『亜州大捜査線』の感想from映画生活 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

2018-07-17の投稿

ネイキッド・ソルジャー

亜州大捜査線

 

 

無駄にトップレス

 

パクリの帝王バリーウォンとレディースアクションの第一人者コリーユンが若い世代に撮らせたサモハン映画。悪役の美女アサシン集団が色仕掛けで敵を殺すから裸の兵隊って訳だ。やたらと無駄に脱がせたがる割に構図が乳首隠す意図バレバレ。そんな稚拙な媚びもさる事ながら話の方も子供番組並のご都合主義に満ちている。たださすがにコリーユンとサモハンが指導したからかアスレチック等の場を上手く使った殺陣の見せ方は彼らが作っていた80年代ジャッキー作品を思わされる。クライマックスの地面の剣との距離感は微妙に盗み過ぎてたけど。ヴァイオレンスとしてもなかなか派手に血糊使って容赦ない虐殺を撮ってる訳だが、これまた造形力がイマイチ。バーホーベン映画でのフィルティペットを見習おう。ちゃんと動脈と静脈の血の質感の違いとか乾いて固まった血と新たに流れる血の弾力の違いとか表現できてないで量ばかり沢山出てる血はスプラッター見馴れてる人間にはギャグにしか感じられないから。まあバックにバリーウォンが付いてるって時点で最初からウケ狙いなんだろうけど。