「シャム双生児」という言葉を聴いたことがあるかな?
体がくっついて生まれてくる双児、結合双生児(けつごうそうせいじ)のことである。
一つの受精卵が一卵性双生児になる過程でくっつき、奇形として生まれてくる。
結合した二人は同性で、女性ペアが3分の2と言われている。
1980年代にベトちゃんドクちゃんのことを聞いた人もいるだろう。
ベトナムで産まれた兄ベトと弟ドクは、体がくっついた足が2本で生まれ、ベトナム戦争で米軍が大量に散布した枯葉剤の被害と報道された。
1988年に母親と再会し、ベトが意識不明の重体となり、2人とも死亡してしまう事態を避けるため、日本から医師団が派遣され17時間に及ぶ分離手術をした。
2007年に兄のベトが腎不全と肺炎の併発により26歳で死去したが、ドクは東北の震災の時も支援してくれ、現在も42歳で生きている。
オレは1998年にタイ・バンコクのシリラート病院にあるコンドン解剖学博物館を訪れた。
そこにはたくさんの奇形胎児たちがホルマリン液のケースに展示されていた。
「気持ち悪い」「可哀想」「ホラー映画」などと、ほとんどの人は怖いもの見たさだろう。
しかしオレは「アジアに落ちる」247ページに書いたように、とてつもない衝撃を受け、奇形の子供たちから究極の「愛」と言うメッセージを受け取った。
誰からも望まれず、両親さえも絶望させ、ホルマリン液の中で奇異の目にさらされつづけた子供たち。
彼らが生まれてきた意味はないのか?
カムイがこの世に降ろしたものすべてに、価値はあるのか?
おまえは「愛」をどこまで理解しているのか?
のどもとにナイフを突きつけられる体験だった。
生きる価値のない人などいない。
生きる意味のない人生などない。(「名もなき命」)
オレは死ぬまで言いつづける。
「生きることは喜び以外のなのものでもない!」と。
彼らが生まれてきた価値は、絶対ある。
彼らが生まれてきた価値を証明するのが、この絵画だ。
彼らの存在はオレを感動させ、筆をとらせ、現実の絵画として具現化したからだ。
ラスコーの洞窟から2万年つづく絵画史にいた無数の画家たちが描かなかった究極の愛が、2023年の今、産み落とされようとしてる。
おそらくこれがオレの代表作となるだろう。
最初はAKIRA美術館用の非売品にしようと思っていたが、究極の愛を理解してくれる猛者(もさ。勇者)がいれば、10万円でお譲りします。
「代表作を、安すぎる!」と言う人もいるだろうが、大好きな絵がかけて、大好きな旅ができれば、最高の人生じゃないか。
オレが死んだあと、何千万になろうが知ったことじゃない。(笑)
「Unconditional Love(無償の愛)1」F15号(652×530mm)
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