New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。


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 後半の一発目「Blinkers」に驚いた人も多い。リエちゃんが発泡スチロールでガラスをこすり、ヤオさんがラジオノイズを拡大し、リュウがドラムンベースでフリージャズを弾き、タケちゃんが不協和音をかき鳴らし、オレが絶叫する。ONSENSの可能性はどこまで広がるのか恐ろしいものがある。
「高知娘」が「Blinkers」についてミクシで素敵な感想を書いてくれた。

音がすごい。
いろんな音、ごちゃごちゃしてるが決して不快ではない。
聞いていて、心臓がバクバクした。
こんなONSENSもあったのか!
と、一番印象に残った曲かも知れない。

「Blinkers」

ああ 知らずに目隠しされてた
ああ それすら忘れてたんだ
調教と
発情と
騎手を落とせば Good-bey

ああ いつまで走らせるんだい
ああ 死ぬまで働かせんかい
け落として
追い抜いて
足が折れたら Good-bey

Blinkers Blinkers Blinkers baby
いいんかいいんか
いいんかおまえは
Blinkers Blinkers Blinkers baby
とるんだとるんだ
目隠しをはずせ

ああ どうして競わせるんだい
ああ 負けたら肉にされんかい
勝利の蜜
敗北の鞭
反逆したら Good-bey

ああ はぐれることが怖いか
ああ 自分を見るのがいやかい
常識と
道徳と
手綱千切って Good-bey

Blinkers Blinkers Blinkers baby
いいんかいいんか
いいんかおまえは
Blinkers Blinkers Blinkers baby
とるんだとるんだ
目隠しをはずせ

おまえだけが偉くはないんだ
おまえだけが正しかないんだ
断定と
分析と
ジャッジをやめろ Good-bey

その世界がすべてじゃないんだ
その視界がすべてじゃないんだ
裸足のまま
裸のまま
柵を飛び越せ Good-bey

Blinkers Blinkers Blinkers baby
いいんかいいんか
いいんかおまえは
Blinkers Blinkers Blinkers baby
とるんだとるんだ
目隠しをはずせ

草原の風
ほほを撫でてく
果てしない空
ぼくを吸いこむ

誰か連れだして
世界の果てまで
誰かはこない
自分しかない

Blinkers Blinkers Blinkers baby
いいんかいいんか
いいんかおまえは
Blinkers Blinkers Blinkers baby
とるんだとるんだ
目隠しをはずせ

Blinkers Blinkers Blinkers baby
いいんかいいんか
いいんかおまえは
Blinkers Blinkers Blinkers baby
とるんだとるんだ

目隠しをはずせ
目隠しをはずせ
目隠しをはずせ
目隠しをはずせ
目隠しをはずせ

 ここまで揺すぶっておいて、王道に連れもどす。つぎはオレたちのレパートリーでも1,2位の人気を争う「今日は死ぬのにもってこいの日だ」である。オレもこんなにのびのびと歌えたのははじめてかも知れないと思えるほど声がよく出た。

「今日は死ぬのにもってこいの日だ」

おまえが生まれるとき
世界は笑い
おまえは泣く
おまえが死ぬとき
世界は泣き
おまえは笑う

Today is a very good day to die
愛する恋人よ
旅立ちの時がきた

Today is a very good day to die
父なる太陽と
母の大地へ返る

What a peaceful mind
空は澄みわたり
What a beautiful world
風が歌いだす

おまえが生まれるとき
世界は笑い
おまえは泣く
おまえが死ぬとき
世界は泣き
おまえは笑う

Today is a very good day to die
愛する友たちよ
見送りの時がきた

Today is a very good day to die
今度も楽しかった
つぎはもっとよくなるさ

What a peaceful mind
命は贈り物
What a beautiful world
おまえにゆずろう

おまえが生まれるとき
世界は笑い
おまえは泣く
おまえが死ぬとき
世界は泣き
おまえは笑う

Today is a very good day to die
愛する子どもたちよ
別れの時がきた
Today is a very good day to die
素敵な夢だった
愛しすぎる夢だった

