Vosne Romanee Les Ormes J Cacheux 2009
Vosne Romanee Les Ormes J Cacheux 2009
Jacques Cacheux et Fils ジャック カシュー エ フィス

エシェゾーの最良生産者の1人!
希少ワインを産む『ジャック・カシュー』

ロバート・パーカー氏の著書で、エシェゾーの最良生産者として4ッ星(★★★★)を獲得したジャック・カシュー(現在は息子のパトリスが運営)。

リリースと同時に入荷して一瞬で 完売してしまったジャック・カシューが再入荷です!!
ドメーヌの実際の切り盛りは息子である40代初めのパトリックが行なっています。
4ha半と小さな畑ではあるが、所有するのは特級のエシェゾー(0.7ha)、1級のクロワ・ラモー(0.2ha)とレ・シュショ(0.4ha)、それにヴォーヌ(1.7ha)とニュイ(0.8ha)の村名畑、後は1ha弱のACブルゴーニュ等々という構成になっています。
なかでもクロワ・ラモーはロマネ・サン=ヴィヴァンのすぐ下に位置する0.6haの区画で、18世紀まではサン=ヴィヴァンの一部でした。この水準の高い1級畑とシュショ及びエシェゾーは基本的に新樽100%で熟成さます。ワイン自体が樽に負けないだけの深みを備えているため、これら3つの銘柄はヴォーヌらしい華やかななかにも複雑なニュアンスを秘めた、たいへん魅力的なものに仕上がっています。
ドメーヌでは’80年代半ばよりオリ下げも濾過も行なっていません。
造り手であるパトリスを彷彿とさせるような、押し付けがましいところのないもので、豊かさのなかにもエレガントさが備わっていて、大きな満足感が得られます。
若いうちからでも十分に愉しめるワインですが、熟成後の変身もまた魅力的。エレガントで、思わず引き込まれるような香りを放つ、艶っぽさが現れます。
所有する畑は5ヘクタール弱と、著名なドメーヌに較べると若干小さめで、生産数も少ないため、入手困難なワインを生む造り手の一人です。

ロバート・パーカーJr氏の評価
コート・ドール自慢のブドウ畑を平地と分ける幹線道路(国道74号線)に面したドメーヌ・ジヤック・カシューは、高品質のワインを生み出しているが、アメリカではまだあまり知られていない、数少ないブルゴーニュのブドウ園のひとつである。
カシューはもの静かな男で、プルミエ・クリュとグラン・クリュに100%の新柳を使用しているが、かつては村名アペラシオンにもオーク樽を用いていた。清澄処理は、1987年にやめている。

このドメーヌが、なぜ、もっとブルゴーニュの愛好家の関心を呼ばないのか、私には理解できない。読者は、こうした手頃な価格のおいしいワインを探す努力をするよう、アドバイスを受けているのに。
ジャック・カシューは、親切で、もの静かで、控えめな男だが、公的には1993年に引退し、このドメーヌの管理を40歳になる息子の【パスカル】に引き継いだ。
この父親は本当に無口で、【パスカル・カシュー】は、1995年ものに対して責任を負っているにもかかわらず、私が1997年にこのドメーヌを訪ねて1995年のワインを試飲したことを知らなかったくらいだ。

 過小評価されているヴォーヌ=ロマネのこのドメーヌのワインは、大ざっぱに試飲してみても豊かで、エレガントで、思わず引き込まれるような香りを放つ、素晴しいブルゴーニュ・ワインである。
その上、カシューがつくったワインは、12~15年間はうまく熟成が進む。
カシューは、1992年、1990年、1989年、1987年、1985年に、輝くばかりのワインを生産している。

 私のブルゴーニュ・ワインに関する本の取材のために、1985年に初めてカシューを訪れて以来、私はずっと、彼のつくるワインを褒め称えてきた。
ここでは、ワインに濾過処理をほどこしたことは一度もなく、しかも1991年には、清澄処理も一切行わないことを決断した。
消費者がボトルに詰められた状態で人手するそのワインは、まぎれもなく樽の中身をまざまざと反映した、妥協を許さぬワインである。スタイル的には、これらのワインは優秀なドメーヌ・メオ・カミュゼに似ている。

ヴォーヌ・ロマネ・レゾルム 2009 (ジャック・カシュー) Vosne Romanee Les Ormes 2009 (Jacques Cacheux) 【円高還元】【YDKG-tk】【赤 ワイン】

ロバート・パーカー4ッ星(★★★★)生産者!!
極少量入荷!!

