【米朝首脳会談】ジョーク合戦は空振りだったが・・・ | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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初の米朝会談に臨む金正恩氏はかなり緊張しているように見えた。
ホテルに到着したとき、係員がリムジンに歩み寄ってドアを開けるのを待てずに自分で開けて出ようとしたのは最高権力者らしくなかった。

そして、車を降りるとすぐに右側に少し不安そうな目を向け、同じように左側も見ながら建物の中に入っていった。テロを警戒する癖があるのかもしれないが、私には思わず見せた素顔に見えた。外交経験がほとんどないまま、この大舞台を迎えれば緊張するのも当然だろう。

また、注目していたトランプ大統領と金正恩委員長のジョーク合戦は痛み分けに終わったようだ。まず、先制パンチを繰り出したのは金正恩氏のほうだった。廊下を並んで歩いている時に
 

「世界の多くの人はこれをSF映画と思うでしょう」

とトランプ氏に語りかけたのである。

しかし、この周到に準備したはずのジョークがトランプ氏に受けたようには見えなかった。言いたいことは分かるが、アメリカ人のトランプ大統領を笑わせるにしては、ポイントがずれているし、ジョークくらいは通訳を介さずに英語で直接語りかけるべきだった。

使えるはずの英語を使わなかったのは人前で敵性語を使うわけにいかない事情があるのかもしれないが、ジョークのセンスに文化の違いが表れているように思う。それでも、トランプ氏はちょっと笑ったし、一生懸命にジョークを飛ばした熱意は伝わったかもしれない。

一方、トランプ氏のジョークは完全にすべっていた。

ワーキングランチの座席に着く前の写真撮影時にメディアに向かって

「いいね。みんな良い写真撮ってるかい?素敵にハンサムで細く…完璧に見えるように撮ってくれよな?」

と大きな声を掛けたというのである。

これは、自分と金正恩氏の共通点である「肥満」をネタにしたジョークだったが、ニューヨークタイムズや朝日新聞との闘いをジョークにした安倍総理のように周りを爆笑させることはなかった。

それどころか、金正恩氏はむっとした表情を見せたのである。



通訳は独裁者が怖いのか「細い(thin)」をあえて訳さなかったそうだが、金委員長はその意味が分かり、このような表情を見せてしまったのである。

大統領は(金委員長が真剣かどうかは)『最初の1分で分かる』と述べた通り、早い段階で金正恩氏を交渉の相手として認めたのだろう。だから、このタイミングでとっておきのジョークを飛ばしたのにまったく受けなかった。

トランプ大統領は、まだ若い金委員長が自分が考えるより、はるかに肥満を気にしていることを理解していなかったのだろう。
大統領に東洋のまだ30代半ばの青年に通じる冗談を飛ばすのも至難のことなのだ。

金委員長は留学経験があるといっても数年だし、西側の情報によく触れているとしてもアメリカンジョークを飛ばせるほどの経験はない。
つまり、世代と文化のギャップが両者の渾身のジョークを不発に終わらせたのである。

さて、こうしてまとまった共同宣言についての評価は素人には難しい。

宮家邦彦さんは「北非核化の進展望めず」「トランプ氏の外交交渉は稚拙」と否定的だが、小川榮太郎さんはポジティブにとらえている。
高橋洋一さんは「政治判断としては共同声明はあんなもの」と述べている。

そして、今回の結果が一番気になっていたはずの一人、横田早紀江さんはこの会談を受けて次のように前向きなコメントをされている。


トランプ大統領の拉致問題提起を受け、横田早紀江さんがコメント
2018.06.12 18:51

 米朝首脳会談でトランプ大統領が日本人の拉致問題についても提起したと明かしたことについて、拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんは「私たちにとっては、よくここまで来たなという思い。いい方向になっていく道なんですけど、長い年月を振り返るほど、ここままでやってきたなという思いでいっぱい」とコメント。「早く日朝関係が回復するように、拉致被害者がとにかく元気な間に帰ってくれるように、早く会談してほしいなといつも思っていましたので、できるだけスムーズに、いろんな悶着がおきないようにやっていってほしい」と話した。

https://abematimes.com/posts/4363273


日本人としてもっとも重要かつ時間的な猶予もないのは拉致問題だ。しかも、核やミサイルの廃棄には時間もかかるし手順も複雑だが、拉致問題の解決は金正恩の決断次第だ。少しでも早く制裁を緩めさせたい彼が最も手を付けやすいのは拉致問題なのである。

トランプ大統領は制裁は続けるとする一方、「非核化費用は日本と韓国で負担を」とコメントしている。これは、金正恩に「早く安倍総理と会談を持て」と言っているようなものだ。つまり、今回の会談は日朝間で拉致問題などを話し合う流れを作ったと言えるのである。

我が国は拉致問題で金正恩に一度騙されているが、今回はアメリカをはじめとする国際社会が監視する中での交渉になる。
そして、この流れには安倍総理の意向もかなり反映されていると見るべきだ。

すべてがこちらの思うようにいっているとは思わないが、「シンゾー、どう思う?」「シンゾーの案に従う」のトランプ大統領が拉致問題を最優先する安倍総理の考え方を重視していることは間違いない。

そういう意味では、大まかで具体的な時期や方策に触れていない合意文書も悪くないと言えるのではないか。トランプ大統領が拉致問題に関する安倍総理の考え方を詳細に金正恩に伝え、その事実を世界に向けて発信した。解決済みとしてきた北朝鮮の壁に穴を開けたのである。
 

事態はやっと、しかし確実に動き始めている。

(以上)
 

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