What a peaceful mind
自分を知るものは
What a beautiful world
死を恐れない

おまえが生まれるとき
世界は笑い
おまえは泣く
おまえが死ぬとき
世界は泣き
おまえは笑う

さよならなんていらない
いつか帰ってくる
ここへ帰ってくる
さよならなんていらない
また憎み合うために
また愛し合うために

Wow wow
今日は死ぬのにもってこいの日だ
Wow wow
生まれ変わるのにもってこいの日だ

「Dancing BUDDHA」が仏教史2500年をひっくり返す歌なら、つぎの「Merry christmas children」はキリスト教史2000年をひっくり返す歌だろう。クリスマスソングで神を否定した歌は世界で唯一かも知れない。
 オレのなかのキリスト像は十字架のもとに異民族を蹂躙するものではなく、どんなひとつの命さえ心から祝福する愛そのものだ。

「Merry christmas children」

天使の羽毛が夜空を舞い
真白き産着で街をおおうとき

ひとひらの雪をつかまえると
ひとしずくの涙を
残し消えていく

Merry christmas
Merry christmas
貧しき者
孤独の宝石かかえる者

Merry christmas
Merry christmas
神のためじゃなく
愛しき命に祝福あれ

天国も地獄もこの世にある
君の生きる今が
どんなつらくても

ひとかけらの夢が
降りつもってく
ひとつぶの願いが
世界を変えてく

Merry christmas
Merry christmas
けがれし者
罪という学びを選びし者

Merry christmas
Merry christmas
神のためじゃなく
愛しき命に
祝福あれ

星々の光が君にとどく
消えていった者も
君を守っている

ひとりひとりが胸に
火をいだいて
愛する者たちへ
受けわたしていく

Merry christmas
Merry christmas
子供たちよ
恐れと希望を受けつぐ者

Merry christmas
Merry christmas
神のためじゃなく
愛しき命に祝福あれ

 オレたちは自分の居場所を探して葛藤し、放浪し、悩みつづけている。ずっと求めていた宝物を手にいれたはずなのに、宝は月日とともに色あせ、また探し始める。
 居場所というのは人生の「目的」ではなく、ここじゃないどこかと探しつづけるプロセスこそが人生という学びの「目的」なのかもしれない。
 到達点は達した瞬間、出発点になる。

「ぼくの居場所」

ぼくの居場所
世界のどこかにあるかな
ぼくの居場所
いったいどこにあんだろ

ここじゃないどこか
ずっとずっと探してきたけど
ここじゃないどこか
ずっとずっと見つからなかった

ぼくの居場所
世界のどこかにあるかな
ぼくの居場所
いったいどこにあんだろ

まちがった居場所
いつだっていたたまれなかった
ぼくだけがちがう
なんで人に合わせられないんだろ

逃げてばかりいた
友だちも親も恋人も
わかりあえない
醒めたふりしてひとり落ちこんだ

ぼくの居場所
世界のどこかにあるかな
ぼくの居場所
いったいどこにあんだろ

心地いい居場所
それもたしかにあったはずだけど
なにかちがうんだ
どうして落ち着けないんだろ

認められるほど
自分じゃないってビビるんだ
慕われるほど
愛に値しないってこもるんだ

ぼくの居場所
世界のどこかにあるかな
ぼくの居場所
いったいどこにあんだろ

ささやかな居場所
君のとなりに見つけた
いつまでつづくかな
誰もわかりはしないけど

君がいればいい
いっしょにいるだけでいい
君のままでいい
ぼくがぼくのままいられるから

ぼくの居場所
世界のどこかにあるかな
ぼくの居場所
いったいどこにあんだろ

ぼくの居場所
世界のどこかにあるかな
ぼくの居場所
いったいどこにあんだろ

ここじゃないどこか
ずっとずっと探してきたけど
ここじゃないどこか
ずっとずっと見つからなかった

ぼくの居場所
世界のどこかにあるかな
ぼくの居場所
君のとなりにあるかな

ぼくの居場所
世界のどこかにあるのかな
ぼくの居場所
君のとなりにあるかな

 ラストは東京ライブのテーマとなる新曲「alone」だ。
 依存ではなく、傷のなめ合いではなく、盲目の群れではなく、ひとりひとりが自分の足で立ってはじめて、つながることができる。弱くてもいい、無様でもいい、助けてもらってもいい、それでも自分の足で歩こうとするものたちが、「欠けたパズルを埋めるように」ここで出会った。