ヴォーヌ・ロマネに本拠を構え、知名度は高くありませんが上質なワインを生む造り手です。 80年代の半ばから無清澄、無濾過でワイン造りを行っており、派手な造りではありませんが、複雑で奥深い、良い意味でクセになる味わいのワインを生み出しています。小さなドメーヌのため生産量が少ないのが残念ですが、どのワインも本当に試す価値のあるワインばかりです。

香りにはアペラシオンの特徴である優美な印象がありますが、味わいはカシューらしさとヴォーヌ・ロマネの特徴が非常に調和したワインに仕上がっています。つまりやや硬いタンニンとエレガントな果実味のバランスが取れているという事で、ジュヌブリエールとシャランダンの良いとこ取りをしたど真ん中をいく味わいです。

商品説明
国 フランス
産地 ブルゴーニュ、コート・ド・ニュイ
ブドウ品種 ピノ・ノワール100%
タイプ 赤・フルボディ
内容量 750ml
ドングリアーノワインより)



ヴォーヌ・ロマネ・レ・ゾルムス2009 ジャック・カシュー 750ml(A73w)
澱引き直後のもの。 にも係わらず香りは既に完成しており、とても複雑。 黒系果実がメインで、綺麗な土と大地香がそれにきれいに絡む。 口に含むとこのワインはキチンと酸があり、その甘さと共に味わいバランスがとてもいい。 ここの09年村名ワインはとてもレベルが高く、買いだ。 90~91p(リアルワインガイド33号より)
花井屋酒店より)



ジャック・カシュー

現在はジャックの息子、40代のパトリスがドメーヌを運営する。広さは5ヘクタール弱(最近オート・コート・ド・ニュイが加わった)と、著名なドメーヌに較べると若干小さめの地所ではあるが、生み出すワインは色濃く、ピノの風味が横溢する口当たりのよいもの(数量が少ないため、探しだすのは容易ではないが)。

ヴォーヌ=ロマネを中心とする赤は、そのどれもが侮れない。筆頭にくるのはグラン・クリュのエシェゾー、植えられているぶどうは戦前のものも見られ、樹齢の平均は40年以上を数える。ヴォーヌ=ロマネ・レ・シュショはロマネ=サン=ヴィヴァンとグラン=エシェゾーに挟まれたクリマで、その立地からも分かるとおりヴォーヌ=ロマネでトップ・クラスのプルミエ・クリュ。もうひとつのプルミエ・クリュが、ラ・クロワ・ラモー。サン=ヴィヴァンの北東端に位置する区画(広さは0.6ヘクタール)は18世紀にはその一部となっていたもので、ヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュのなかでは、一段頭抜けた評価。ドメーヌでの人気はグラン・クリュのエシェゾーと二分していて、ブラインドなどでのテイスティングには非常におもしろい銘柄。

ヴィラージュで光るのはニュイのオー・バ・ド・コンブ。これは最もヴォーヌ寄りにあるヴィラージュの区画で、上部はニュイのプルミエ・クリュ、ブドに接し、北はヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュ、レ・ショームに接しているという、村名ニュイとしてはたいへんクオリティの高いもの。

高い比率で新樽をあてがい(グラン・クリュ、プルミエ・クリュには基本的に100パーセント。レジオナルのACブルゴーニュでも1割から2割ほどの新樽を用いる)、清澄、そしてフィルターはかけずに瓶詰めするため、オリもしっかり見られるワインは、つくり手であるパトリスを彷彿とさせるような押し付けがましいところのないもので、豊かさのなかにもエレガントさが備わっていて、大きな満足感が得られる。若いうちからでも十分に愉しめるワインだが、熟成後の変身もまた魅力的。

色濃く、濃密なワインを得意とするドメーヌでは、やや弱いと評されている2004年ヴィンテージも、一見すると2003年と見紛うような豊かでしっかりとしたワインを生んだ。
(輸入元資料代より)


