畑のなかのゴッドマザー@島根県安来 | New 天の邪鬼日記

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5月1日(火) 安来(やすぎ)駅2階「観光交流プラザ」

New 天の邪鬼日記-120501dojouかえってきました安来節!



くん(柴田久美子)ちゃんとアシスタントの純子ちゃんたちと足立美術館へいった。
日本一美しい庭園をもつ世界的な美術館だ。
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選び抜かれた日本画や焼き物、とくに北大路魯山人と横山大観のすばらしいコレクションがある。
「大観の絵はじっと見てると、動くのよ」くんちゃんが言う。
90歳まで生きた大観だが、とくに晩年の作品はとてつもない境地へ達している。
レストランで食べられる笹寿司まで絶品だった。
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本日の主催は安来のゴッドマザー、マチコママだ(65歳)。
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会場はなんと安来駅の二階、電車を降りたら徒歩0分の「観光交流プラザ」なのよね。
マチコママお手製の無農薬野菜でつくったキビバーガーなどがふるまわれ、「ほんとに美味いもんてこういうものだなあ」と感心する。
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マチコママのまわりにはいつも人が集まってくる。
生きづらさをかかえる全国の若者がマチコママの自然農を学びに来て、被災地支援や環境問題にも積極的にかかわっている。
毎日畑にでて、見ず知らずのヒッチハイカーにまで、取れたて野菜でつくったご飯をたらふく食わせる。
ゴッドマザーを生み出した根本には壮大なラブストーリーがかくされていた。
マチコママは49歳のときに30年連れそった旦那さんを癌で亡くした。マチコママにとって旦那さんは唯一無二のソウルメイトだった。
電気工事会社を経営し、親分肌で、子供たちが所属しているバレーボール部やママさんバレーの監督をし、豪快で愛情深い人だった。マチコママを妻として、母として、女性として心から愛していた。
「お父さんと出会えてよかった。誕生日は花もプレゼントもいらないから、お父さんがそっと抱いてくれたらそれでよかったが。お父さんの癌が再発したとき、入院先で元気なうちに伝えておきたいってわたしを目の前に座らせて、お母ちゃんと出会えたそれだけで最高の人生だったよと言ってくれたがよ」
旦那さんはガンが再発してから4ヶ月後に亡くなった。
「わたしが悲しむ姿を見るのが一番つらいから、俺が死ぬまで泣かんでくれって、それだけはわたしも守りとおしたがよ」
マチコママはソウルメイトを亡くした日から喪失感と孤独感でいっぱいになった。
「女性が49歳で愛しい人をなくすってことは、心だけじゃなく体も苦しいんよ。生理があがるまでの10数年間どんなにもだえ苦しんだか。夫は家族も財産も自由な時間もすべて残して死んでくれた。それなのに、眠るときそばで肌をよせあえる人がいないっちゅう喪失感はうめようがなくて、本当に寂しかったねえ」
マチコママは孤独をうめるために無我夢中で体を動かした。
畑を耕し、子供たちのかわりに孫の面倒をみて、犬のブリーダーをしたり、環境問題にかかわったり、ガイアシンフォニーを上映したり、モンゴルに植林やカンボジアの子供支援もした。
不思議なことに人がどんどん集まってくる。自分ひとりの人生を歩んでみると、たくさんの出会いに恵まれた。
「わたしが困ったとき、大変なとき、お父さんはいつも最強の見方として応援してくれている。だからわたしは自由になんでもできたのね」
心から愛し愛されたという自信がマチコママをどこまでも突き動かしていく。

今日も会場いっぱい80人もの観客が集まってくれた。
New 天の邪鬼日記-120501shodou会場に飾られたマチコママの書道

マチコママはチェルノブイリの支援をつづけてきたが、去年からは石巻支援に力を入れている。そのレポートをスライドでおこなう。
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さあいよいよライブがはじまる。はじめからどんどん観客を巻き込んでいく。
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1、 雲のうえはいつも晴れだから
2、 だいじょうぶマイフレンド
3、 ハイボクノウタ
4、 チャレンジャー
5、 Fin del mundo
6、 クリキンディーの話
7、 老人と星
8、 PUZZLE
9、 ぬちどぅ宝(くんちゃんの話)
10、 Hello my mom!(くんちゃんの話)
11、 家族(くんちゃんの話)
12、 MOVE! MOVE! MOVE!(アンコール)
13、 そらのやくそく(アンコール)
14、 ありがとう(アンコール)
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マチコママの孫娘が所属する安来高校女子バレーボール部の生徒たちが監督といっしょに聴きにきてくれた。県大会で優勝するチームに、オレは「ハイボクノウタ」と応援歌「チャレンジャー」を贈る。
「フレー!フレー!安来!」と観客全員から応援されて、子供たちはなんとも照れくさそうにはにかんでいた。キャプテンに感想をきくと、「負けろと言われて衝撃的でした。ありがとうございます」と笑ってくれたので一安心だ。
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くんちゃんが友情出演してくれる。
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「看取り」という仕事をはじめて知り、「最期のときを抱きしめておくる」くんちゃんの話に涙する観客も多かった。

マチコママを慕って集まってきた観客だけに、すさまじい盛り上がりだ。
気持ちいっぱいに泣き、笑い、歌い、手をつなぐ。
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生きる喜びに震えるこの笑顔、笑顔、笑顔。この笑顔に出会うためにオレは歌いつづけるだろう。
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