「alone」

新しい夜明けがくる
血まみれの雲を破り
生まれたての陽が雪を溶かし
蒼い闇が終わる

まだ見ぬ地平線へ
まだ見ぬ君をさがし
ぼくはひとり旅をつづけてきた
ここで君に会うため

欠けたパズルを埋めるように
出会いはすべて用意されてる
みんなちがってみんないい
ちがうからこそ求め合うんだ

ぼくの後をくるな
ぼくは導かない
ぼくの前をゆくな
ぼくは従わない
ぼくとともに歩め
同じ大地踏みしめ
ぼくたちはひとつだ
alone is not lonely

新しい時代がくる
憎しみの嵐は去り
屍の荒野 木々は芽吹き
幼い春が目覚める

狂った豚の群は
崖っぶちへと身を投げる
立ち止まる勇気ひとり立つ力
ずっとぼくは待ってたよ

君とぼくをへだてていた
落書きだらけの壁は崩れ
みんなちがってみんないい
ちがうからこそ許し合うんだ

ぼくの後をくるな
ぼくは導かない
ぼくの前をゆくな
ぼくは従わない
ぼくとともに歩め
同じ風に吹かれて
ぼくたちはひとつだ
alone is not lonely

新しい子どもたちよ
ぼくらのあやまちを
くりかえさないで
赤い血を流し分かち合う魂
そっとKissがはじまる

天国に咲く花は
地獄に根を下ろす
深い孤独を知る君の笑顔
やさしくぼくをつつむ

すべてのものにさよならして
すべてのものとつながるんだ
みんなちがってみんないい
ちがうからこそ愛し合うんだ

ぼくの後をくるな
ぼくは導かない
ぼくの前をゆくな
ぼくは従わない
ぼくとともに歩め
同じ時代に生まれ
ぼくたちはひとつだ
alone is not lonely

ぼくの後をくるな
ぼくは導かない
ぼくの前をゆくな
ぼくは従わない
ぼくとともに歩め
同じ痛み抱えて
ぼくたちはひとつだ
alone ……
is not lonely

 どんな人にもそれぞれの戦争があっただろう。
 人生は「敗者復活戦」だ。
 どんな後悔や痛恨が残ろうとも負けたら終わりのトーナメント制じゃなく、失敗から学び何度でも挑戦できる敗者復活戦なんだ。
 アンコール曲はあの世で再誕生のときに聴かされるような曲である。

「おやすみ」

ぼくのうででおやすみ
みんなわすれて
くろいまつげぬらして
あらいながそう

おやすみ
ひとりぼっちじゃないよ
ひとみとじればあえるよ
ここにいるよ

おやすみ
あしためざめたらきっと
あたらしいいのち
そっとだきしめるんだ

ぼくのむねでおやすみ
かおをうずめて
ひえたゆびをくるんで
うたってあげる

おやすみ
おもいださなくていいよ
ゆめだったんだ
すべておわったんだ

おやすみ
あしためざめたらきっと
うまれかわるんだ
すべてはじまるんだ

 一粒で2度3度おいしいONSENSはこれで終わらない。
 ヤオさんによるバラフォンの登場である。バラフォンというのはアフリカの木琴のような楽器で、鍵盤のしたに下げたひょうたんによって不思議な音を響かせる。
 アフリカでバラフォンづくりを学んできたヤオさんは日本で最高のバラフォン奏者であり、製作者でもある。地方のライブに大きくて繊細なバラフォンはもっていけないので、地元である東京横浜ライブでしか聴くことはできない特権なのだ。
 天才ヤオのすごいところは音によって映像を喚起させる魔力である。子供が歩くような音からはじまり、走り、跳びはね、輪になって踊るような情景が広がる。
 オレたちがいつのまにか捨ててきてしまった「遊び心」が泉のごとく吹きだし、胸をかきむしるほどのなつかしさと、叫びだしたくなるほどの歓喜が突きあげてくる。
 みんな日常のしがらみを振りほどき、音楽による純粋な「0の地平」へ帰っていった一夜だった。
0602江古田ライブ2
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 うおー、気がつけば12時間も泥のように眠って、復活したよ。(復活早えー)
 いつものように長いライブレポートをお届けしよう。

