ネット選挙解禁!三橋貴明さんは出馬するのか? | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

2010年4月16日に、大阪産業創造館で三橋貴明さんの「マスコミに騙されてはいけない!日本経済の真の実力」と題する後援会が開催された。三橋ブログでの呼びかけに応えて会場の整理でも手伝おうと考えた私は、公演開始の14時30分よりかなり早く会場に着いた。


三橋さんは既に自民党公認での立候補が決まっている「立候補予定者」なので、自民党大阪の人も何名か来ていたが、この日満員になった200人の会場の整理、受付、それに講演会の写真撮影まで、かなりの部分をその日初めて顔を合わせたボランティアがこなした


この日のことを、三橋さんは『4万2246票 参院選に自民党から立候補―無謀な戦いの全記録』にも書いている。「平日の金曜14時30分~」で、当日は大雨という最悪の条件のなか、しかも「動員」は一切なしで、200名以上の聴衆と、かなりの数のボランティアが集まったのだ。


そのうえ、私のような暇人もいたが、普通の会社員にしか見えない人が大勢参加していた。有給休暇を取ってまで講演会に参加した人が大勢いたのである。三橋さんは、インターネットの案内だけで起きている目の前の光景を見て、「時代は変わった」とつくづく思ったという。


会社を休んでまで参加した人の気持ちを代弁すると、麻生政権が倒れて目の前が真っ暗になった我々にとって、この参院選は巻き返しを図る第一歩だった。そういうときに三橋さんが、やむにやまれぬ気持ちで立候補を表明し、インターネットを活用した選挙選を戦うと宣言したのだ。


そのやむにやまれぬ気持ちはブログを通じて強く伝わってくる。だから少し熱に浮かされたような気分になりながら、新しい政治の可能性に強い期待感と高揚感、さらにある種の使命感を持って会場に向かったのである。自分には何ができるのだろうかと考えながら。


そして、ネットの呼びかけでこの日駆けつけたボランティアのような、政治も選挙もまったく経験がない大勢の人が、その後の講演会、街頭演説会、そして、本番の選挙戦までお手伝いすることになる。三橋さんとその支持者は、まさに前代未聞の選挙戦を展開したのである。


結果は全得票数4万2246票で、目標の半分にも満たない惨敗だった。10万票以上といわれた当選ラインを突破するには、ブログ読者数4万人ではもともと不足だったのだ。それに、テレビで顔が売れ書店に著書が何冊も並ぶ現在とは違い、三橋さんはそれほど有名ではなかった


三橋さんは、その不足分を新しいネット選挙で獲得しようとしていた。自身の街頭演説を撮影して、その様子を自分で解説する番組を後援会のホームページで流すことなどいろいろ考えていたようだが、結局インターネット選挙は解禁にならず、選挙期間中は肝心のブログすらまったく更新できなくなってしまった


その影響は大きく、実際の選挙選に入ると、公示前の街頭演説に比べると人の集まりも熱気も落ちてしまった。もちろん応援演説の麻生総理と一緒に選挙カーに乗ったときのように、熱狂に包まれた時もあったが、ネットを封じられては、大きな風を起こすことは出来なかったのである。


さて、そのネット選挙がいよいよ解禁になる。


ネット選挙解禁 法案修正協議で一致
NHK 4月3日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130403/k10013654711000.html


私が2010年6月にアメブロにブログを開設したのは、三橋さんのインターネット選挙を応援するためだった。しかし、あのときは何も出来なかったし、今回も何ができるのかまだよく分かっていない。これから勉強しなければいけないのである。


しかし、その前に、肝心の三橋さんは今度の参院選に出るのだろうか。ブログのコメント欄でも話題になり始めているが、まだ、ご本人からは何の表明もない。
それに関して、2月10日のエントリにこんなことを書いた。


拙エントリ『三橋貴明さんは参院選に出馬するのか? 』から
(前略)

自民党は、すでに第一次の候補者発表をしているが、三橋さん自身はどう考えているのだろうか。出るなら準備も必要だろうし、支持者にも心構えがいる。そこで、講演後のサインを求める列の最後に並び、思い切って、しかし、小声で聞いてみた。「参院選は出るのですか?」


はっきり言って分からないです


まあ、無難な答えである。ただ、前回に懲りて絶対に出馬しないということではなさそうだ。
そして、三橋さんはそのあと、もう一言付け加えてくれて「あぁ、そういうことか」と思ったのだが、年のせいか生来の健忘症のせいかどうしても思い出せない。
余計なことを思い出さなくても、そのうち三橋さん自身から表明があるだろう。
(以上)


このとき三橋さんは「はっきり言って分からないです」と答えてくれたのだが、昨日のニュースで自民党が擁立を検討しているというニュースが流れた。


自民、参院選に五輪金の塚原氏擁立
日経 2013/4/3

自民党は2日、夏の参院選の比例代表候補として、五輪体操金メダリストの塚原光男氏と元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏を擁立する方針を固めた。同党幹部が明らかにした。3日にも正式に決める。党幹部によると経済評論家の三橋貴明氏の擁立も検討している
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0204A_S3A400C1PP8000/


もう、ここまで分かっているので、あの時三橋さんが付け加えた一言を明かすと、「自民党次第です」というものだった。要は、ご本人は出馬する気はあるが、自民党内での検討がまだ続いているのであるが、このニュースどおりなら、出馬の可能性はかなり高まったと言えそうだ。


三橋さんが出馬することになれば、当然全力で応援するつもりだが、上記のエントリで私は次のようにも書いている。


しかし、いまのところ、三橋さんは出馬するのかしないのかをまったく表明していない。私は、出馬するのであればできる限り応援したいと思うが、安倍総理、麻生副総理兼財務大臣が実現したいまなら、評論家として、あるいは三橋経済塾で人材の育成をしてもらったほうがいいと考えている。


とは言うものの、三橋さんが考えているインターネット選挙に、ぜひ参加したいとも思う
それに、三橋さんの知名度は当時よりはるかに上がっているし、今回のネット選挙解禁で当選の可能性はさらに高くなったはずだ。自民党がどんな結論を出すのか注目したい。

(以上)


4万2246票 [単行本]
三橋 貴明 (著)


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