19歳 パート1 | 365days DIVING!!!

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AKIRA WILSON Official blog

HARISSが今年結成19年なので

19歳の頃の話をしたい。

 

18歳で札幌の大学に入学。

生まれ育った道南の上ノ国町を離れて

札幌の生活が始まった。

丁度その頃ヒルビリーバップス

宮城くんが亡くなった事を

ユウジが電話で教えてくれた。

ユウジは高3でまだ親元で暮らしてた。

新聞にも当時、その記事が載ってたのを覚えている。

 

札幌の新生活は最初全然楽しくなかった。

大学には気の合う友達もいなかった。

たまたま同じクラスのやつが

うちの寮にベースやってるやついるよと紹介してくれた。

そいつの名前は前田といった。

 

 

前田は青森出身。高校からバンドをやってて

沢山のオリジナル曲を作ってきちんとデモテープにしていた。

その曲数とクオリティの高さに圧倒されたんだ。

そしてROGUEが大好きで、

オールディーズも好きだった。

『Lipstick on  Your Collar』をカヴァーしててウマがあったから、

僕はその日から前田の寮に入り浸るようになった。

 

 

ROGUEは群馬出身のバンド。

80年代中期はBOΦWYかROGUEかと言われたくらい

群馬では人気を二分していたらしい。

その下の世代にBUCK-TICKがいた。

 

 

 

 

ROGUEにはロカビリーっぽい曲が沢山ある。

1985年にROGUEのギター香川さんが、後に『B・A・T』を結成する

砂川さんのいたロカビリーバンド『SCATS』をプロデュースしている。

 

 

後にBRIAN SETZERとコラボするくらいロカビリー好きの布袋さんがいた

BOΦWYにもそういう曲があるし、

BUCK-TICKにもロカビリーの匂いがあった。

現にBUCK-TICKは当時宝島に

ロカビリーサウンドって紹介されてたのがきっかけで僕は聞きだしたんだ。

ちょっとここで話が逸れるが、

後に重要なファクターとなる、

80年代初頭のロカビリーショップ、ロックンロールショップの話をしたい。

 

群馬にロカビリーが根付いている背景には80年代初頭、

『CAL-COKE』というロカビリー、フィフィティーズ ショップがあって

そこが不良文化の中心になってたらしい。

 

もちろんこの80年代初頭のロカビリー、ロックンロールブームの火付け役は

日本のバンドで言うとCAROL、COOLSに始まり、

ショップとしては原宿『CREAM SODA』そしてロカビリーバンドBLACK CATSが始まりだった。

 

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『CREAM SODA』以外にも東京には当時

『PEPPERMINT』『HIGH HEELED』

 

 

『AT THE HOP』『BEAT POPS』『TEDDY』『SHOUT』『CHOPPER』

『WILD DANCER』『FRESH BOX』などのロカビリー、ロックンロール、

フィフィティーズショップが乱立していた。

 

 

その中に群馬の『CAL-COKE』旭川の『ROCKABILLY』や、

 

 

確か九州の方にも『Bloody Mary』と言うフィフィティーズショップがあったと思う。

記憶が定かじゃないんだけど昔、兄貴の部屋にグリース缶があったんだよなぁ。

この旭川『ROCKABILLY』のステッカーを中2の時に函館の取扱いショップで見つけた時は嬉しかったなぁ。


 こういったロカビリーブランドの取り扱いショップは全国にポツポツあって

僕の住んでた北海道 道南の函館にも、「ヤマグチ」という学ランショップや「ダイナマイトヒロヤ」といジーンズショップが少しそういったロカビリーショップの商品を取り扱うパターンが多かった。

だけどここで重要なのは80年代初頭に

東京じゃなく地方でオリジナル商品を打ち出してるというところなんだ。

 

当時はまだ今のようにネットショッピングなんて発達してないし、

通販はあったけど、今ほど便利じゃないし、送料も高くて日数もかかる時代だ。

それでも東京よりも不利な地方でオリジナル商品を打ち出す心意気がまさにロックンロール!

