進次郎氏は発展途上 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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ネットでの進次郎氏評は厳しいが安倍総理をはじめ政権を支える重鎮たちの評価は高い。
政治家としての実績がないという人も多いが、2年前まで務めた党の農林部会長として農業改革を主導し、戦後以来の大改革(安倍総理)実現に大きく貢献している。

この仕事は長く続いた既得権の岩盤に穴を開け、利害の糸が複雑に絡んでいるのを解きほぐす困難さを伴うもので「言うだけ」では何も動かなかっただろう。
長い政治家歴の割りに、ろくな成果を挙げていない石破氏や野田氏と一緒にしてはいけない。

その進次郎氏が菅官房長官と月刊誌(文藝春秋)で対談しているが、そこで菅氏が「小泉氏は入閣していい」などと発言したことが話題になっている。
司会は田崎史郎氏だ。


菅氏「小泉氏は入閣していい」=ポスト安倍、有資格とも-月刊誌対談
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019080800995&g=pol


実際の対談も読んだが立ち読みなので内容はよく覚えていない(笑)
「文藝春秋などぶっ壊れたらいい」と思っているから購入する気にならなかったが、この対談は実に面白い。

この二人が思っていた以上にこれまでの関わりが深かったことも初めて知った。
進次郎氏は農林部会長の後の2年間を務めた党筆頭副幹事長では目立った実績はないが、その間に党務や選挙についてもかなり勉強したことも伝わってきた。

一時の彼は繰り返しモリカケ問題に言及するなど、安倍政権を後ろから撃つイメージが定着していた。しかし、4年前に入閣の話もあったのに「雑巾がけをしたい」と言って農林水産部長に就任し、あまり注目されることのない党務を通して勉強し実績も残してきたのである。

また、菅氏は進次郎氏が国会質問でもいい仕事をしたと明かしている。
第二次安倍政権発足当初、TPP交渉参加に慎重だった自民党が進次郎氏の国会質問を契機に賛成に傾いたというのである。

菅氏はそんな進次郎氏のこれまでの仕事ぶりをよく知ったうえで高く評価しているのである。

だから、2年後に総裁任期の切れる安倍総理の後継としても「早過ぎるということはない。やる気であれば別に構わない」とまで述べている。

とはいっても、すぐに閣僚を任せて2年後に総裁選出馬ではいくらなんでも早すぎる。
それでも、菅氏が敢えてそう言ったのは何年後かにそうなるための努力と厳しい経験を積む覚悟を求めたのだ。そして、進次郎氏自身もそれはよく分かっているのだと思う。

特に心配なのが外交だ。
その自覚のあるらしい進次郎氏は、話がこの分野に及ぶと安倍外交を語る菅氏の聞き役に回っている。しかし、これからの日本を背負って立つなら外交に弱くては話にならない。

それは、進次郎氏を評価している安倍政権の重鎮たちもよく分かっているようで、例えば、昨年の冬ごろ、党筆頭副幹事長に就任してまだ存在感が発揮できずにいた進次郎氏に対し、甘利明元経済再生相も「安倍外交を学べ」と次のようにアドバイスしている。


 小泉進次郎党筆頭副幹事長は間違いなく将来の首相筆頭候補です。「自民党には最後は進次郎がいる」というのが彼の存在感ですね。私は彼に地政学を学んでくださいと言っています

 私が感じる安倍さんのすごさは、地政学的に外交や安全保障を考えられることです。中国はなぜ、やみくもに南下政策をとるのか。なぜロシアはクリミア半島に出たがるのか。地政学でみれば各国の為政者の行動は読み解ける。歴史が繰り返すのは、地政学上その国のポジションからさまざまな行動に出るからで、それが戦争の歴史です。

 出くわしたことがない事態に遭遇したときにどう的確に対処できるかが政治家の真骨頂です。不測の事態に対処するには、きちんとした歴史観と地政学、時代観が必要で、そこから新しい事態に対処できる感覚が出てきます。自分に基軸がなかったら場当たり的で失敗します。進次郎君は今、何があってもぶれない縦軸と横軸を自分の中で位置づける作業をやっているのだと思います。

(2018.2.9 06:39【単刀直言】自民党の甘利明元経済再生相)
https://www.sankei.com/politics/news/180209/plt1802090004-n1.html


進次郎君は今、何があってもぶれない縦軸と横軸を自分の中で位置づける作業をやっている」との指摘が実に的確だ。国家観や外交観がハッキリしないことが彼の最大の問題点だが、進次郎氏はそれを自覚して自分の基軸を作ろうと努力しているというのである。

外交では主に菅氏の聞き役に回っていた進次郎氏だが、外交の機微に触れる情報がないからと断ったうえで、自分の考えも述べている。
彼なりに勉強してきているのだろう。

さらに安倍総理に近付くには、外交の現場に身を置いて磨いていくしかない。
今度の改造人事ではそんなポジションが与えられることになるのではないか。

それに比べると小さいことだが、次に心配なのが閣僚としての答弁力だ。
演説上手ではあっても閣僚として答弁をこなせるかどうかが未知数なのだ。

特に安倍政権の閣僚となれば、野党の揚げ足取りやマスコミの切り取り報道への対処が必要だが、河野、世耕大臣のようにSNSをうまく使えるわけでもない。
攻撃力は有るが防御力に不安が残るのである。

それを感じたのは、昨年8月号の月刊Hanadaの小川榮太郎氏との対談を断った時だ。

自民党筆頭副幹事長でありながらモリカケで政府や自民党批判を繰り広げている氏と小川氏の対談という花田編集長ならでは企画だったが、進次郎氏は断った。その結果、ページは小川榮太郎さんの『真の政治家に脱皮できるのか 小泉進次郎氏へ直言する』で埋められた。

編集部によると「対談には大変慎重な方」ということだが、政治家として、自分の考えを述べる絶好の機会から逃げたと私には思えた。
ところが、その対談には大変慎重な進次郎氏が今回は受けた

舞台が右派色の強いHanadaではなく文藝春秋であることや、相手が親しい菅氏ということもあるだろう。しかし、司会者の田崎氏は「ポスト安倍最有力の二人による対談」だと言っている。

進次郎氏は慎重に判断したうえでこの対談の企画に乗ったのだ。

つまり、ポスト安倍として一歩踏み出す決意を固めたということだろう。

私は、小泉総理の訪朝に安倍官房副長官が随行して大きな働きをしたように、安倍総理の近くで経験を積むのがいいと思う。しかし、総理はそれを飛ばして、いきなり閣僚に抜擢して試練を与えようとするかもしれないそれで潰れるような仕方がないと。

進次郎氏が菅官房長官に真っ先に結婚の報告をしたのもこの対談を受けたのも、ポスト安倍としてしっかり踏み出すとの意思表示なのだろう。
これからの数々の試練を乗り越え、ぜひポスト安倍として成長してもらいたい。

(以上)
 

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