海外ドラマや映画を見ても英語力が伸びない理由 | 社会人が英語を独学でマスターする9ステップ!

海外ドラマや映画を見ても英語力が伸びない理由

英語の勉強方法について書かれている本や、
通訳者の話では、

外国映画を見て英語力を強化した

と書かれていることがあります。


実は、私も英語の勉強を真剣に始めたときには、
この方法を試してみました。


映画館に通ったり、外国映画のビデオを
レンタルして見ていたことがあります。


ビデオを見るときは、
テレビの字幕が表示される部分に紙を貼り付けて
見えないようにしていました。


それで、どれくらい英語力が伸びたかというと・・・


残念なことに、外国映画や外国ドラマを見ても、
かけた時間のわりには英語力は伸びませんでした。


当時の私は、毎日毎日、英語の勉強ばかりしていました。
だから、かなりの時間を海外映画やドラマを
見ることに使っていたのにです。


外国の映画やドラマで英語力を伸ばした人がいるのに、
私には効果がなかったのはなぜでしょうか?


今なら、はっきりとその理由が分かります。


このことを最初から知っていれば、
ムダな時間を映画やドラマを見ることに
使わなくてよかったのにと思うと残念です。


もしあなたが海外映画やドラマなら、
楽しみながら英語力を付けられるのでは、
と考えているのなら少し待ってください。


海外映画やドラマを見て英語力を伸ばすには、
ある条件を満たしている必要があります。


それでは、外国の映画やドラマを見ても英語力が付かない理由と、
どうして一部の人は英語力がメキメキ伸びたのかを考えてみます。


英語力が付かない理由は、
少し考えただけでも、3つの理由が考えられます。



理由その1


映画やドラマは、意外に台詞が少ないので、
映画を2時間くらい見ても英語を聞いている時間は短い。

アクション映画なら長いアクションシーンがありますし、
恋愛映画などは台詞よりも心理描写のほうが長かったりします。


もし興味があれば、映画の台詞を書き出したスクリプトを
インターネットで見つけてみるといいかもしれません。


2時間の映画でも、スクリプトはかなり短いことが分かるはずです。


だから、時間のわりに英語の勉強は少なくなるのです。


いそがしいあなたなら、
同じ2時間をリスニングの練習に使うなら、
セリフのないアクションシーンや
ラブシーンを見ているのはもったいないですよね。


それよりも、2時間みっちりとリスニングの練習ができる
リスニング教材や海外のニュース番組のほうが
時間を有意義に使うことができます。


理由その2


英語の聞き取りよりも、映像に意識が集中してしまう。


人間が取り込む情報の90パーセント近くは、
目から見た視覚情報だと言われています。


もう少し具体的な数値を挙げると次のようになります。

視覚87%

聴覚7%

触覚3%

嗅覚2%

味覚1%


なんと!目から取り込む情報の量は、
耳から取り込む情報の量の10倍以上なのです。


この数値自体は資料によって多少違いますが、とにかく、
ほとんどの情報が目から入ってくるということが分かるはずです。


つまり、たとえ耳に意識を集中しているつもりでも、
自然と目から情報を取り入れているわけです。


特に意識して、「しっかり見て情報を集めるぞ」と意気込まなくても、
目を開けているだけ情報はドンドン入ってきます。


つまり、映画を見ているときに台詞に集中しているつもりでも、
無意識のうちに目から大量の情報を取り込んでいます。


そして、英語の聞き取りよりも映像に夢中になってしまい、
ストーリーや台詞は自分で想像して分かったつもりになってしまう可能性があります。


もしあなたが、「いや、私は聞くことに集中している!」と、がんばってみても、
目から入ってくる情報を止めることはできません。


このことについて、面白い話があります。


NHK英会話講座は、あなたもご存じと思います。


NHK英会話には、テレビ版とラジオ版があります。


わざわざラジオをオンにするのは面倒だし、テレビ講座のほうが
映像があって楽しいのでテレビ講座を見てしまいがちです。


しかし、NHKテレビ英会話で司会をしている人の裏の話では、
テレビ講座よりラジオ講座のほうがオススメだそうです。


その理由は、今、私が話したとおり、テレビ講座では
映像に意識が集中してしまい、英語の聞き取りが
「おろそか」になるからです。


この人は、自分がテレビ英会話の司会をしているので、
ラジオ講座のほうが効果的だということを知っています。


しかし、表だって「ラジオ講座のほうがいいですよ。」とは
言えないそうです。


理由その3


(ある程度の英語力がない人の場合)
まったく聞き取れない英語を聞いていても
雑音を聞いているのと変わらない。


ある程度の英語力がある人にとっては、映画やドラマを見ると
リスニングの練習と表現力を付ける練習ができます。


でも、英語の台詞をぜんぜん聞き取れない英語初心者には、
いくら映画の英語を聞いても効果は少ないでしょう。


なぜなら、まったく聞き取れない英語を聞いていても、
あなたの脳はそれを言葉として認識できていないからです。


つまり、あなたの脳は英語の台詞を雑音として聞き流してしまうからです。


外国の音楽を毎日聴いている高校生のことを考えてみると分かると思います。


毎日何時間も英語を聞いているのに英語力は伸びていないですよね。


理解できない英語を聞き続けても効果はないんです。


それでは、どうして一部の人は映画やドラマを見て
英語力がメキメキ伸びたのでしょうか?



それは、その人たちの英語力が
すでに高いレベルにあったからだと考えられます。


つまり、ある程度は映画やドラマの台詞を聞き取れるレベルに
あったということです。


英語学習の書籍を出版している、ある英語講師の意見では、
TOEICで800点以上なければ、リスニングの練習に
外国映画を見ることはすすめないということです。


私もその意見に賛成です。


ある程度の英語力があり、
英会話を多少は聞き取れる人が映画やドラマを見ると、
自然な会話表現をたくさん覚えられます。


しかも、練習用のリスニング教材などとは違い、
現実の会話スピードで話してくれるので、
リスニング力を強化することができます。


プロの通訳になった人などは、外国映画や外国ドラマを見る前から、
それなりの英語力があったのではないかと思います。


そんな人には効果的な勉強方法だと思います。


英語を身に付けるために特に映画を見る必要はないと思います
(もちろん、見てはダメとは言いません。
楽しみながら勉強するのにはいいと思います)。


どうしても映画で勉強したい英語初心者の人は、
まずはリスニング教材できたえることをオススメします。


そして、ある程度の力をつけてから、外国の映画やテレビを見て、
さらにきたえるというのがいいかと思います。


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