2010-10-18 21:29:00

谷崎潤一郎おもしろい

テーマ:芸術
(社長 長谷川達哉)

前にちょっと「今はまっている小説は細雪だ」みたいなことを書いたが、
僕の中で今一番熱い作家は谷崎潤一郎だ。

しかし、今回細雪を読むまで、谷崎は僕の一番嫌いな作家の一人だった。

まず、文章がだらだら長くて鬱陶しい。
それに細雪や春琴抄など代表作の多くは関西弁で書かれており、
慣れない僕には読みにくい。
そして恋愛観が全く合わず気持ち悪い。

など、どこを取っても気に入らなかった。

細雪も日本文学界に燦然と輝く名作であることは周知なので、
昔から何度も読もうとしたのだが、
そのたびにおもしろくなくてやめてしまっていた。

しかし今は非常におもしろく読んでいる。

理由は前にも少し書いた、物語の構成などを重視して小説を
読むようになったから、というだけなのだが、見方一つで
こんなに物事の楽しみ方が変わるものかと自分でも驚く。

昔は単に「だらだら長くて鬱陶しい」と思っていた文章も、
その長い文章が、前に書かれたことからひも付いて二重の意味を
持っていたり、今後書かれる無数の事柄への布石になっていたり、
その構造が非常に複雑かつ精密に関連して一つの小説になっている。
その構造こそが彼の文学の神髄であり、すばらしさだとということが
理解できるようになり、非常におもしろく読めるようになった。

鴎外の「一つの言葉で千を語る」というような力のある
文章も素晴らしいが、こういう小説もそれはそれで
素晴らしいなと、今更ながらに日本文学の偉大さを感じた。


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