あなたがこの美味を味わえるのは今世しかない。
世界150ヵ国のグルメをミシュランからローカル人気店まで求め、自らNYとマドリッドでシェフを5年間を務めたAKIRAのガチンコグルメです。
☆はAKIRA個人の3段階評価です。
☆ おすすめ
☆ ☆かなりおすすめ
☆ ☆ ☆超絶おすすめ
☆ ☆ ☆ ☆死ぬ前に絶対食え！ （☆ ☆ ☆評価を超えたスーパー名店。あなたが生きているうちにこれだけは食え！）
札幌グルメ
☆ ☆ ☆ ☆「Toshi」（ハンバーグ。2000円〜）
トシさんは究極のハンバーグを目指す求道者である。
美味しいハンバーグは高級牛肉だけを使うという概念を牛、豚、鶏のミックスで破壊する。
牛は餌にワインのオリを混ぜる小原さんの池田牛。豚はホエー100％を飲ませる夢民豚、鶏は日本フーズの桜姫鶏。
第一回ハンバーググランプリで日本一に選ばれた、柔らかくジューシーなハンバーグだ。
ソースは12種類あるが、オレのおすすめは、「たっぷり山わさびハンバーグ」（ランチ180gー1860円。300gー2260円）だ。
ピリッとくる山わさびとジューシーなハンバーグが紡ぎ出すハーモニーは、世界でもここでしか味わえない至福の交響楽だ。
この値段にふくまれてついてくる究極のサラダも、自家農園の完全無農薬である。
何度も通っているが、オレはトシさんの「徹底的にお客さんを喜ばせよう」する想いに泣けるほど感動する。
☆ ☆ ☆「麺鍾馗」（めん しょうき。ラーメン。1000円〜）
不動のラーメン王国札幌を揺るがす「事件」が起きた。
京都の名店が殴り込みをかけてきたのである。
大阪と京都のラーメンはここ5年くらいで東京に次ぐ激戦区となる。
京都ラーメン界の頂上「セアブラノ神」がオーナー自ら札幌に引っ越して開いた「麺鍾馗」が大行列を作っている。
札幌には存在しなかった京都のだし文化「北海道三大昆布水つけ麺」（1200円）は、道民にとってはエイリアンの来襲だ。
羅臼・日高・利尻の昆布水に浸された麺はそれだけでつけ汁がいらないほどの美味だ。
つけ汁の豚清湯も濃厚なのに京風に洗練されていて、熱いスープ割りの出し汁が保温ポットで提供されるという、至れりつくせりの味変劇場である。
この発想、札幌にはなかったわ。
☆ ☆ ☆「クロック＋G」（欧風カレー。1500円〜）
車でしか行けなかった老舗「クロック」が北16条の町なかにオープンした！
オレの定宿ウイークリーマンションから徒歩3分という大事件である。
クロックの欧風カレーは、本格フレンチのシェフが手間ひまかけて玉ねぎを長時間炒め、ルーのブイヨン油に絶妙の旨さが溶け出し、しかもその円山本店で作られたルーがここに運ばれる！
「贅沢コンボカレー」（2100円。ビーフ、ポーク、チキン3種のせ）をたのんだ。
おおー、このルーはまさしくクロックの脳内麻薬を突き抜ける味！
☆ ☆ ☆「ながもり」（二条市場。海鮮丼、焼き魚、刺身。1000円〜。7：00ー16：00）
オレは店主の心意気に感動する。
「ながもり」名物サーモンハラス定食（1000円）と刺身盛り合わせ（2200円）をたのんだ。
行きつけの二条市場の定番「がんねん」より、安い、でかい！
がんねんの銀だら（1000円）の倍もあって1400円だ。
刺身盛り合わせに感動した。
7種もあって、なんと銀座なら1万円もするような大トロが3枚もついてくる！
店主の心意気にむせび泣くわ。
☆ ☆ ☆「大磯」（二条市場。海鮮丼、焼き魚、刺身。1000円〜。7：30ー16：00）
朝からやっている二条市場でダントツの行列店だ。
他の店と何がちがうかといえば、洗練された味つけである。
一番人気のウニ、タラバガニ、イクラの海鮮丼（3500円）のタラバガニが大きな身で驚いた。
ホタテとホッキ貝の2種バター焼（1000円？）のソースが絶品。カニグラタン（890円）もおすすめである。
☆ ☆ 「だるま4・4」（ジンギツカン。2000円〜）
ジンギツカンの行列店「だるま」で唯一ランチ営業をしているのがすすきのの「だるま4・4」だ。
1人で行ったら豪快な玉ねぎ野菜（170円）＋ジンギツカン（1280円）＋上肉（1680円）＝3130円が王道。
☆ ☆ 北華飯店（ほっかはんてん。ミシュラン・ビググルマン。ホイコーロー）
町中華でミシュラン・ビググルマンは全国でもめずらしい。
年配のご夫婦がやっている店で、必須はホイコーロー（800円）、チャーメン（（800円。あんかけ焼きそばそば）、チャーハン（750円）である。
ガテン系行列店の一番人気のホイコーローは胃袋にストレートにくる。
☆ ☆ 洋食屋グリル「ラパン」（洋食。1500円〜）
庶民系オムライス（1280円）の頂点と思うほどバランスがとれていて、直球ストレートで胃袋を直撃する。
カニクリームコロッケ（2個1000円？）も絶品だった。
☆ ☆「カレー魂デストロイヤー」（スープカレー。1200円〜）
スープカレー激戦区札幌の行列店である。
店主が修行した「村上プルプル」の味を受け継いだ「ナットキーマ」（納豆＋鶏ひき肉）がなんとも絶妙なハーモニーで客をとりこにする。
☆ ☆ 飲茶「はるのそら」（飲茶1000円〜）
円山から町なかにできた日本人が作る繊細な飲茶は絶品だ。
汁そばのダシも美味い！
初めて食べた「ハムスイコ」（写真左下）は揚げ餃子のような形で揚げ餅に包まれた甘めの中身のスパイスに驚いた。
干しエビの旨みが詰まった大根もち（写真右下）も単品ではずせない。
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