19歳 パート2 | 365days DIVING!!!

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AKIRA WILSON Official blog

さて、前回の続きです。

 

僕が18歳で結成したバンドPUZZLEは

ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、

4人編成のロックバンドだった。

僕はヴォーカリストだったのでギターは弾いていない。

たまにアコースティックギターを弾くくらいだった。

 

PUZZLE LIVE IN BESSIE HALL

 

ドラムは僕が高1の頃から一緒にバンドをやってた由利を誘った。

 

由利の父ちゃんは地元、道南の乙部町で

クリーニング屋を営みながら

仲間達と音楽をやってて、家の4Fを改造してリハーサルスタジオにしていた。

だから高校生の時は田舎だったけどきちんとした環境で練習が出来た。

それは今考えても大きい事だった。

そこで育った由利はドラムもベースもギターも弾くマルチプレーヤーで、

特にドラムは群を抜いて上手かった。

 

ギターは最初、メタル好きの坂本という奴にお願いしてたんだけど、

リハの欠席が多かったから南という奴を友達から紹介してもらった。

 

南はTHE JAMやTHE WHOが好きだったが、

ロカビリーをベースにしたHILLBILLY BOPSのような

バンドの方向性を理解してくれてロカビリーっぽい曲を

次から次へと僕と二人で共作した。

 

 

 

 

 

ギターの南と

 

バンドメンバーはそういう大学周りの人脈で構成されていた。

 

そしてもう一つ僕の音楽性や人生に多大な影響を与えたのは

18歳からバイトをしていた『石黒商会』の人脈だった。

 

石黒商会とは、当時札幌市内に雑貨屋を6店舗経営していた札幌名物のショップを営む会社で

ZIPPOや腕時計、バック、衣類、アクセサリーを販売していて毎日驚くように売れていた。

そこには名物店員が沢山いた。

亀仙人のようなスキンヘッドのエツさん、真っ黒に日焼けしてGOLDGYMのトレーナーを着ているマッチョのタカさん、

元BLACK CATSのベーシスト、中村ハジメさんや

後にthe pillowsを結成するギタリスト、ピーさん、

バンドをやっていたカツミさんなどが働いていて、そんな変な店員さん目当てでくるお客さんも多かった。

そこに新しくロカビリー好きなヒデちゃん、

THE MODS好きなホリちゃん、そしてギターの南もバイトに加わったから

それまで楽しくなかった札幌の生活が楽しくなって

交友関係が一気に広がったんだ。

 

元BLACK CATSの中村元さんと

 

そんな僕が働いていたコスモビルに、

ある日、剛くんという背の高いリーゼントの人が尋ねてきた。

 

当時僕は金髪のリーゼントを横で刈り上げて、

古着のジーンズに自分で絵をペイントして

鍵をジャラジャラ鳴らしながら働いていた。

 

「君、カッコイイね。どこで服買ってるの?」

剛くんからそう言われてめちゃ嬉しかった。

 

その頃の札幌は『ロッケン』という 7 : 3 リーゼントにして

チームのスイングトップを着てCREAM SODAの財布を差し

ウォレットチェーンの先に鍵や栓抜きをぶら下げて

ジャラジャラ音を鳴らしながら歩く輩が多かった。

 

週末のススキノ、ロッテリア前にはもう『ロッケン』しかいなかった。

地下街を歩いてても必ず出くわすくらいそういうファッションの若者が多かった。

僕は自分なりの服装をしたい、自分なりの音楽をやりたいって言う信念があったけど、まだ自分の表現を具現化出来る技量が備わってなかった。手っ取り早く表現出来るものはファッションしかなかった。だからそれを褒められるのは嬉しかった。

 

札幌には当時古着屋が沢山あった。

80年代後半、90年代前半は古着が流行していた。

丁度、札幌CREAM SODAが無くなっていた時期で、

JACK MORRISというロカビリーショップや、ボバフェッツ、VOICE、

ママプルコゴールド、ココナッツグローブ、などがあった。

 

 

JACK MORRISは後にSIDE-ONEでお世話になる圭さんのロカビリーショップ。

ワタルもそこで働いていた。ボバフェッツにはA STORE ROBOTの商品や

ラバーソール、BILLY、LA ROCKAが少し取り扱われていた。

僕は当時、ロカビリーっぽいデザインが多かった

BLUE ON PINKというブランドを好んで着てた。

 