2006年2月25日(土)
江古田倶楽部

1 War
2 Beautiful
3 Unconditional love
4 心がくしゃみをした朝
5 Dancing BUDDHA
6 旅立ちの歌
7 人の一生屁のごとし
8 Percussion(YAO & RIE)
9 Blinkers
10 今日は死ぬのにもってこいの日だ
11 Merry christmas
12 ぼくの居場所
13 Alone
14 おやすみ
15 Ballafon(YAO)

 去年の6月以来8ヵ月ぶりに東京ライブだ。江古田倶楽部はマスターの好意により毎回無料で練習させてもらっているONSENSのホームグラウンドである。
 今回も昼の12時からリハをはじめられるという理想の環境だ。オレたちは曲の細部まで入念にチェックし、自信をもってライブを迎えることができた。

0602江古田ライブ1

 いつかオープニングで「war」をやろうとしていたが、札幌も高知も名古屋もまだまだこの曲ではじめられるほど自信はなかった。ONSENSのレパートリーのなかでもっともネガティブな破壊力をもった曲だから。しかしONSENSが新しいステップをよじ登るにはこの破壊力が必要だったのだろう。入院したハルカ、ガンで余命3ヵ月を宣告された友人、それぞれの痛みに苦しむ仲間たちが巨大な壁をまえに行きづまっている。
 オレたちはオープニングにもっとも危険な爆弾を仕掛けた。

「war」

見たくもねえから目をえぐる
聞きたくねえから耳をそぐ
It's a war it's a war it's a war
誰かオレを
It's a war it's a war it's a war
止めてくれ

言いたくねえから舌をぬく
嗅ぎたくねえから鼻をもぐ
It's a war it's a war it's a war
誰かオレを It's a war it's a war it's a war
つぶしてくれ
war!

メサイアなんてこない
救いなんかてない
おまえだけがおまえを
救うメサイア

触れたくねえから指つめる
持ちたくねえから腕はずす
It's a war it's a war it's a war
誰かオレを
It's a war it's a war it's a war
しばってくれ

立ちたくねえから足を折る
泣きたくねえから胸えぐる
It's a war it's a war it's a war
誰かオレを
It's a war it's a war it's a war
さばいてくれ
war!

メサイアなんてこない
救いなんかてない
おまえだけがおまえを
救うメサイア

飛びたくねえから羽をもぐ
なりたくねえから夢こわす
It's a war it's a war it's a war
誰かオレを
It's a war it's a war it's a war
殺してくれ

わかってほしくて傷つける
愛してほしくて死を選ぶ
It's a war it's a war it's a war
誰かオレを
It's a war it's a war it's a war
抱いてくれ
抱いてくれ
抱いてくれ

 狂気に叫びが壁を破壊し、古い価値観が瓦礫となった世界。ふと見あげた黒雲が裂けひとすじの光とともにやさしいメロディーがもれだしてくる。

「Beautiful」

好きだ ずっと言えなかった
好きだ やっと伝えられた
君にために世界を失くしても
世界のために君を失したくない

You are so beautiful
You are so beautiful tonight
永遠は今 無限はここ
僕は 君を生きていくよ

You are so beautiful
You are so beautiful tonight
大地は君 大空は僕
君は 僕を抱いてまわるよ
You are so beautiful

今だ ずっと探してた
今だ やっと見つけたよ
人は死ぬために生まれ 
別れるために出逢う
ならば今この愛に
すべてを捧げよう

You are so beautiful
You are so beautiful tonight
永遠は今 無限はここ
僕は 君を生きていくよ

You are so beautiful
You are so beautiful tonight
満月は君 太陽は僕
君は 僕を映す鏡さ
You are so beautiful

君がただ在るだけでいい
君のまま在るだけでいい
受けとるより与えること
愛されるより愛すること

You are so beautiful
You are so beautiful tonight
永遠は今 無限はここ
僕は 君を生きていくよ

You are so beautiful
You are so beautiful tonight
そよ風は君 揺れる森は僕
君は僕を吹きぬけてゆくよ
You are so beautiful

