こんにちは。アキラです。
この記事は回想録になっています。
参考にされるかもしれない方の為に、子宮頸がん関連事象や、病気の症状、治療内容などストレートな表現になっていますので、気が進まない方はスルーで読み飛ばして下さいね。




2012年5月、予約した人間ドックの日。
簡単にプログラム内容の説明を受けてすぐ検査の開始。

血液検査、心肺機能検査、内科診察、X線など。特に問題なく進んでいく。

乳がんと子宮疾患確認の為の超音波検査。
筋腫ならここでじっくり検査されるかなと思っていたので、少し緊張していたけれど、胸とお腹の上を左右にゆっくり数回クルクルスルリーと撫でて、OK!と。
え?何か見落としてませんか~?と心配になる位あっさり終了。

なんだ、何でも無かったのかぁ、と安心するような、割引クーポンつきだと検査時間もケチられたかも。本当かしら?と疑うような、そんな微妙な面持ちで次へ向かう。

ついに子宮がん、感染症の検査の為のPap Smear (細胞診)。
感じの良さそうな女医さん。
あれ、さっきの内科医の先生だわ。そうか、やっぱり安い人間ドックだと専門医じゃないのね。チッ、っと意味もなく女医さんを見下す。
本当はとっても優しい良いドクターでした。日本語が流暢で、日本人だとわかるとずっと日本語で話しかけてくれたのですが、何せ体勢が大股開きで特にドクターとの間に仕切りも無かったので、はい、何というか、気恥ずかしくて会話する気分では無いですよね。こういう時。

心の中でブツブツ考えていた所で、診察開始。冷たい器具の感触に力が入る。
と、その直後、ドクターの声が静かな、でも早口なロートーンに。かつ、英語。
何か最近感じている症状ありますか?と。

炎症があるようなのでもしかすると痛みがあるかもしれません、と前置きされて細胞診。綿棒でで少しこする程度のハズなのに鋭い痛みで飛び上がりそうになった。ドンッ

そして重~い生理のような感覚に襲われる。多量に出血したようだった。ドクターは大丈夫よ~、少し出血があっただけだから~、と言いつつ沢山のティシューやら紙パッドやらを手早く出して来て処置をしてくれた。

やっとの事で、何故か、サ、サンキュー…と発したこの時の頭と心の中というと…
ドクター、少しじゃないよね。もう何十年も女やってますから、分かります、この感覚は。
ア~ア~ア~~~、これは、これは本当に、絶対本気でヤバイですよね。
どう考えても悪そうだ。何だコレ、筋腫じゃないだろう、じゃあ何だ⁈⁈ 何だって言うのよーーー、という叫び。突然の大量出血のせいか身体もブルブルと震え出す。
兎に角、変な体勢のままで何もできずに無力感とドス黒い不安に渦巻かれた。


こんな状況でも、ドクターはたまにあることだから心配せずに帰って大丈夫と笑顔で送り出してくれる。何か緊急性があればレポート送付前に直ぐに担当ドクターから電話をかけるから、と言われ、携帯を握りしめてタクシーで帰宅したのを覚えている。

この後、電話を見つめて過ごすも何の連絡もなく、レポートが送付されてくるまで三週間近く。なんならと、こちらから電話もしてみたが、レポートを待てとのこと。

それなら、案外大たこと無かったのか、と不安を吹き飛ばそうとしたけれど、やはり悪い予感は拭えず、夜も眠らず、細胞診、出血をキーワードで山程ネット検索したのはご存知の通り。沢山の方のブログに出会ったのもこの時です。

軽く3キロは痩せました。
情報に振り回されて一喜一憂するのは良く無いとおもいますが、この時得た情報はこの後すぐにとても役に立ちました。

これで何もなければ良いダイエットになったという笑い話で済んだものが、残念ながら、これが長いガンとの戦いの序章でした。















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