 

だからこそオリジナルショップを出した群馬の

『CAL-COKE』も

旭川の『ROCK-A-BILLY』も相当の情熱があったんだと思う。

そしてその情熱は街中の不良に伝わって行ったんだと思う。

 

だから群馬のBOΦWY、ROGUE、BUCK-TICKは少なからずロカビリーに影響受けてるし、

80年代後半、ロカビリーナイトのDJとして活躍し、90年代には「GREASEVILLE」を立ち上げるTAGOさんが登場したり、

群馬のロカビリーイベント「ROCKIN’ BROADWAY」や『上州ATTACK』が

盛り上がる街になっていったんだ。

 



 

そして旭川にも『ROCKABILLY』の血を受け継いだ、

堀さんの「HAP STORE」がロカビリーショップとして君臨して

北海道のロカビリーシーンを牽引してくれている。

現在も『ROCKABILLY』の商品を復刻して販売している。

僕のギターストラップはそんな堀さんに製作して頂いたんだよ!!

 

 

そしてそんな土壌から日本を代表するサイコビリーバンド、SPIKEが産まれたんだ。

SPIKEのツヨちゃんは

中学の頃から『ROCKABIILY』に出入りしていてお店の人からも可愛がられていて

まさにそこでロカビリーエリートとして育ち

その熱量の全てであのSPIKEを作り上げたと言える。

 

 

 

 

こう考えてみるとやっぱり人の熱量って大事だなって思う。

何が好きで何に夢中になって、

何を伝えたいのか、

やっぱり好きな物への熱量というのが

一番嘘がないと感じるし、

その熱量は時を超えて繋がっていくんだ。

 

話しを戻すね。

その時点でまだ誰でもなかった

TEENAGERの僕が聞いていた

80年代中期の日本のバンドシーンは

パンクバンドやビートバンドが

台頭してきた時代で

その中に僕はロカビリーや

オールディーズの匂いのするバンドを

好んで少しづつ探していたんだ。

そのど真ん中にいたのがHILLBILLY BOPSだった。

 

その後、僕は前田とPUZZLEというバンドを結成するんだ。時は1989年。

その続きはまた今度。という事で。


そんな19歳を過ごしていたAKIRAが

2005年に結成したバンドがHARISS。

一度活動休止をして、2022年に再活動。

今年はHARISS19歳になるんだよね。

そのHARISSのライブが

今月7月27日(土)小田原で開催されます。

 

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「Premium Summer Nite vol.8」

 

日時:2024年7月27日(SAT)

OPEN/START:17:00

前売¥4,500-/当日¥5,000

ドリンク代:¥600-(入場時+1D)

 

-LIVE ACT-

HARISS

ONE NIGHT STANDS

SHINJI AND HIS BLUECAPS

SiTuRAY CATS

 

-DJ-

TAI-C(Rock This YOKOHAMA Town)

SHINZ!!(Boppin'Gallopin'Slappin')

SHIN-G(Premium Nite)

 

Food

Akechan's kitchen

@akemirisa

@zhujianxiaoze

 

チケット予約

相川伸司  @sinnjiaikawa

TEL:090-9345-0271

Facebook、Instagramメッセージからでも予約可能です!

 

LIVE HOUSE 小田原姿麗人

TEL:0465-48-3967

 

お問い合わせ

LIVE HOUSE 小田原姿麗人(オダワラ シャレイド

〒256-0816 神奈川県小田原市酒匂1-5-33

TEL:0465-48-3967

 

 

そして8月24日(土)は下北沢CLUB Queにて

HARISSワンマンライブ

『TEENAGE FUN CLUB』を開催します。

DJに大貫憲章さんを迎えスペシャルゲストに

HILLBILLY BOPS横山さん、

ギターの平野さんを迎えて

HILLBILLY BOPSセッションをやります!!

是非是非みなさん遊びに来てね!!

 

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2024 / 8 / 24(土)@下北沢CLUB Que

CLUB Que 30th anniversary oneman series
HARISS ワンマン「TEENAGE FUN CLUB」

17:15 開場 / 18:00 開演 
前売 ¥3,500 / 当日¥4,000(1D600別)

【出演】
HARISS

【スペシャルゲスト】

横山裕高(HILLBILLY BOPS)

平野哲也(HILLBILLY BOPS)

【DJ】
大貫憲章(LONDON NITE)

発売日 Que店頭先行 5月24日(金)16:00~21:00 

一般発売 5月25日(土 )
イープラス

URL:https://eplus.jp/sf/detail/4107320001-P0030001

下北沢CLUB Que https://clubque.net/
〒115-0023 東京都世田谷区北沢2丁目5−2 下北沢ビッグベンビル B2F 
問い合わせ OFFICEQUE 03-5433-2500