日本の高校の教え子の情報によりますと、
1992年、2月29日が、彼らの高校の卒業式だったのだそうです。
私も出席していてたぶんピアノを弾いたと思うのですが、すっかり忘れていました。なるほど、16年がたったのです。(その日が寒かったのはよーく覚えています。)
1992年、多分卒業式の後も、まだ2年生に授業をしてから、その高校を離れました。
私がパリへ来たのが、同じ年の6月です。
1992年に現役合格した生徒たちは、1996年に大学を卒業。よく考えたら私も、1996年にあらためてパリでの学業を終えたのでした。
泣けそうで泣けなかったあの卒業式。最初に一年生から2年間教えた生徒が卒業したのです。それからも付き合いのある生徒もいたし、亡くなった生徒もいます。だから、今、あのときでなかった涙がこぼれそうです。
みんな大人になった。私より先に親になった子もたくさんいることでしょう。当時のようにクンづけ、ちゃん付けで読んでいても、子供扱いはいたしません。みんな素敵な人生を歩んでます。