず武士みたいな礼儀正しい深々としたお辞儀だった。

 

 

 

続く~神社

 

 


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