台本、雑記置場

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テーマ:

自警団の処方箋 ~tfシリーズ外伝~


CAST

・ロディ
 アルカディア王国の聖騎士。ウェンディの町をヴァンパイアから守ったものの、
 独断での行動を上層部に厄介がられ、そのままウェンディに駐屯させられる。
 町の治安維持のため、自警団を結成する。なにかと苦労人。
・メリッサ
 ウェンディに現れたヴァンパイア。ケインの中途半端な退魔によって、人間に
 なってしまう。魔力は健在で、剣と魔法で自警団をなんだかんだ支える。オネェ。
・リーザ
 ユーリの妹。神聖魔法と剣を使いこなす、男顔負けの女傑。
 父の反対で正式には所属はしていないものの、結成に関わった自警団に
 よく出入りしている。腕はいいが、実戦経験が未熟。
・ハンナ
 ウェンディの街にやってきた女医。すべての怪我を魔法で治療することに疑問を
 もち、独自の考えで神聖都市であるウェンディに診療所を開く。
・セロ
 診療所で働く青年。外科治療から食事の管理まで仕事を広く手掛け、ハンナを
 サポートする。彼の食事は医院内でも非常に人気が高い。優しい青年。


~劇中表記~

ロディ:♂:
メリッサ:♂:
リーザ:♀:
ハンナ:♀:
セロ:♂:


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ハンナ:ごめんください。…自警団の方、いらっしゃいませんか?
セロ:ごめんくださーい…。…う~ん、留守、かな?


ハンナ:でも、自警団の詰め所に誰もいないなんてこと、あるのかしら?
セロ:確かに。ウェンディ自警団は聖騎士団に並ぶほどに機動力のある組織だと
  聞いたし…。


ハンナ:それに、ちゃんと自警団の人とお話して、私達のことを理解して貰わないと…。
セロ:そうだね。お互いに助け合える関係を作れればいいのだけれど。…ん?あれは?



ロディ:こぉら、待てメリッサ貴様ぁぁぁぁぁ!また男子団員の着替えを覗いたなっ!
メリッサ:なに怒ってるのよぅロディちゃん。あたしだって漢女(おとめ)なんだから、
  男子ベイベールームを使うじゃない!じゃあ女子更衣室いくわよ!いいの?


ロディ:だまれー!貴様は着替え中の新人団員を触っただろうっ!シンが泣きながら
  私に相談してきだぞっ!
メリッサ:いやん、もうロディちゃんに相談したのね~、シンくんてば♪あれは、そう。
  新人くんの緊張を文字通り揉みほぐそうと…。


ロディ:なぜ緊張をほぐすのに密着する必要があるのだっ!
メリッサ:スキンシップでぬくもりてぃを…


ロディ:ええい!問答無用!今度という今度は切るっ!まてえぇぇぇい!
メリッサ:待てと言われて待つやつはいないわよ~ん、捕まえてごらんなさ…へぶっ!


リーザ:当たったぁ!珍しく油断したわねメリッサ!
ロディ:おお、リーザ殿お見事です!ほら立てメリッサ。…まったく、キーファ殿が
  おらぬと悪さばかり働きおって。


メリッサ:だぁって~、キーファちゃんが怒ると怖いんだもん…鬼の居ぬ間に、って奴よ!
  …ゆるして?だめ?
リーザ:ダメに決まってるでしょ!んもー。今日から1週間、街の定期巡回、メリッサに
  やってもらうからね!


ロディ:巡回中にまた悪さしたら…覚悟しておけよ?
メリッサ:はぁい…。とほほ…これだから愛に理解の無い坊やたちは…。


リーザ:なんですってぇ~!キーファさんが集団訓練に出ている間は、あたしたちが
  しっかりあなたを見張るからね!
ハンナ:あ、あの…。


リーザ:だいたいメリッサはねー!せっかく強いのになんでその力をいつもいつも…。
セロ:すいませーん…。


メリッサ:いいじゃない!仕事以外はフリーでぇ。趣味をエンジョイしたって~。
ハンナ:私達、そのぉ…。


ロディ:お前の趣味はほとんどが街の治安を乱すのだ!大人しくしろ!
セロ:えーっと、あのぉ~…。


メリッサ:んもう、ちょっと触れただけで大げさねえ…。あ、ウソウソ!睨まないで~!
ハンナ:すいませ~~~んっ!!


ロディ:うわぁ!
リーザ:きゃあああ!


メリッサ:あら、元気な声。
セロ:ひゃああああ!


