「AKIRA、今日はハブに噛まれた一周年記念日なのよ!」
マジでーーーー!
オレのスケジュールはいつも主催者まかせで、まさか1年前に魂友はっちゃんがハブに噛まれてあの世をさまよった日だなんて知らなかったのである。
はっちゃんの著書「石垣島ハーブ暮らし」はさまざまなメディアで紹介され、東京の代官山でも講演をし、石垣島を代表する有名人でもある。
右手中指と薬指の付け根にある噛み跡から大量の血が吹き出した。
ふつうハブは毒をまわすため傷口を閉じるので、血が吹き出すことはあり得ない奇跡だ。
八重山病院に運ばれるが、血清も効かないし、明らかに致死量レベルだった。
そのときキリストのような男が手を伸ばしてきて、はっちゃんを有無を言わせぬ力で引っ張った。
つぎの瞬間、意識がもどり、ICUのなかでドクターたちにかこまれている自分に気づく。
意識がもどったと同時に火あぶりの刑になったような激痛ももどってくる。
毒を薄めるため10リットルの生理食塩水がいれられ、全身がパンパンに腫れあがる。
脇腹から背中にかけて紫色に内出血した斑が首筋で止まり、脳の破壊はかろうじてまぬがれた。
4月28日にむりやり退院し、自分の直感で選んだハーブで自力療養をはじめる。
1年たった今でも痛みやしびれは残っているが、恐るべき回復力で運転や料理もできるようになった。
一週間ずっと雨という天気予報だったのにすばらしい快晴だ。
はっちゃんは石垣島の生き字引であらゆるシークレットスポットを知りつくしている。
デイゴの花が可憐に咲いていた。
今日のライブは石垣のホームグラウンド「カフェ・タニファ」だ。
今日もキースがジャンベでサポートしてくれる。ありがたいことだ。
1.Hug yourself
2.きらわれる勇気
3.未来からの伝言
4.ハイボクノウタ
5.勇者の石
6.Hello my mom!!(イクコママに捧ぐ)
7.雲の上はいつも晴れだから(ピアノ。ダンサー:享子)
8.キミココ(最新曲)
9.アイヌネノアンアイヌ(最新曲)
10.小さな英雄(最新曲)
11.PUZZLE
12.ウレシパモシリ
13.家族
14.ありがとう
15.ソウルメイト(Happy wedding ヒデ&ユウコに捧ぐ)
イクコさんは去年一人で来てくれて、今回は旦那さんと二人の子供といっしょに来てくれた。
AKIRAライブは家族で聴くのが最高の楽しみ方なのだ。
終わりぎわにはいってきたヒデはユウコと結婚した。
長年連れ添った自分のヨットが売れ、ラストクルーズを終えてきてくれたのだ。
年に一回訪れる石垣島で仲間たちが一年間の変化を語ってくれるのを聴くのがうれしい。
時はつねに変化し、人生はつづいていく。
※ライブスケジュール
☆書籍版AKIRA名言&写真集「Will」(2500円)、電子書籍写真集(500円)の販売ページ。
☆AKIRA語録
https://www.facebook.com/shino.tanaka.92/posts/840296166063570
☆AKIRAアルバム全曲解説
(曲名をクリックするとYouTubeに飛ぶようにしてあります)
☆AKIRA全書籍紹介
☆AKIRA名言ポストカード、好評発売中!
※著作ページ
※CDページ
※AKIRAライブの作り方
★ たくさんの自殺志願者を救ってきた「COTTON100
%」がNHK日本の100冊に選ばれました。