デフレマインドを吹き飛ばせ | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじのブログです。

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日本政府が日本経済が「緩やかなデフレ」状態であることを公式に認めたのは2001年だから、
安倍総理が「日本はデフレではない状況」と述べた2014年までだと13年ということになる。
しかし、企業や市場が『デフレマインド』に陥ったのはもっと早かった。

『デフレマインド』とは「長期にわたるデフレ(デフレーション)を経て世間に浸透し定着してしまった考え方、心理状態、消費の傾向などを指す語」(新語時事用語辞典 )であり、このマインドに陥ると、消費者は消費活動を抑制し、安い商品を求める。企業側も商品を安く売るために人件費や設備投資を削減し、さらに収益を将来のために留保するようになる。
https://www.weblio.jp/content/%E3%83%87%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89

バブル崩壊からでも約30年になるが、私の感覚では『デフレマインド』はそれよりもっと前から日本全体にはびこりだしていた。バブル期には一時的に前向きになったが、それが崩壊したことで余計に企業や消費者のマインドは後ろ向きになってしまった。

デフレマインドが最悪になったのは、円高デフレ政策を推進した悪夢の民主党政権時代だ。

そして、そこまで落ち込んだマインドは三本の矢を掲げた安倍政権の登場で大きく改善した。

野田前首相が解散を宣言して第二次安倍政権の誕生が確実となった翌日から株価が上がり円高も是正に動き出した。この段階では具体的な政策は何も実施されておらず、安倍総裁の提唱する三本の矢への期待感が市場のデフレマインドを揺り動かしたのだ。

ただ、30年、あるいはそれよりもっと長く続いたデフレマインドはそう簡単には変わらない。

なにしろ、現役世代の大半はデフレかそれに近い時代しか知らない。

長く続けてきた仕事のやり方や消費態度を変えるのは簡単なことではないのだ。

アベノミクスの金融政策と財政政策は民主党政権の無策で落ち込んでいた景気を回復基調にしたが、日本社会に染みこんだデフレマインドは払しょくできなかった
ここが改善しないと持続的で力強い経済成長は望めないのである。

特に、経済のエンジンである企業の経営者が開発や設備、あるいは優秀な人材の確保といった前向きな投資より、リストラやコストダウンといった後ろ向きの施策に走るようでは困る。

成長戦略は金融政策や財政政策に比べると多様な政策の集合で全体像が分かりにくいし、個々の政策の効果も見えにくい。
しかし、安倍政権の成長戦略にはデフレマインドの解消に働きかける要素が詰まっている

アベノミクスで景気が上向いた割りにデフレマインドが抜けきらない大きな理由は『少子高齢化』だ。労働力も消費力も低下するから、企業はもうこれ以上日本は大きな成長は見込めないと考えがちになる。

だから安倍政権は生産年齢人口が減少する中でも、様々な政策により高齢者や女性を中心に就業者数を大きく増やしてきた。さらに、定年延長や年金受け取り開始時期の選択範囲を70歳まで引き上げることで、労働力人口の減少に対応しようとしている。

また、人口減少に伴う国内の消費力減少には、TPPなどの経済連携協定が有効だ。
これにより、日本市場と同じような経済活動ができる環境が拡がることになるから、やり方によっては1億人の市場が5億円に拡がることになる。

英国などTPP参加国はまだ増えそうだし、米国やEUなど各国との経済連携協定締結締結も進んでいる。企業が世界に目を向ければ市場は広がるし、生産拠点を増やすことも容易になってきているのである。

国内で労働力が確保できなければ自動化を図るのもいいし、労働力が確保できる国で生産してもいい。企業が世界で戦える商品を作るために前向きな投資をする環境は整いつつあり、政府は税制面など様々な政策でそれを促している。

新型コロナウイルスの問題は世界やわが国に経済的にも大きな影響を与えそうだ。
政府は更なる経済対策を打ちだすと思うが、景気の一時的な後退があるかもしれない。
しかし、企業はこんな時こそ前向きな投資を進めるチャンスと考えるべきだ。

経済のエンジンである企業がデフレマインドを捨て去ることで日本は持続的で力強い経済成長を手に入れることができるのである。

(以上)
 

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