名古屋ライブレポート7 | New 天の邪鬼日記

New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。


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※下の「名古屋ライブレポート1、2、3、4、5、6からお読み下さい」

 なんと打ち上げには50人近くもの人が参加した。
 会場である居酒屋「なんや」のマスター寛ちゃんは毎年アイヌモシリ1万年祭に店を出していて、「ええー、あの人知ってるじゃん!」と意外なつながりに驚いた。祭で顔を見合わすだけとはいえ、オレとは7,8年のつき合いになる。
 安くて美味いし、しかも酔ったまま雑魚寝させてくれるとは天国のようなお店だ。
 ONSENSライブのすごさは「場」の醸造力である。
 ここではなんの利害関係や煩わしい人間関係もないし、地位も名誉も仕事も関係ない。たとえすごい悩みを抱えて苦しんでいた人でもフツーにうち明け、深い絆ができる。
 ほとんどはじめてあった人同士なのに、何年来のつき合いように話しかけ、あっというまに親友になってしまうのだ。
 ONSENSライブの常連たちは仲間に再会できるのが楽しくて全国からやってくる。気がつくと日本全国どこでもいけるくらいの友だちができてしまうのだ。

 11月20日(日)。
 ONSENSメンバーは今日帰ったが、オレの名古屋ツアーはまだまだつづく。
 「高知娘」ことルミちゃんと名古屋名物「ひまつぶし」、じゃない「ひつまぶし」をシェアする。幅1センチほどに刻んだうなぎの蒲焼きが、ごはんの上にまぶしてある。ごはんとうなぎをよく混ぜ、まず1杯目はふつうに食う。うなぎがぷりぷりしてて美味いなあ。2杯目はあさつき、わさび、のりの薬味を混ぜて食う。うなぎにとわさびがさわやかなハーモニーを奏でるのう。3杯目はさらにだし汁をかけて、お茶漬け風にいただく。 一膳で3種類の味が楽しめるとは、さすが名古屋人である。
「うみゃー、うみゃー、名古屋うみゃー」

 今日はイタリア家具雑貨の店「アンジェロ」で講演会だ。
 おわりいちのみや駅に降りると、今日と明日のコーディネーターであるマリナさんとアンジェロの平松社長が迎えにきていた。
 もとジャズピアニストのマリナさんはしょっちゅうアメリカと行き来していて、スティービー・ワンダーの家族とも親交がある。
 平松さんはさまざまNGO活動をしていて、世界の子どもたちを支援する「フォスタープラン」や農業支援の「オイスカ」、パラリンピックのときは名古屋でのパレードも企画している。
 アンジェロはおわりいちのみやの郊外にあり、パステル調のかわいい外観といい、広い店内にならべられたイタリアの家具や雑貨がいい感じだ。
 ここはいちのみやの文化的拠点ともなっていて、シャンソンからヒーリングまでさまざまなワークショップやコンサートなどが開かれている。

 午後4時頃にはたくさんのお客さんがきてくれ、名古屋スタッフやライブ3連ちゃんの仲間も見える。
 今日は「Born to love」がテーマなので、「僕らはなんのために生まれてきたんだろう?」ということに関する話をミニライブも交えてすることにした。
 アンジェロにはよく調律されたアップライトピアノがある。そこで本邦初公開のピアノソロを弾く。ペンタトニックをつかった即興演奏だ。もちろんオレはピアノなんぞ習ったことはないのだが、独学であれこれいじっているうちに弾けるようになった。ONSENSではセッティングやマイクの本数などの関係でピアノを弾くことはないが、あのやはらかい音色が好きなのよね。いつか場所をとらない電子ピアノを買うぞ(誰かつかわないやつをくんないかな)。
 即興演奏にのせて「Born to love」を歌ではなく、朗読した。これ詩だけ読んでもいいんだよね。

We were born to love
We were born to love
ぼくらは愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ

青い青い青い砂漠にたおれ
最後の息で君を呼ぶよ
白い白い白い雲がちぎれて
君の笑顔になる

苦い苦い苦いことばかりで
生きてる意味さえわからなくなる
痛い痛い痛いほどの想いを
君に伝えたい

ぼくらはなんのために生まれてきたんだろう?
なくした言葉が聞こえてくる

We were born to love
We were born to love
ぼくらは愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ

黒い黒い黒い闇を背負って
ぼくは今日まで生きてきた
いつもいつもいつも自分に嘘をつき
ひとりおびえていた

なにがなにがなにがしたいんだ
自分のことさえわからないから
せつないせつないほどの気持ちが
君にとどくかな

ぼくらはいつまで憎み合うのだろう?
遠い約束を思いだすよ

We were born to love
We were born to love
ぼくらは愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ

