今日の現場は、埼玉県さいたま市。
警備員は1名。
作業員は1名。
光ケーブルの工事に伴う誘導。
工事車両で市内を行き回るが、調べてたら、上尾市を一時的に通過していた。
交差点の端に工事車両を停めて、作業をする。
今回は比較的交通量の少ない現場だった。
付帯業務に関するクレームが多いが、その中でもっとも印象深いクレームをピックアップしてみる。
地上工棒と言う名の、長い棒を、先方さんから、
「あの電柱の脇に置いて寝かせて欲しい。」
と言われて、渡された。
そこには、ちょうど駐車場があって、電柱の脇に置くと、車が通るかもしれなかった。
私は、ちょっと考えて、駐車場の脇に置くとき、カラーコーンを端と端に置いた。
カラーコーンは、2個使った。
あとで、先方さんに怒られた。
「駐車場の入り口に置いてもし車が通ったら、壊されるじゃないか。
置き方は、こう置くんだよ。」
と言って、駐車場の入り口から見て垂直の方向に、斜めに立てかけるような、置き方をした。
つまり、車が来ても大丈夫だった。
その後、先方さんに色々と説明して、
「端と端にカラーコーンを置けば、車が来ても踏まれないと思いました。」
と言ったら、
「真ん中に1つ置けば、踏まれないかも。」
と、先方さんが言った。
地上工棒は、長さが10メートルぐらいの棒で、電柱の高さを測るのに使われる。
これは、使ったらすぐに縮めて片付けるものだが、今回は例外的に、長く伸ばしたままで、数ヶ所連続で測ってた。
その、長い棒を長いままでどこに置くかがネックだった。ただ、先方さんの言葉遣いが、「寝かせて」だったので私はてっきり、斜め置きはダメだと思い込みしていたのも事実。
しかし、それは言葉の紛らわしい表現の違いだったらしい。
私はこの日、長いものを置くとき、端と端にだけ置くものだと思い込みしてたが(交通誘導検定2級では、端と端にカラーコーンを置けば、真ん中はいらない、と、習ってた)、新たに、それを踏まれないためには、真ん中にもカラーコーンをあと1つ、置くものだと言うことを学んだ。
他にも、迂回のことでクレームが発生したが、幸い、ドライバーさんたちの協力を得て、素直に迂回していただけたおかげで、仕事は早く終わることができた。
夕方、仕事が終わる頃から雨がザーザーと降り始めていた。
そして、
仕事は無事に終わった。