月 いつの頃からだろう、月を良く見上げるようになったのは。 色んな感情がごっちゃになって、苦しい時、悲しい時、僕は空を見上 げた。 そこにはいつも同じ月があって、僕の心を溶かしてくれた。 苦しくて、苦しくて、苦しくて・・・・・・でも、月はそこにいた。 何万年も前からそこにあって、変わらず僕らの心に問いかける。 生きること意味、死ぬことの答え。 意味なんてない。 僕もただそこいいるだけの存在だ。 涙なんて出ないよ。