赤い赤い赤い子宮のなかで
最初の夢を見ていたんだ
暗い暗い暗いトンネルをすべって
この世界と出会った

甘い甘い甘い唇かさねて
君の孤独を吸い出そう
寒い寒い寒い肌をからめて
深い傷をなめよう

ぼくらはいつのまに置き去ってしまったの?
裸の子どもが泣いているよ

We were born to love
We were born to love
ぼくらは愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ

We were born to love
We were born to love
すべてを愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ

 おおっ、早くも会場からすすり泣きが聞こえる。一回心のブロックをはずすと素直に泣けるようになるんだよなあ。朝露に濡れるクモの巣とか、陽光に煌めく枯葉とか、道ばたの名もない花とか、3丁目の夕焼けとか、今まで気づかなかったさりげない日常に涙したりする。
 つぎはピアノ弾き語りバージョンの「今日は死ぬのにもってこいの日だ」を歌った。

おまえが生まれるとき
世界は笑い
おまえは泣く
おまえが死ぬとき
世界は泣き
おまえは笑う

Today is a very good day to die
愛する恋人よ
旅立ちの時がきた
Today is a very good day to die
父なる太陽と
母の大地へ返る

What a peaceful mind
空は澄みわたり
What a beautiful world
風が歌いだす

おまえが生まれるとき
世界は笑い
おまえは泣く
おまえが死ぬとき
世界は泣き
おまえは笑う

Today is a very good day to die
愛する友たちよ
見送りの時がきた
Today is a very good day to die
今度も楽しかった
つぎはもっとよくなるさ

What a peaceful mind
命は贈り物
What a beautiful world
おまえにゆずろう

おまえが生まれるとき
世界は笑い
おまえは泣く
おまえが死ぬとき
世界は泣き
おまえは笑う

Today is a very good day to die
愛する子どもたちよ
別れの時がきた
Today is a very good day to die
素敵な夢だった
愛しすぎる夢だった

What a peaceful mind
自分を知るものは
What a beautiful world
死を恐れない

おまえが生まれるとき
世界は笑い
おまえは泣く
おまえが死ぬとき
世界は泣き
おまえは笑う

さよならなんていらない
いつか帰ってくる
ここへ帰ってくる
さよならなんていらない
また憎み合うために
また愛し合うために

Wow wow
今日は死ぬのにもってこいの日だ
Wow wow
生まれ変わるのにもってこいの日だ

 ヒッチハイクでまわったアメリカ先住民の話や、彼らの死生観、スエット・ロッジという儀式で「他者のために祈る」という内容を語る。アメリカインディアンのリーダーデニス・バンクスから教わった言葉をもとにオレが歌にした「この世界が滅んでも」をギターで弾き語りする。
 「ミタクオヤシン」というラコタ語のあいさつは「All my relation=すべてのつながるものへ」という意味である。