You are so beautiful
You are so beautiful tonight
永遠は今 無限はここ
僕は 君を生きていくよ

You are so beautiful
You are so beautiful tonight
満ちる海は君 そそぐ川は僕
君は僕とひとつにとけあう
You are so beautiful

 「理想の自分にならなくてはいけない」、「みんなのようになくてはいけない」、「統一された価値観に会わせなくてはいけない」というものさしは戦の矢のごとく折れ、「君がただ在るだけでいい 君のまま在るだけでいい」ということに気づく。となりの芝生を見てないものねだりをつづけていると、存在するだけでありえない奇跡である自分を見失ってしまう。
 「beautiful」のスローバラードから軽快なリズムにのせ、さらに存在の根元を突きつけられる。
 誰もが無条件の愛を学ぶためにこの世に送りこまれてきたということを。

「Unconditional love」

求めれば求めるほど
愛は遠ざかってく
Unconditional love

求めるのをやめたとき
君は愛そのものになる
Unconditional love 無条件の愛

もし君がいなければ
今の僕はありえない
Unconditional love 無条件の愛

君のルールブックから
愛の定義を書き換えろ

愛すれば愛するほど
自由を失ってく
Unconditional love

自由になるのでなく
自由で在ることに気づく
Unconditional love 無条件の愛

君はこの世界にとって
かけがえのない贈り物
Unconditional love 無条件の愛

君の教科書から
愛の公式を捨てちまえ

海のように母のように
君をずっと見守るよ
遠く遠くはなれても
君をずっと愛してる

赤ちゃんはなにも言わず
笑顔を与えつくす
Unconditional love

思い通りになるとほめ
ならないと怒る
Unconditional love 無条件の愛

君は犠牲者じゃない
ましてや支配者でもない
Unconditional love 無条件の愛

君のルールブックから
愛の定義を書き換えろ

僕がこれだけあげたから
君もこれだけ返してと
Unconditional love

いちばん愛する人に
いちばんきびしくなる
Unconditional love 無条件の愛

愛は報酬じゃない
ましてや義務なんかない
Unconditional love 無条件の愛

君の教科書から
愛の公式を捨てちまえ

海のように母のように
君をずっと見守るよ
遠く遠くはなれても
君をずっと愛してる

やっとやっと気づいたんだ
君の愛に気づいたんだ
Unconditional love

君は愛を教えるため
僕のまえに舞い降りた
Unconditional love 無条件の愛

なくしてはじめてわかった
君の大いなる愛
Unconditional love 無条件の愛

君のルールブックから
愛の定義を書き換えろ

自分の無力さを
正直に受けとめる
Unconditional love

善も悪も呑みこんで
君のすべて抱きしめる
Unconditional love 無条件の愛

なにかになる必要はない
君は愛そのものだから
Unconditional love 無条件の愛

君の教科書から
愛の公式を捨てちまえ

海のように母のように
君をずっと見守るよ
遠く遠くはなれても
君をずっと愛してる

海のように母のように
君をずっと見守るよ
遠く遠くはなれても
君をずっと愛してる
君をずっと愛してる
君をずっと……
愛してる

 友人の作家雨宮処凛ちゃんがはじめてONSENSライブを聴きにきてくれた。ライブ後の感想では「今まで無数のライブにいったけど、はじめからおわりまで涙が止まらなかったライブははじめてです」と声をつまらせながら言ってくれた。処凛ちゃんがもっとも気に入ってくれた曲がこれである。

