猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじのブログです。


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文科省から出てきた「総理の意向」などと書かれた文書は本来は表に出てくるようなものではない。誰かのチェックを受けたわけでも内容を裏付ける根拠もなければただのメモであり、それが不明のルートで公開されたら「怪文書」以外の何物でもないのだ。

「総理の意向」との文言が入ったメモが存在することは確からしいが、加戸守行前愛媛県知事は「虎の威を借りないと役人は動かない」との表現で、役人が「総理の意向」などの文言を使うことを指摘しているし、高橋洋一さんも同様の主旨を述べている。

そんなメモを持ち出して大騒ぎするほうが異常なのである。

その高橋洋一さんは、元官僚の強みを生かして前川文書問題に関して鋭い論説や指摘を続けているが、この件を何とか大問題に発展させたいマスコミは発表の機会を与えようとしない。やっとテレビに出てもなかなか発言させてもらえないようだ。




昨日のフジテレビの番組ではある程度の話ができたようだが、それでも時間が足りなかったようだ。この話は官僚の作る文書や行動原理などを知らないと理解しにくい。短時間での説明を求められるテレビでうまく解説するのは大変そうである。

とはいえ、番組終了後にアップしたと思われる次のツイートは分かりやすい。




まあ、見たとおりである。
ただ、諮問会議やワーキンググループの位置づけやどんなプロセスで中身が決まっていくのかをある程度理解していないとこのツイートの意味はよくわからないかもしれない。

そこで、かえって分かりにくくなるかもしれないが(笑)少し説明を加えてみたい。

文科省が2015年以来の宿題だった「獣医師需要見込み」を期日の2016年3月31日までに出せなかった段階で50年以上獣医学部新設を認めてこなかった岩盤規制に風穴が空いた。
「2016.3・31で文科省完敗」とは、そういう意味である。

また、それから約半年後の9月16日にはワーキンググループによる文科省と農水省に対するヒアリング(議題は獣医学部の新設のみ)が行われた。しかし、そこでも文科省は需要見込みを出せず、すでに空いていた風穴をふさぐことはできなかったのである。

議事要旨によると、それまでと同じ主張を繰り返すだけで、八田達夫座長からは「2015年に、この問題を年度内に検討を行うはずだったわけですから、需要があるないということに関する結論が遅きに失している」と厳しく指摘されている。 


国家戦略特区ワーキンググループ ヒアリング(議事要旨)平成28年9月16日(金)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/h28/shouchou/160916_gijiyoushi_2.pdf


ちなみに、座長の八田氏は、先日、竹中平蔵氏など諮問会議の民間議員と共に「首相から要請一切ない」との主旨の会見で説明や質疑応答の中心になっていた人物だ。

このヒアリングに文科省から出席していた浅野敦行高等教育局専門教育課長と辻直人課長補佐は最後のチャンスともいえるこの場で何の抵抗もできずに終わった。
それを高橋さんは「文科完敗」と書いているのである。

彼らはすでに方向が決まっていた獣医学部の新設を覆すことができなかった。
すでに方向が決まっているのに、家計学園の獣医学部を新設するという意味での「総理の意向」などいまさら必要ない。

むしろ問題なのは、その後の獣医師会側の圧力でせっかく空いた風穴が狭まってしまったことだ。9月16日の段階では家計学園と京産大が俎上に上がっていたのに、一体だれがどんな手を使って働きかけたのか、たった1校だけの認可になってしまったのである。

そうなればこの年の3月に名乗りを挙げたばかりの京産大が辞退して2007年から手を上げ続けてきた今治市、加計学園に決まるのは自然な流れだ。

話を上記のヒアリングに戻す。
冒頭、事務局を務める内閣府の藤原審議官は次のように述べている。


文科省、農水省にお越しいただきまして、獣医学部の新設の問題ということでございま
す。学部、大学を問わず、これは去年の成長戦略の中でこの問題につきましては政府決定
をしており
まして、当時、本年度中に検討ということなので少し時期をもう越えておる
ですが、関係省庁とともに政府として宿題を負った形になっているというのがポイント
ございます。

また、先週金曜日に国家戦略特区の諮問会議が行われまして、まさに八田議員から民間
議員ペーパーを御説明いただきましたが、その中で重点的に議論していく項目の1つとし
てこの課題が挙がり、総理からもそういった提案課題について検討を深めようというお話もいただいております
ので、少しそういった意味でこの議論についても深めていく必要が
あるということで今日はお越しいただいた次第でございます。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/h28/shouchou/160916_gijiyoushi_2.pdf


いきなり「去年の成長戦略の中でこの問題につきましては政府決定している」と釘を刺している。要は、文科省と農水省に対し「今日が最後」と言っているのである。
では、先週金曜日にあったという諮問会議で安倍総理はどんな「意向」を示したのか。

知事就任間もない小池氏も出席した2016年9月9日の国家戦略特別区域諮問会議の最後に安倍総理は次のように述べている。
尚、会議中の総理発言はない。

○安倍議長
 今日は、小池東京都知事にも御参加いただき、私がかねてより進めてまいりました「外国人の家事支援人材の受入れ」を、東京都の全域で、早速実施していただくことになりました。

(略)

新たに国家戦略特区と規制改革の両方を担当することになった山本新大臣と民間有識者
の皆様には、本日提案いただいた「残された岩盤規制」や、特区での成果の「全国展開」
についても、実現に向けた検討を、これまで以上に加速的・集中的にお願いしたい
と思い
ますので、よろしくお願いします。

第23回国家戦略特別区域諮問会議(議事要旨)より
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/dai23/gijiyoushi.pdf

たった、これだけである。
「もっと仕事を早くやれ、成果を挙げろ」とトップとして当たり前のことを言っている。

ここで言及されている「残された岩盤規制」の中には「獣医学部の新設など」の文言があり、これを受ける形で上記の省庁に対する最終のヒアリングが行われたのである。


第23回国家戦略特別区域諮問会議 資料3「国家戦略特区 今後の進め方について」より
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/dai23/shiryou3.pdf

しかし、有効な反論材料を持たない文科省は岩盤規制(=省益)を守れなかった。
担当課長段階で勝負はついていたのである。

「総理の意向」との文言は、省益を守れなかった彼らが身内や上司に対する言い訳のために使ったのではないか。

貧困女性の実態調査と天下りあっせんに忙しかった前川前次官がこの件にどこまでかかわっていたか知らないが、自身の職を解かれ、そのうえ天下りと岩盤規制の二つの省益を奪われた恨みは大きいのだろう。だから、「総理の意向」に飛びついた。

しかし、その「総理の意向」の正体はそれまでも繰り返してきた「岩盤規制の撤廃を加速的・集中的にやりなさい」だった。
一体何が問題なのか。

高橋洋一さんの言う通り「簡単な話」のだが、これがマスコミや野党の印象操作で「いかにも何かありげ」にされているのである。
追い込まれて必死の敵はやはり侮れない。

(以上)
 

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