「この世界が滅んでも」

この世界が滅んでも
声からして歌うから
ひとりぼっちじゃないと
君のために歌うから

あなたが花をながめるとき
花もあなたを見つめている
あなたが鳥の歌を聴くと
鳥もあなたに耳を澄ます

 ミタクオヤシン 
 すべてのつながるものへ 
 ひとつひとつの命が 
 そっと寄りそい合う
 
この世界が滅んでも
声からして歌うから
ひとりぼっちじゃないと
君のために歌うから

なんど傷ついたって
どんな馬鹿にされたって
ひとりぼっちじゃないと
君のために歌うから

あなたが風にふかれるとき
風もあなたを感じている
あなたが木々にふれるとき
木々もあなたにキスをかえす

 ミタクオヤシン
 すべてのつながるものへ 
 ひとりひとりの祈りが
 今ひとつになる

この世界が滅んでも
声からして歌うから
ひとりぼっちじゃないと
君のために歌うから

なんど裏切られても
どんなことを言われても
ひとりぼっちじゃないと
君のために歌うから

あなたが友をいじめるとき
友はあなたの鏡になる
あなたが火をもてあそぶとき
火もまたあなたに燃えうつる

 ミタクオヤシン
 すべてのつながるものへ
 一粒一粒の涙が
 いつか時を変える

この世界が滅んでも
声からして歌うから
ひとりぼっちじゃないと
君のために歌うから

なんどすりむいてでも
どんなかっこわるくても
ひとりぼっちじゃないと
君のために歌うから





あなたが星を見あげるとき
星もあなたにささやいている
あなたがぼくに微笑むとき
ぼくもあなたに笑いかえす

 ミタクオヤシン
 すべてのつながるものへ
 7つの世代を越えて
 夢を伝えていこう

この世界が滅んでも
声からして歌うから
ひとりぼっちじゃないと
君のために歌うから

なんど涙流しても
どんな孤独の中でも
ひとりぼっちじゃないと
君のために歌うから
君のために歌うから
君のために歌うから

 輪廻転生、臨死体験、退行催眠、前世を記憶する子どもたちなどの話をする。
 親友である田口ランディさんが書いた詩にオレが曲をつけた「キャラバン」を歌った。

「キャラバン」

ねえきいて、いまふと思い出したの
あなたとあたしは、また 出会ってる

おかしいね、違う夢生きて きたけど
なんどもおんなじボートにゆられ

銀河を、めぐる永遠の、キャラバン
いつもあなたがいた
              
愛してる、なんて照れくさいけど
小雨の夜には会いたくなっちゃう

還れない 遠い星の匂いなの
なんどもおんなじボートにゆられ
 
銀河を旅してた光のキャラバン
いつもあなたがいた

闇のなかに迷ったとき
故郷の歌を歌ったね
あの歌を思い出せない
               
めぐりあう、二人は道しるべ
光のボートは空をゆく
La la la                      

 講演は原稿なしで思いついたことをどんどん話す。計画せずコントロールせず、頭を「Flow状態」にして、流れるまま、わき出るまま、どんどん脇道にそれては、ダイナミックに迂回してもどってくる。
 テーマは死生観なんで、ONSENSでは歌わしてもらえない曲をやる。

「人の一生屁のごとし」

遊びをせむと生まれけむ
戯れせむと生まれけむ
けむけむ煙に消えてゆく
人の一生屁のごとし

かっぽれかっぽれ
遊ばにゃそんそん
かっぽれかっぽれ
笑わにゃそんそん
人の一生屁のごとし

まぐわいせむと生まれけむ
好兵衛せむと生まれけむ
けむけむ煙に消えてゆく
人の一生屁のごとし

かっぽれかっぽれ
惚れなきゃそんそん
かっぽれかっぽれ
感じにゃそんそん
人の一生屁のごとし

悪さをせむと生まれけむ
いたずらせむと生まれけむ
けむけむ煙に消えてゆく
人の一生屁のごとし

かっぽれかっぽれ
尻尾ふっちゃそんそん
かっぽれかっぽれ
噛みつかなきゃそんそん
人の一生屁のごとし

偉くならむと生まれけむ
親の都合で生まれけむ
けむけむ煙に消えてゆく
人の一生屁のごとし

かっぽれかっぽれ
さぼらにゃそんそん
かっぽれかっぽれ
なまけにゃそんそん

かっぽれかっぽれ
こらえちゃそんそん
かっぽれかっぽれ
ぶっぱなさなきゃそんそん
人の一生屁のごとし

 なんかこのスタイルいいねえ。ひとり講演会&ミニライブ。話のネタは無数の引き出しがあるし、マイク一本でできるじゃん。また新しい可能性が広がった気がする。交通費と美味しいものが食えれば全国どこでもでかけていくので呼んで。(もちろんタケちゃんと二人バージョンもあり)
 フィナーレは「存在の歌」である。バンドバージョンは壮大な迫力だが、ピアノ弾き語りも沁みるのよ。この歌はJR事故でたくさんの人が死んだときに降りてきた。残された者の心にぽっかり空いた穴を埋めるための歌がないので、みんな悲しみや怒りに逃げこんでしまう。でも去っていった者は残された者の不幸なんか望んでいない。自らの命を投げだしてまで伝えたかったメッセージがあるのだ。

