『なりたい自分になる最強の自己プロデュース力』
著者 苫米地英人     
日東書院  2009年初版


自分の抽象度を診断して、

タイプ別のトレーニング方法が

書いてある本で



苫米地理論の「はじめの一歩」が書かれています。




自分の得意なモーダルチャンネル、

現在の抽象度が解ると、

先に進みやすいのです~♪




『なりたい自分になる!最強の自己プロデュース力』(アスコム刊)

苫米地英人著




*******   「はじめに」から   引用開始   *******



本書を手に取られたあなたは、おそらく現状に対して何らかの不満をもっているに違いありません。


「本当はこんなはずじゃないのに、どうしてこんなことをしているのだろう」


「今の私は本当の私じゃない。本当の私はもっと違うことがしたいはずだ」


「やりたいこと、なりたいものがあるのに、なかなか実現できない」


そんな不安や悩みを解決したい。解決できないまでも少しでも癒されたい。そんな思いで本書を手にされているのではないでしょうか。


本書にはそんな悩みを解決する方法が書かれています。『なりたい自分になるためのアプローチ方法』=『自己プロデュースの方法』を提示しました。


私はこれまで他の著書の中で、「なりたい自分になるためには、そのなりたい自分と言うゴールを設定し、そのゴールの臨場感を高めなさい」と繰り返し述べてきました。本書でもその基本は変わりません。「臨場感」とは「リアリティ」と言い換えてもいいかもしれません。

映画を観ていて、映画というフィクションなのだとわかっているにもかかわらず、ドキドキしたり、ワクワクしたり、ハラハラしたりする、あの臨場感のことです。


ゴールに対して、ドキドキ、ワクワクできるような強い臨場感を持つことが大事なのです。


ただ、この「ゴールを設定」して、「臨場感を高める」ためには、人によっては若干の訓練が必要になる場合があるのです。


実際、読者からの声の中にも、「理論はわかりましたが、実際にはなかなか難しいです。」とか「わかってはいてもなかなかできません。」といったものが少なからずありました。


「難しい」「なかなかできない」理由はわかっています。


「ゴール設定」が難しいのは、ゴールは常に現場の外に設定しなければならないからです。


現状に不満があるわけですから、当たり前と言えば当たり前なのですが、人間はともすると目の前のことばかりに忙殺されて、一杯一杯になってしまいがちです。


常に現場の外を見通す目を持たないとゴール設定そのものが難しいのです。


「臨場感を高める」のが難しいのは、臨場感を高めるためには、ある程度、高い抽象度が必要となるからです。




実は、現状の外を見通す目も、抽象度上げないと身に付きません。つまり、「なりたい自分になる」ためには、自分の抽象度を高めることが不可欠なのです。


これまで私はいろいろな本の中で、抽象度を高める方法を紹介してきました。にもかかわらず、「難しい」と言う声が聞こえるのは、そもそも人は皆それぞれ違った抽象度を持っているにもかかわらず、同じスタートラインから訓練を始めざるをえなかったからに違いありません。それを解決しようと言うのが本書の最大の狙いです。


その解決方法として本書では2つのアプローチを採用しました。それは「現在の抽象度」と「優位モーダルチャンネル」を活用することです。これらを読者一人ひとりが知り、それをスタートラインとして、タイプ別に異なる訓練から始めるのです。

いわば、あなたのために特別にオーダーメイドの訓練を用意しました、ということになるでしょうか。


「モーダルチャンネル」と言う情報の入り口を上手に使うことで、情報空間の操作性が高まり、重症度を上げやすくなるのですが、この「モーダルチャンネル」には人によって得意、不得意があります。


得意なモーダルチャンネルをより効果的に活用し、不得意なモーダルチャンネルは得意なものに少しでも近づけるようにすることで、「最も効率的に抽象度を上げる」ことが出来るようになります。