そしてCLUBを知ったのもその頃だった。

当時札幌には『AL'S BAR』と『WALL』というCLUBが有名で、

WALLのROCKの日に通っていた。

ロカビリーがかかる事は滅多になかったけど、

アダムアント『Goody Two Shoes』やBOW WOW WOW『Aphrodisiac』

ローマンホリディ『Don't Try Stop It』Cheap Trick 『Clock Strikes Ten』

それっぽい曲はその時に覚えた。

 

 

 

 

 

中学生の頃から『LONDON NITE』『ツバキハウス』 という名前を

雑誌でチェックしていた。そういうカルチャーがなんなのかもわからないまま

THE BOTSの1st ALBUMのインナーに『大貫憲章』という名前を見つけて

ジミー倉田の1st ALBUMのインナーに『ビリー北村』という名前を見つけた。

これって誰なんだろう、自分が知らない世界を知りたい、そう思っていた。

 

その後、剛くんは頻繁に遊びに来るようになっていた。

そして今、こういうの聞いてるんだよね、って言って

毎回ロカビリーテープを持ってきてくれた。

 

そこにはロカッツやポールキャッツ、シェイキンピラミッズ以外の

聞いたことのないネオロカバンドの音源がビッシリ録音されてた。

 

 

 

 

 

 

そして、『今度、俺の友達でまだ高校生なんだけど、

ロカビリーバンドやってる奴、連れて来るね。』

そう言って剛くんは帰って行った。

実はその剛くんはロカビリーバンド『カルト・ヒーローズ』のウッドベースだった。

そしてカルトヒーローズのヴォーカルは後の札幌ロカビリー中心人物、斉藤くん。

今度連れてくるねって言ってたのは当時まだ高校生のワタルだった。

SIDE-ONE結成1年前の話し。1989年。この話はまた次回に。

 

 

そんな自分のルーツを思い返してみると

何故自分がHARISSを結成したのかが

本当にわかるような気がするんだよね。

 

そんなHARISSのライブが7/27(土)小田原で

開催されるので是非遊びにきてね!!

 

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「Premium Summer Nite vol.8」

 

日時:2024年7月27日(SAT)

OPEN/START:17:00

前売¥4,500-/当日¥5,000

ドリンク代:¥600-(入場時+1D)

 

-LIVE ACT-

HARISS

ONE NIGHT STANDS

SHINJI AND HIS BLUECAPS

SiTuRAY CATS

 

-DJ-

TAI-C(Rock This YOKOHAMA Town)

SHINZ!!(Boppin'Gallopin'Slappin')

SHIN-G(Premium Nite)

 

Food

Akechan's kitchen

@akemirisa

@zhujianxiaoze

 

チケット予約

相川伸司  @sinnjiaikawa

TEL:090-9345-0271

Facebook、Instagramメッセージからでも予約可能です!

 

LIVE HOUSE 小田原姿麗人

TEL:0465-48-3967

 

お問い合わせ

LIVE HOUSE 小田原姿麗人(オダワラ シャレイド

〒256-0816 神奈川県小田原市酒匂1-5-33

TEL:0465-48-3967

 

 

そして8月24日(土)は1年振りのHARISSワンマンライブ

『TEENAGE FUN CLUB』を開催します。

DJに大貫憲章さんを迎えスペシャルゲストに

HILLBILLY BOPS横山さん、ギターの平野さんを迎えて

HILLBILLY BOPSセッションをやるよ!!

絶対遊びに来てね!!

 

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2024 / 8 / 24(土)@下北沢CLUB Que

CLUB Que 30th anniversary oneman series
HARISS ワンマン「TEENAGE FUN CLUB」

17:15 開場 / 18:00 開演 
前売 ¥3,500 / 当日¥4,000(1D600別)

【出演】
HARISS

【スペシャルゲスト】

横山裕高(HILLBILLY BOPS)

平野哲也(HILLBILLY BOPS)

【DJ】
大貫憲章(LONDON NITE)

発売日 Que店頭先行 5月24日(金)16:00~21:00 

一般発売 5月25日(土 )
イープラス

URL:https://eplus.jp/sf/detail/4107320001-P0030001

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