 「存在の歌」

君のぬくもり
君の恥じらい
なくしてから気づく
忘れ物

君のささやき
君のはにかみ
失ってから気づく
忘れ物

ずるいよ ずるいよ
ひとり去るなんて
残された僕を縛るなんて
ずるいよ ずるいよ
ひとり消えるなんて
残された僕はなにをすればいい

存在の歌
君はもういない
いったいなにを言いたかったんだ
聞こえない 聞こえない 君の歌が



君の悲しみ
君の淋しさ
なくしてから気づく
落とし物

君のやるせなさ
君のせつなさ
失ってから気づく
落とし物

ずるいよ ずるいよ
ひとり去るなんて
残された僕にたくすなんて
ずるいよ ずるいよ
ひとり消えるなんて
残された僕はどうすればいい

存在の歌
君はもういない
いったいなにを伝えたかったんだ
聞こえない 聞こえない 君の歌が

君の喜び
君の幸せ
なくしてから気づく
宝物

君の涙
君の笑顔
失ってから気づく
宝物

ずるいよ ずるいよ
ひとり去るなんて
残された僕にあずけるなんて
ずるいよ ずるいよ
ひとり消えるなんて
残された僕はどこへいけばいい

存在の歌
君はもういない
いったいなにを教えたかったんだ
聞こえる 聞こえる 君の歌が

さがすよ さがすよ
君がくれたものを
いつかいつの日か
見つけるまで

生きるよ 生きるよ
君の分まで
いつかいつの日か
出会えるまで

存在の歌
いつもいっしょだね
存在の歌
ずっといっしょだね

存在の歌
存在の歌
存在の歌

 昨日のライブに来た者はもちろん、オレのことをぜんぜん知らずにきてくれた人たちまで泣いていた。
 いい涙だね。
 心を裸にする勇気がないと泣けないのよ。実際涙はストレスホルモンであるコルチゾール濃度を下げるので、どんどん泣いたほうがいいよ。
 なによりうれしかったのは、シゲと奥さんの万夕子ちゃんがまたきてくれたことだ。前夜祭の17日にはシゲを取り返しにきた万夕子ちゃんが、18日と19日もライブにきてくれた。18日には「なんでみんな泣いてるのかわからない」とトモに言ったそうだが、19日にはいっしょに抱き合って泣いていたそうだ。今日もシゲがもじもじしていると、「あんた、いきたいんでしょう?」と連れてきてくれたそうだ。打ち上げではシゲとのキスシーンも目撃され、最新情報では「今まで迷惑かけたね」とシゲが万夕子ちゃんを連れ、京都旅行に旅立ったそうだ(パチパチ拍手!)。アンジェロのまえの記念写真で万夕子ちゃんはオレのとなりにいます。
0511名古屋03

 11月21日(月)
 今日もマリナさんがセッティングしてくれた対談である。といっても非公開で顔合わせという感じだね。名古屋駅から乗り過ごして多治見までいってしまったオレはあわてて高蔵寺へ引き返した。
 はじめ伊澤心恵さんのサイトを見たとき怖そうな人だと思ったが、じつに気さくで茶目っ気のあるおっちゃんである。
 なんと3日前大須の骨董市でオレとすれちがっていたことが判明。これも不思議なシンクロである。
 伊澤さんは子供のころから霊が見えたり、予知をことごとく的中させていたが、人の死をあてると家族が怖がるので、その力を必死で隠していた。
 ある日、不動明王から「修行し、悩める衆生を済度せよ」とという啓示を受け、日本各地の修行場で、滝行、火生三昧などの荒行をおこない密教行者となった。今は全国を飛びまわりながら、お払いや護摩供養で悪運を払う仕事をしている。
 見せてもらった心霊写真にはぶっ飛んだ。テレビや雑誌で見るのとはレベルがちがう。光や煙じゃなくて、はっきりと顔や手があるものや、消したテレビに生き霊が写っているものなど、怖いんだけど目が離せない。 
 伊澤さんの霊視によるとオレの前世はインディアンのシャーマンだそうだ。
 生年月日から占ってもらうと、むいている職業は、画家、作家、宝石デザイナー。
 気運のいい場所は、高原、海外、温泉、レストラン、居酒屋。
 ラッキーカラーは、ピンク、オレンジ、青、白。
 気運の悪い方角は、西。
 気運の悪い月は、6月。
 気運のいい月は、10月~12月。
 気おつけたほうがいい病気は、のど、捻挫、骨折。
 いろいろと不思議な話を聞けたし、回転寿司までおごってもらって楽しかったなあ。


 平松さん、マリナさん、伊澤さんありがとう。
 帰りは新幹線の切符まで買ってもらい、ひとりでのりこむ。窓から流れゆく街並みをながめていると、名古屋で出会ったひとりひとりの顔が浮かんでくる。みんないっぱい泣いたし、いっぱい笑った。
 みんながくれた「想い」がキラキラ輝く川となってオレの心に流れこんでくる。
 それは黄金色に光りながら立ちあがっていく……
 金のシャチホコ!

PS:昨日はラーメンズの小林賢太郎ソロ公演にいってきて、今夜はリュウの誕生日&ライブビデオの鑑賞会である。体もそうとう疲れているし、腰に手をあてて胸を反らせば……
 金のシャチホコ!(しつこい)

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