ハンナ:ちょっと!なんでセロまでびっくりしてるのよ!
セロ:いやだって、急にハンナが叫ぶから…。ごめん…。


ロディ:こほん…。これはお見苦しい所を、失礼しました。ウェンディ自警団団長、ロディ
  と申します。なにかお困りのことがありましたか?
ハンナ:あ、いえ。私こそ…。あの私、今度この自警団の詰め所の差向いに出来た診療所で

  医者をしております、ハンナと申します。


セロ:同じく、ハンナを手伝って治療と食事の管理をしております、セロです。
リーザ:挨拶にきてくたの?ありがと!あたしは正規ではないけれど、自警団で部隊長を
  しているリーザっていうの。よろしくね。


メリッサ:自警団の部隊長のメリッサよ~。よろしくね。特に…セロちゃんだった
  かしら…。診療されたぁ~~~~い!
セロ:ひ、ひぃぃ…あなたはいったい…?


メリッサ:あたし?あたしが気になるの?セロちゃん…。けど、言葉って無粋よね、

  ここはお互いわかりあうために肌と肌でディスカッション…げふっ!
ロディ:いい加減にしろ!…ご丁寧にありがとうございます。ウェンディの街へようこそ。
  何かありましたら、いつでも自警団にご相談ください。


ハンナ:嬉しいです!とっても頼もしい…ありがとうございます、ロディさん!
ロディ:え?…あ、いえそんな…。


メリッサ:なぁに照れてるのよ~?ロディちゃあん?
ロディ:なっ!照れてなど…!


メリッサ:顔、真っ赤よ?ゆでオクトパスみたい。
ロディ:そんなこと…。


リーザ:…ふ~~~~ん。
ハンナ:あ、あの、それで、早速お話が…。


リーザ:じゃあ立ち話も悪いし、二人とも良かったらあがって。
ロディ:そ、そうですねリーザ殿、それがいい。ハンナさん、さあ!


メリッサ:セロちゃん、さぁ!さぁぁぁ!!
ハンナ:は、はい…。
セロ:ハンナ…ぼく、怖いよ…。



ロディ:それで、話というのは…?
メリッサ:セロちゃぁぁぁぁぁん!あたしと肉体言語(にくたいげんご)で熱く語りあい
  まっしょおぉぉぉぉぉ!!


セロ:ちょ、なんで服をはだけて…うわぁぁぁぁぁぁ!!
リーザ:巡回にでもいってなさーーーーい!


メリッサ:きてはぁぁぁぁぁぁ…ぁぁん!
ロディ:行ったか…。…セロ殿、大変失礼いたしました。


ハンナ:あの方は一体…?
ロディ:先ほども紹介したとおり、自警団の部隊長の一人です。実力はあるのですが、
  なにぶん素行が悪く…申し訳ない。


セロ:治安がむしろ乱れそうな人じゃないですかぁ…。
リーザ:けど、あれで何度も自警団や街を救っているの。ごめんね、セロ。


セロ:は、はい…。
ロディ:落ち着いたところで、話しを戻しましょう。


ハンナ:はい。お伺いしたいのですが、このウェンディは有名な神聖都市。やはり怪我の
  治療は神聖魔法によって行われているのでしょうか?
リーザ:ええ、勿論よ。うちの神殿でも行っているし、学校やこの自警団にも神聖魔法で
  治療は出来る人がいるわ。


セロ:なるほど…。怪我の治療をする魔法を使えるひとがいたるところにいるのですね。
ロディ:はい。ですからお二人の診療所には、内部…つまり心身の病やその相談などを
  引き受けていただければと私は思うのですが…。


ハンナ:私は…この街で、外科として診療所をやらせて頂きたいのです。
リーザ:この街で外科を?でも、神聖魔法が発達しているウェンディじゃ、外科の患者さん
  なんて来るかなぁ…。


ロディ:なぜ、この街であえて外科を?
ハンナ:怪我、というのは必ずその怪我をおう理由というものがあります。事故であったり、
  なにかしらの過失であったり、事件であったり。


セロ:ほかにもケンカや日常の不注意…沢山の原因があると思います。けれど、怪我は
  痛みを教えてくれます。
リーザ:痛みを…教えてくれる?


ハンナ:はい。殴られれば痛い。ケンカをしたら痛い。人をなぐったら痛い…。痛みを
  知っている人は、人の痛みにもずっと敏感になれるんじゃないかと私達は考えて
  いるんです。
セロ:痛みを癒す期間は、痛みを学ぶ期間でもあると思うんです。そうして痛みについて
  きちんと考えてほしいのです。痛みを知ってほしいのです。


ロディ:痛みを知る…。
リーザ:けど、それなら神聖魔法だって魔法をかけるまでは痛みがあるし…。


ハンナ:ですが、それは一瞬です。一瞬の痛みさえ我慢すれば、怪我は魔法で消える…。
  それが当たり前になってしまったら、人々は痛みにも、痛みを伴う事への意識も低く、
  不注意になっていってしまうのではないでしょうか?