「心がくしゃみをした朝」

わたし幸せになる価値のない人
ずっとずっとそう思って生きてきた
君はちょんとわたしの鼻をつついて
バカ言ってらって微笑んだ

世界のすみっこで叫ぶ
君が大好きだよ

自販機から産み落とされた缶コーヒー
ほほにあてた淋しいぬくもり

必要ない 必要ない
おまえはいらない人間だ
そんなはずないそんなはずない
いらないものなどこの世にない
心がくしゃみをした朝

わたし友だちになる魅力のない人
ずっとずっとそう信じておびえてた
君は傘をななめにさしてくれるの
自分の肩がびしょ濡れになのに

世界のすみっこで叫ぶ
君が大好きだよ
雨の歩道 捨て猫の段ボールを
目をそらして走りすぎてた

必要ない 必要ない
おまえはいらない人間だ
そんなはずないそんなはずない
いらないものなどこの世にない
心がくしゃみをした朝


わたし愛してもらう権利のない人
ずっとずっとそう感じて逃げてきた
君はぎゅっとわたしを抱きしめながら
もっと素直になれって泣いた

世界のすみっこで叫ぶ
君が大好きだよ

明けゆく空 始発電車が裂いていく
チェックのマフラー風に飛ばした

いてもいいの いてもいいの
君のとなりにいてもいいの
寒くないよ 寒くないよ
君がとなりにいてくれたら

いてもいいの いてもいいの
わたしがわたしでいてもいいの
寒くないよ 寒くないよ
裸のままでいてあげるよ
心がくしゃみをした朝

 ライブにきてくれた友人からこんなことを言われた。「最近は癒し系の歌が街に氾濫しているけど、いい子いい子してくれる癒し系の歌とONSENSの歌はまったく別次元ですね。かたくなに隠していた場所をえぐり出される摘出手術みたい(笑)」

 2500年まえブッダはありとあらゆる苦行を自分に課し、「中道」という境地に達した。しかし最初から中道を目指し瞑想をつづけていたのでは、逆に現実から目をそらすことになる。一瞬一瞬の生活そのものが生を教えてくれる真剣な瞑想であり、あーでもないこーでもないと世俗の迷路を迷いながら走ることが本当の修行である。
 「瞑想」は「名僧」でなく、「迷走」と見つけたり。
 オレのなかのブッダは陽気でクレイジーでセクシーな男である。
 タケちゃんのノイズギターがうなりをあげ、スーパーパッカションズが怒濤のリズムを紡ぎだす。

「Dancing BUDDHA」

陽気な仏が目覚める
Dancing BUDDHA
エッチな仏がケツふる
Dancing BUDDHA
根性 忍耐 努力
Go to the hell !

瞑想なんかやめちまえ
Dancing BUDDHA
真実なんか捨てちまえ
Dancing BUDDHA
安定 平穏 無事
Go to the hell !

Wowwowおまえがブッダ
エゴこそ力だ孤独は宝だ
BUDDHA DADA DANCE
Wowwowおまえが愛だ
おまえが時代を産み落とす
BUDDHA DADA DANCE

常識なんてくつがえせ
Dancing BUDDHA
道徳なんて塗りつぶせ
Dancing BUDDHA
ワクワク ドキドキ あっは~ん!
Go to the heaven !

邪悪な仏がささやく
Dancing BUDDHA
野蛮な仏が吠える
Dancing BUDDHA
根性 忍耐 努力
Go to the hell !

悟りなんかクソ食らえ
Dancing BUDDHA
正義なんか唾を吐け
Dancing BUDDHA
安定 平穏 無事
Go to the hell !

Wowwowおまえがブッダ
エゴこそ力だ孤独は宝だ
BUDDHA DADA DANCE
Wowwowおまえが愛だ
おまえが時代を産み落とす
BUDDHA DADA DANCE

将来なんて踏みにじれ
Dancing BUDDHA
計画なんて遺書かくな
Dancing BUDDHA
ワクワク ドキドキ あっは~ん!
Go to the heaven !

狂った仏が笑うぜ
Dancing BUDDHA
変態仏が悶える
Dancing BUDDHA
根性 忍耐 努力
Go to the hell !

中道なんて踏みはずせ
Dancing BUDDHA
何事もやりすぎが肝心
Dancing BUDDHA
安定 平穏 無事
Go to the hell !

Wowwowおまえがブッダ
エゴこそ力だ孤独は宝だ
BUDDHA DADA DANCE
Wowwowおまえが愛だ
おまえが時代を産み落とす
BUDDHA DADA DANCE

ブッダに会ったらブッダを殺せ
Dancing BUDDHA
仏像燃やして生きのびろ
Dancing BUDDHA
ワクワク ドキドキ あっは~ん!
Go to the heaven !

