天瀬温泉の露天風呂『神田湯』にリベンジマッチのために、大阪からはるばるやってきた。
あのホテル成天閣へと続く朱色の吊り橋の向こう側に、神田湯(じんでんゆ)はある。
目の前を玖珠川が流れている。
もう少しZoom Up してみよう。
この一見、なんの変哲もない露天風呂だ。
なぜ、リベンジマッチなのか?
前回の動画を貼り付けておく。
この時のお湯の温度は45~6℃だったろうか。
そう、秒殺されたのだ。
前回来たのは令和3年(2021年)6月25日。
あれから2週間ほどの間、
夜も眠れない日々が続いた…
というのはウソだ。
そんな大げさなものではない。
毎日8時間睡眠なので、体調はすこぶる良いのだ。
本日のために体幹を鍛えたり、
走りこんだわけでもない。
神田湯へ下る坂道。
オクトパスの壁画アートが、まるで挑発しているかのようだ。
“Come On! Come On!!”
神田湯に到着だ。
周りには誰もいない。
誰もいないのには、理由がある。
その理由はこれだ。
奥に見えるのが脱衣場。
おわかりいただけたろうか?
そう。こちらの脱衣場には、周りを覆い隠すものが何も無いのだ。
つまり、こういう状況で堂々と全裸になれるツワモノのみが、
入浴できる露天風呂なのだ。
入浴料は100円だ。
「お湯の温度を確かめてからご入浴ください」とある。
この注意書きを見落とすと、とんでもないことになるのだ。
事実、前回はそうなった。
いまだに全国の温泉で根強い人気のケロリン桶が、ここにもある。
かかり湯するのは、当然のマナーなのだが、
秒殺された前回のこともある。
慎重にいかねばならない。
「フゥ~ッ」
大きく息を吐き、空を見上げる。
いざ!
「ん?」
「なんじゃあ、こりゃぁ~!?」
思わず、『太陽にほえろ』の松田優作の殉職シーンと同じセリフが
口から飛び出す。
拍子抜けした。
あれだけ気合いを入れて入浴したのに、
本日の湯温は、39℃ほどだろうか。
かかり湯の時に、イヤな予感がしたが
見事に的中した。
全裸のまま、大の字になって、空を眺める。
遠くから見たら、まるでオッサンの変死体のようだろう。
そんなカッコウで、30分近くいた。
周りには誰もいない。
時が止まったようだ。
まるでジョジョの奇妙な冒険第3部のディオになったような気分だ。
この時間も空間もすべて自分のモノ。
最高の贅沢だ。
てなわけで、
神田湯のリベンジマッチは、あっけなく終了した。
誰にも邪魔されず、露天風呂を独りで満喫できるこの神田湯には
これからも、また来ることになるだろう。
最後になったが、入浴記念にこの日の動画もアップしておく。
ではまた
令和3年(2021年)7月10日撮影
『神田湯』
住所:大分県日田市天瀬町桜竹
料金:100円
天ヶ瀬駅から約1400m。徒歩約15分ほど。
周辺に駐車場が無いので、駅近くの無料駐車場から歩くことになる。
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