まず、残念なことは佳酒V・R・1er・レ・シュシヨが、07年がラストヴィンテージとなってしまったこと。
この畑はパトリス・カシューのお姉さんから借りていたものだが、07年でその契約が終了して返却したから。
その代わりV・R村ylのキュヴェが新たに2つ加わった。
これでここのV・R村名の区画名付きワインが5つにもなった。さて、08年のカシューはいい。 07年も良かっ
たが、より良い。濃くも薄くもない(少し濃いめか)中道路線の液体には大地の風味が詰まりまくっている。
そしてワインは肉が良く付き、ACブルはもちろん、各村名ワイン、1erワインと見事といえる仕上がりりだ。特
に銘酒エシェゾーは圧巻の出来で、エレガンス全盛時代へのカウンターカルチャーたるワインと言えるだろう。そして今回特に強く思ったことは、バトリスは既に名人の域に達しだのではないかということ。
味付けの妙といい、味わいバランスの絶妙さといい、これは名人芸だ。熟達の職人の成せるワザだ。
リアルワインガイド31号


ここは08年にV・R・1er・シュシヨがなくなり、代わって1er・ブリュレを造り始めた。08年のビン詰め済み試飲ではその生産本数の少なさから試飲出来なかったが、ともかくこのワインがいい。そして銘酒エシェゾーの出来は圧巻。
ともかく全体的に09年のキャラが良く表現されており、ここにしてはとてもみずみずしく、例年より強さをあまり
感じないもの。しかし中身はとても充実しており、スキが全くない。
ACブルはまたもバツグンのハイCPワインとなっており(ただし08年とそう変わらないが)、V・Rの区画名つき村名グループも1erワインと見まごうばかりの仕上がりだ。ここのワインも皆愛想が良くて、甘く、タンニンはきれいに熟しており、飲み口は極めてスムース。価格を考えれば09年のお買い得ワインの筆頭のひとつと言える。
パトリス・カシューは09年を造るとき「こうしようとか、ああしようとか」特に疑問が浮かばなかった。
ともかく自然に普通に造ったが、これだけ問題の起こらなかった年、は05年とか99年を思い出すそうだ。
リアルワインガイド33号


ジャック・カシュー 
ヴォーヌ・ロマネ・レ・ゾルム[2009]

澱引き直後のもの。にも係わらず香りは既に完成しており、とても複雑。黒系果実がメインで、きれいな土と大地香がそれにきれいに絡む。口に含むとこのワインはキチンと酸があり、その甘さと共に味わいバランスがとてもいい。ここの09年村名ワインはとてもレベルが高く、買いだ。
90~91

リアルワインガイド33号
ワインマルシェまるやまより)




今飲んで88+ ポテンシャル89+ 飲み頃予想 今~2025
V・Rらしいとても端正な香り。このワインには一分のスキもなく、、適度な目の詰まり感を覚える。また、黒コショウ的なスパイシーさもいい。口に含むと心地よく甘く、実に味わいバランスが良く、香り同様とても端正な味わい。何かが突出しているわけでもなく、調和がとれている。液体は濃くも薄くもない中道路線で、ともかくのみ心地がいい。これは美味しい。
リアルワインガイド35号


花井屋酒店より購入。5460円。
2012年4月14日抜栓。コルクはドメイン名とVintageが刻印されていました。液漏れなし。しっかりとしたコルクです。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。色はけっこう深いルビー。上から覗きこむとエッジに軽く紫も見えます。グラスに注いだ直後は、きのこ、黒胡椒の香りがしました。とてもピュアな香り。徐々に奥からベリー、イチゴジャムの香りがでてきます。一本芯が通っています。ジャミーな感じが徐々に強くなりますが、ニューワールドのようなセメダインの感じはなく、どこまでも生のラズベリー、ストロベリーに近い感じ。娘さんは「ねんど」の匂いと言っています。熟成香はありませんが、きのこ、腐葉土の、仄かなニュアンスがあります。スワリングによりジャスミンのような甘い香りも感じます。グラスの脚は、とても粘調でしっかりとしたものです。口に含むと、もう上品ですがしっかりとした酸にベリーの甘味が口いっぱいに広がります。これはピュアだな~。一口目から「美味い!」と思います。09ですが、もうしっかりと飲めます。タンニンはもう適度にこなれていて、シルキーですが、きちんと味にアクセントをつけています。アフタはそんなに強くはありませんが、上品な香りが鼻の奥に湧きでてきます。二杯目になると目の詰まった、隙間を感じさせない味わい。ワイン単独で充分楽しめます。ブルーチーズとあわせてみましたが、これまた結構いい感じでした。
2日目、香りは、1日目よりも落ち着いていますが、上品で、スパイシーですが奥の方にベリー系の甘い香りが見えます。味わいもちょっとばかりとんがりますが、ぜんぜんピュアで美味い。これはいいワインですね~。飲んでいて落ち着いた気分になります。