 いつもはノリノリアゲアゲの「旅立ちの歌」をあえてアコースティックバージョンで挑戦してみた。スタッフがていねいに手作りしてくれた詩集を見ながらみんなも口づさんでくれる。ひとつひとつの言葉がゆっくりとしみこんでいく。

「旅立ちの歌」

もしも君が傷ついたり
つまずいたり へこんだら
青いネガは部屋に捨てて 
旅に出てみないか

空に抱かれ 海に抱かれ 
陸に抱かれ 夢見る
見知らぬ街 見知らぬ人 
見知らぬ自分

せまいせまい平均台
列にならんで
背中押されどこへむかう
落ちろ落ちろ!
そして目覚めろ
地面が君を受けとめる

風のように 鳥のように
川のように歌うよ
へたくそでも君にとどけ
旅立ちの歌


もしも君がひきこもってつらい思いするなら
冷めた涙雨に流し 
旅に出てみないか

森と遊び 虹と遊び 
影と遊び 見つける
変わる景色 変わる気持ち 変わる自分を

走る走る暴走列車
止まらないなら
窓を開けて外へ飛びだそう
逃げろ逃げろ!
そして旅立て
大地が君を歩ませる

花のように 草のように
月のように歌うよ
つたなくても君にとどけ
旅立ちの歌

まわるまわる星のうえで旅をつづける
人生はめぐる輪のように
生まれ死んで 生まれ死んで 生まれ
もう一度君と出会うんだ

君のままに 在るがままに 愛のままに歌おう
不器用でも天にとどけ
旅立ちの歌

へたくそでも君にとどけ
旅立ちの歌

つたなくても君にとどけ
旅立ちの歌

ラララ

 「旅立ちの歌」がしっとりと終わったところで、180度雰囲気のちがう宴会ソングがはじまる。ONSENSの裏切りというか振り幅の広さは無限である。リュウが手ぬぐいをかぶり、ビールびんを箸でたたきながら歌いだした。