セロ:もちろん、例えば魔物との戦いでキズをおった人々の治療を魔法でするな、という
  わけではないんです。自分の過失でおった、命に危険の及ばない怪我は診療所に通い、
  きちんと怪我と向き合って治療してほしいんです。


ロディ:痛みと向き合う。痛みへの意識ですか…。
リーザ:そんなこと、考えもしなかった事だわ。


ロディ:ふむ。お話はわかりました。開業前にご挨拶痛み入ります。診療所について、
  なにか我々に出来ることはあるのでしょうか?
ハンナ:はい。我々の考えを街の人に広めるのを手伝っていただければ、と思いまして…。


リーザ:自警団は神殿の協力を得て活動しているから、どうなのかしら…?
ロディ:難しいかもしれませんね…。むう…。  


メリッサ:ロディちゃぁぁぁぁぁぁーん!
セロ:うわぁぁぁ出たぁぁぁぁ!!


ロディ:きさまは!真面目な話をしているときに…
メリッサ:違うわよぉ。事件よ、事件。


リーザ:えっ、事件!?
メリッサ:そう。酒場で大規模なケンカが起きてるらしいわよ。けが人も沢山。
  どうもあらっぽい旅の連中と街の子たちが、お酒で酔ってもめてるみたいね~。


リーザ:たいへん!すぐに出なきゃ!
ハンナ:あの!…その怪我をした人たちは、私たちに治療を任せて貰えませんか?


リーザ:ハンナさん…。だけど…。
ロディ:…痛みへの理解、か…。


メリッサ:なぁによ~、めずらしく動きが遅いわねロディちゃん。…ふぅ、いいわ。
  酒場のほうはあたしが抑えるから。怪我人はとりあえず、団員の皆にこっちに
  うつさせるわ。それでいい?
セロ:メリッサさん…。


ロディ:…すまないメリッサ。頼む!
メリッサ:はいはい。んじゃ、ちょっと行ってくるわ。


リーザ:ロディさん、どうしたら…。
ロディ:ケンカといっても、どういった形なのかは調べる必要があります。ただ、もし
  酔いに任せて双方に責任があったのだとしたら…。今回の怪我の治療は診療所にお任せ
  しましょう。いいですか?リーザ殿?


リーザ:ロディさん…。わかったわ!皆にもしっかりと理解してもらいましょ!
セロ:ロディさん!リーザさん!ありがとうございます!


ハンナ:本当に…ありがとうございます!セロ、急いで診療所に戻って、怪我をした
  皆さんを受け入れる準備をしましょう!

セロ:わかった!行こう!

ロディ:リーザ殿、暴れているという旅の者達はまだ素性がしれない。念のため我々も
  診療所に待機しましょう。

リーザ:オッケー!手伝うわ、ハンナ、セロ!いきましょう!
ハンナ:はい!



セロ:よし、これでだいじょうぶ。もう暴れちゃダメですよ?
ハンナ:傷がふさがるまでは、お酒も控えて下さいね。はい、気をつけて…。


リーザ:ようやく、診療所にきた人たちの治療が終わったわね。
ロディ:主犯格はメリッサのほうで抑えているはずだし、ひと段落かな…。


セロ:けど、まだ被害を受けた人がいるかもしれないですね。ぼくは酒場のほうを見て
  来ます。道筋は先ほど確認しましたので!
リーザ:セロ、熱心ね。気をつけて。


ハンナ:ロディさん、リーザさん。本当に、なんとお礼を言ってよいか…。
ロディ:いえ。我々も学びました。きっと今日ここで治療を受けた彼らは、今後はお酒を
  飲む時も気をつけるようになるでしょう。


リーザ:こうやって皆が怪我について学んでくれれば、事件も減るのかもね。
ハンナ:私とセロは、そう信じています。皆さんにもそう考えて頂けて、本当に良かった。
  自警団にお話しに伺った甲斐がありましたわ。


ロディ:ハンナさん、あの、その…よかったら、また是非いつでも…。
リーザ:ふんっ!


ロディ:いたたたっ!な、なぜ足を踏むのですリーザ殿!?
リーザ:知らないっ!


…そのころ酒場では…


セロ:もう騒ぎは完全に収まっているな。怪我した人もいないみたいだ…。
  自警団に相談して、本当に良かった。…ん?あれは…?
メリッサ:んっふふふふふふ…。騒ぎを起こした悪い子ちゃんたち…。その身体に罪の
  重さを丹念にしっかりとしみこませてあ・げ・る!さあ、あたしの胸で色んな意味で
  なきなさいっ!…むっ?


セロ:こ、これは…いったい…。え?え…?
メリッサ:セロちゃん…見ちゃったわね?このメリッサプレゼンツ!教育的肉体指導をっ!
  一度味わえば二度と悪さをしない秘密のレクチャーを!…ふふ、見ちゃったからには、
  すんなりとは帰れないわねぇ…?


セロ:めめ、メリッサさん!?なんで僕にせまってき…え?壁!?あ、ああああ…あの。
  ちょ、ちょっとまっ…!
メリッサ:さあ、酒場のスミでガタガタ震えてあたしの餌食になる覚悟はオ~ケェ~?
  据え膳くわぬは漢女(おとめ)の恥よぉぉ!いっただきまぁぁぁぁぁっす!!


セロ:いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


続く








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