タバコから派生した葛藤 | Go for a walk ☘️

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へいぼんの毎日の中にあるいくつもの小さな幸せ、踏んづけないよ

に、蹴飛ばさないように、歩いて行けるなら❤️

タバコを吸い出したのは兄が亡くなってからだ。何処か救いを求めて、差し出された一本のタバコに僕は火を付けた。

まだ当時一箱400円もしない時代だ。

陰を隠す事を美学だと感じ、僕はただ人の話しを右の耳から左の耳に流すように、自分の意思を固辞し生きていた。しかしそれはそれで苦痛を強いる毎日だった。

誰も僕に話しをさせてくれなかった。

その内そんな状況に慣れ、僕は自分を無くした。

最近タバコの量増えてない?

人と接する時間が長いと後でそのツケが回って来るんだ。

僕はスポーツマンだったからタバコはなるべく遠ざけていたんだけどな。人生何が起きるか分からんよ。でもそれは自分の範疇内の出来事なんだぜ。自分が蒔いた種なんだぜ。

でも別に好きで生まれてきた訳でもねーんだな。生きてる事は幸せだけどな。例え地獄の最中にいようと。人の事は分からんかったよ。兄が何故そこまで追い込まれたか。なんて、さ。