「人の一生屁のごとし」

遊びをせむと生まれけむ
戯れせむと生まれけむ
けむけむ煙に消えてゆく
人の一生屁のごとし

かっぽれかっぽれ
遊ばにゃそんそん
かっぽれかっぽれ
笑わにゃそんそん
人の一生屁のごとし

まぐわいせむと生まれけむ
好兵衛せむと生まれけむ
けむけむ煙に消えてゆく
人の一生屁のごとし

かっぽれかっぽれ
惚れなきゃそんそん
かっぽれかっぽれ
感じにゃそんそん
人の一生屁のごとし

悪さをせむと生まれけむ
いたずらせむと生まれけむ
けむけむ煙に消えてゆく
人の一生屁のごとし

かっぽれかっぽれ
尻尾ふっちゃそんそん
かっぽれかっぽれ
噛みつかなきゃそんそん
人の一生屁のごとし

偉くならむと生まれけむ
親の都合で生まれけむ
けむけむ煙に消えてゆく
人の一生屁のごとし

かっぽれかっぽれ
さぼらにゃそんそん
かっぽれかっぽれ
なまけにゃそんそん

かっぽれかっぽれ
こらえちゃそんそん
かっぽれかっぽれ
ぶっぱなさなきゃそんそん
人の一生屁のごとし

 ここで前半が終了し、ヤオさんとリエちゃんのスーパーパーカッションズ演奏がはじまる。ふたりの大胆かつぴったりと息のあった演奏には「えー、いつ練習したんだよ!」と驚くのだが、今回はその秘密をのぞけた気がした。彼らは予定調和で細かいところまで打ち合わせしているのではなく、「音で会話」していたのである。リズムが変化する直前にはヤオさんの「呼び込み」というサインがはいる。それを聞き逃さず、リエちゃんが絶妙のグルーブをねじこむ。この真剣勝負が緊張感を生み、観客をはらわたの底から揺り動かすのだ。
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 いよいよ東京横浜ライブが明日にせまった。
 本来なら今日の夜から東京入りするのだが、万全の状態で本番にのぞむため、日光にとどまった。前夜は必ず宴会になってしまい、練習ができないからだ。
 オレとタケちゃんは夜までかかって28曲を総チェックする。
 リュウも沼田にとどまり、ひとりで練習するという。
 ヤオさんとリエちゃんから電話がかかってきた。
「みんながくると思ってカレーつくったのに」
「おおっ、あのコンゴの未確認生物モケーレ・ムベンベと並び称されるヤ、ヤオカレーくあっ!」
 オレは世界中のグルメや蛇やサソリやカブトムシの幼虫や犬や猫まで食べつくし、合計5年ほどニューヨークとマドリッドでシェフをやっていたワールドワイドスーパーグローバルスペシャルプロフェッショナルな味の達人である。ちょっとやそっとの味ではワールドワイドスーパーグローバルスペシャルプロフェッショナルな味の達人をうならせることはできない。
 横濱カレーミュージアム名誉館長小野員裕が絶賛する新宿「パク森」、鎌倉七里ヶ浜「珊瑚礁」、浅草「ゆめ屋」、地元では東武日光駅前の「アジアンガーデン」、果てはコルカタ(カルカッタ)の高級レストラン「Tandoor」まで究極のカレーを求めて行脚したが、ワールドワイドスーパーグローバルスペシャルプロフェッショナルな味の達人(あっ、しつこかった?)をうならせることはできなかったのだ。
 しかしはじめてヤオカレーを食ったときには、あっまっりの美味さに悶絶卒倒失神忘我涅槃団地妻昼下がりのエクスタシー(単語長すぎ?)にすっ飛ばされてしまった。
「こ、これはもはや食物ではない……麻薬だ!」
 辛さに悲鳴をあげ、全身の毛穴から汗が吹きだすが、止まらないのだ。日頃は小食のオレが6回もお代わりしてしまう、鍋がなくなるまで食べつづけてしまう麻薬なのだ(ヤバイものははいってないよ)。
 ヤオカレーはいまだ神秘のベールにつつまれていてる。
 たいていの料理なら一口食べただけでその料理を再現できてしまうワールドワイドスーパー……(もういいか)なオレだが、ヤオカレーだけはわからない。10数種類のスパイスさえ教えてもらえなかったし、たとえそれを教わっても配合が不可能なのだ。
 ヤオカレーづくりを手伝ったリエちゃんを拷問にかけると、細かく刻んだタマネギを飴色になるまで炒めるということはわかったがこれはカレーづくりの常識なので、スタンガンで泡を吹いて失神しているリエちゃんを鴨居から降ろし亀甲縛りをほどいた。
 明日ヤオカレーが食えるのか……
 もう想像しただけで耳下腺、顎下腺、舌下腺から間欠泉のごとく真性唾液が分泌してしまう自分が恥ずかしい。
 そうだ、ヤオカレーだから「アル中のヤオ」と「ヤク中アキラ」の「ホモビタ・ジャンキー・BONカレー」を連想してしまうので、ヤオカレーに新しい名前をつけよう。
 ヤオカレー
 =
 「モケーレ・ムベンベ」だあっ!
「この赤い油の浮いたスパイスは、やっぱモケーレ・ムベンベだよね」
「だよね」
「チキンカレーなのにマトンの味がするって、モケーレ・ムベンベだよね」
「だよね」
「江古田倶楽部の打ち上げは台湾屋台村なのに、モケーレ・ムベンベだよね」
「だよね」
「絶好調に達したライブの意気込みを書こうとしたのにカレーの話を書いてしまったオレって、モケーレ・ムベンベだよね」
「だよね」
「明日6時起きで、ロービジョン鈴木が迎えにきてくれるのに、モケーレ・ムベンベだよね」
「だよね」
「絶対遅刻しないために早寝するって誓ったのにまだ起きてるって、モケーレ・ムベンベだよね」
「だよね」
「東京横浜ライブは一見ライブに偽装された時代の歯車を動かす歴史的な瞬間だって知ってた?ってモケーレ・ムベンベだよね」
「だよね」

 オレたちは命がけで、君の存在を肯定してやる!

「って、モケーレ・ムベンベだよね」
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