✮・✮・櫻葉小説です


ピンポーン

ガチャ…


「入って!」



「あ…、うん」






ドアを開けるのも早い。

なんかすごい勢いでまくし立てられるようにソファーに座らされた。





「あ、大野くん」


そこには大野くんもいて

見たこともないほど真剣な顔をしてる。







「え……なに……?」




何の話か不安になって二人を交互に見ながらそう言った。



「まーくん……、その……今のね?まーくんの状況をね?教えてほしいんだけど、、、いい?」



「……は?」



俺の状況?????





「ご飯、、、食べれるようになったの?」


「あ……そういう話?」


「いいから質問に正直に答えて?正直にだよ?大事なことだから!」


「あ……うん……」




わけがわからないけど

ニノが真剣だからちゃんと答えようと思った。





「どのくらい?」


「え……う〜ん……と、、、夕食は翔ちゃんと一緒だからけっこう食べるよ?喜んでくれるから。朝は……簡単なものかな?昼は……正直言うとあまり……。ぜんぜん食べない時も多い。」


「そっか。それならそれでいいよ。昼は無理しないでこのままで行こう!」


「は?」


「あと、笑えるようになったんだよね?」


「え……、うん。」


「じゃあ翔ちゃんの前で泣いたりした?」


「あ……うん。」


「マジかーーーーー!!!!!」




………え?だめなの?




「怒るのは?」



「え?……どうだったかな?怒ったりしたかな?ごめん……ちょっとわからないかも。」



「まぁ元々まーくんは怒ること自体が少ないからね。それは置いとこう。
………じゃあ寝るのは?」



「あ……うん。それが……なかなか出来なくて………」



ホッ



……ん?今、ニノも大野くんもホッとした?



「あでも……今日翔ちゃんと一緒に寝ようかって話になって。そう約束してるよ。
翔ちゃんと一緒に寝たらきっと、
俺はぐっすり眠れる気がするんだよね。」





「「ダメーーーー!!!」」




は?………





ニノと大野くんは二人揃って大声でそう叫んだ。