本書では「抽象度」と「優位モーダルチャンネル」を駆使するために、自己診断によって、いくつかのタイプに分かれるようになっています。自分のタイプを知り、効率的に抽象度を上げる訓練をすることで、人生の自由度が高まり、高いレベルで自分の希望を叶えることができるようになっています。


では、さっそく、自分の「抽象度」と「優位モーダルチャンネル」に合ったトレーニングを見つけて、「なりたい自分」に近づく方法を実践してみてください。



苫米地英人



*******   引用終了   *******




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******  「抽象度」について   引用開始  *******


『抽象度』とは、抽象の度合いのこと。


『抽象』は、『具体』の対義語。

『抽象度が高い』ということは『具体度が低い』ということ。


抽象度を、イメージしやすい概念のひとつは、ウィンドウズのフォルダ構造。

複数の要素を含むフォルダがあり、そ!を含む複数のフォルダを包み込むフォルダがあり…順に階層構造になっていく。

抽象度が上がると『視点』が高くなります。



もうひとつのイメージは、『次元』


□一次元は、直線。

一次元人は、Y軸から出られない。


□二次元は、平面。

二次元の世界の人は、線が描かれた紙の上を自由に動け、X軸の外側からY軸を見ることが出来る。


□三次元は、空間。

通常私達は三次元空間に生きているとされていて、二次元の世界の人は紙から出ることができないが、三次元の世界の人は空間を自由に動くことができる。

紙(XY平面)の外側から、その紙をみることが出来る。


□四次元は、通常三次元に時間の概念を加えたものとされていて、空間から出て、過去や未来を自由に行き来出来るようになります。

現在という空間を外側から見ることも出来るようになります。



五次元、六次元……と次元を高めていくことができます。

『n次元』の外側に出ることができて、外の世界を自由に動くことができ、『n次元』の世界を外側から客観的に見ることが出来る世界が、『(n+1)次元』ということになります。


抽象度が上がるとは『次元』が高くなることと同義です。



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抽象度とは、その人の志向性やパーソナリティを端的に表現しています。


抽象度の低い人は、何についても低い視点でしか物事を見たり考えたり出来ない。


抽象度の高い人は常に高い視点でものを見ることができ、抽象度の高い思考が出来ます。


『抽象度』を高めると…それまでの自分を客観的に観ることが出来るので、様々な束縛から自由になれます。


自分の現在の抽象度を知ることは、自分を高めていくためのスタート地点を知ること。


*******  引用終了 ********


この著書では、抽象度を、4段階に分けてあります。


診断方法は、著書のP53~57に記載してあります。



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『優位モーダルチャンネル』を

活用していきましょう♪(o^^o)



********  引用開始  ********


モーダルチャンネルとは、脳が外部世界(自分以外の世界)の情報を認識する際に、その情報を取り入れる入り口のことです。

いわゆる『五感』と呼ばれる『視覚』『聴覚』味覚』『嗅覚』『触覚』がそれにあたります。


この五感に加えて、『言語』という六つ目の要素を加えるのが苫米地流。


この『言語』というモーダルチャンネルは、五感に依存したモーダルチャンネルで、一次情報としては視覚や聴覚で認識しますが、脳内で『言語』となって、思考に影響を与える。


物を “見て” 認識するのと、その物の “音を聞いて” 認識するのと、その物のことが書いてあるか “文字” を見て認識するのとでは、脳内の情報処理の仕方がまったく違う。


現代人が特に発達しているモーダルチャンネルに焦点を当て、

□視覚優位

□聴覚優位

□言語優位

この3つに分けました。


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優位モーダルチャンネルは、自己プロデュースする時に、どのモーダルチャンネルに強く働きかければいいかがわかり、さらに上手に使うことによって、抽象度を上げる効果が高まります。



*******  引用終了  *******



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自分の優位モーダルチャンネルを知ると…トレーニング方法もわかりやすくていいですよ~♪






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