あき乙女の実践・シュタイナー子育て

シュタイナー教育を実践するあき乙女。シュタイナー教育や人智学を学びつつ、その観点から育児や日々のことどもをスピ寄りに綴ります。
あき乙女と妻・みほち、娘・ぴーぽこ、親子三人、人智学的な日々。


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シュタイナー幼児教育で重視されるものの一つに、「メルヘン」があります。それも、素話か読み聞かせが良いとされます。

一つには、イメージ力を養う意味もあります。マンガやアニメ化された、または絵本に描かれた白雪姫は、白雪姫の容姿を子どもの中に固定、定着させてしまいます。

子どもが、それぞれの中で、

雪のように真っ白で、血のように赤く、コクタンのように黒い姫様

の姿をイメージすることが大事なのです。


もう一つは、このイメージするという行為そのものが大事なのです。それはある意味で、子どもが魂の故郷と繋がる行為とも云えるかも知れません。「グリム童話」などによって、子どもはスピリチュアルな世界からの叡智を受け取り、この世を行き抜く力にするのです。

それがどういうことなのか、この「メルヘン」のカテゴリーで少しずつ述べていきたいと思っています。


メルヘンの中には、多くの象徴が登場します。例えば、「白雪姫」にも登場する「リンゴ」「創世記」においても、失楽園の原因となる禁断の木の実として描かれています。このリンゴは、よく知られている通り、「叡智」「知恵」といったものの象徴とされています。

何故でしょう?何故、ナシやマンゴーやドリアンではなく、「リンゴ」なのでしょうか。


秘密は、リンゴの断面にあります。リンゴを、普通切るような縦方向ではなく、横半分に両断してみて下さい。断面に、五星形の模様が現れます。

五角形五星形は、人間の象徴です。頭と両手両足を結ぶフォルムでもあるし、指の数も5本ずつです。

いや、動物も多くは5本指ですが、均整がとれているのは人間か、せいぜい高等なサルの仲間ぐらいです。均整のとれた五角形や五星形は、人間を表すフォルムと見做されています。


「だったら、リンゴじゃなくて、


スターフルーツで良くね?」


確かに、スターフルーツは分かり易く五星形です。中世ヨーロッパにこの南国産の果物がもたらされていたかどうかは知りませんが、もし当時から知られた果物であったとしても、やはりリンゴのほうがより相応しく思われます。

何故なら、リンゴは球形だからです。地球などの天体や、また、人間の頭の形を見ても分かるように、球は完結した完璧なフォルムなのです。

その丸い中に、五星形、五角形が隠されている・・・縦に切っても分からない、横に切ったときだけ見える形で存在している・・・これはいかにも「叡智」や「知恵」を象徴しているように思えませんか?


勿論、 「叡智」=「リンゴ」 と、簡単に図式化し、全てに当てはめるわけにはいきません。文脈によって、「その物語の中でのリンゴが意味するもの」を見極める必要がありますが、「多くの場合、基本的にリンゴはそういうものの象徴である」と考えて良いと思います。

子どもに読み聞かせをするとき、漠然と「おいしそうなリンゴ」と読むのと、そのリンゴの背後にあるものを把握して読むのとでは、子どもへの作用の仕方が違ってくるそうです。

勿論、


「このリンゴというのは『叡智』の象徴でね、・・・」


などと子どもに語ってはいけません。物語の中にリンゴが出て来るだけで、子どもの魂の深みにはなにかしら作用しているはずです。


親がある程度の認識をもってメルヘンの読み聞かせをすると良いのですが、とはいえ、シュタイナーは、メルヘンを頭で解釈することには意味が無いとしています。

メルヘンの物語に沈潜することで、その背後を知るのが望ましいのですが、初心者にはなんのことやら分かりません。

今後、主にグリム童話を中心に、メルヘンをどのように読むことができるのか、その可能性を探っていこうと思っていますが、その前にあといくつか、参考としてよく登場する象徴を紹介しておきましょう。人智学の書籍や講座によって学んだ内容です。


*お姫様や娘・・・魂(心)

白雪姫、灰かぶりやラプンツェルから、名も無い姫、娘が登場する物語の、なんと多いこと。彼女達は、一般的に「魂」の象徴なのだそうです。

云い換えれば「心」。等身大の私たちと考えて良いでしょう。


*王子様・・・自我(霊)

王子自身が主人公で、冒険をする話も多いですが、それは物語によっては必ずしも自我ではなく、「意識魂」という「魂」の一要素である場合も多いと思います。ここでは、上記の「お姫様や娘のメルヘン」の中で、最後にお姫様と結ばれる王子を指しています。

ある意味ではハイアーセルフと云えるかもしれません。


*お姫様と王子様の結婚・・・魂と自我の合一

上記の流れで云うと、魂と自我が結び付くということだそうです。


他にも狩人仕立て屋父母といった人々、魔女巨人小人悪魔といった異界の存在から、小鳥ドレス金・銀などのよく登場するモチーフ、魔法にかけられて姿が変わるなどの状況が、それぞれどのような意味を持つのか、今後色々なメルヘンや昔話を取り上げつつ読み解いていきたいと思っています。



過去に別のブログでもメルヘンについて述べてきましたが、今後はここに統一しようと思います。

お時間がある方は、こちらの別ブログ もどうぞ。



~~~~~~~~~~σ.σ~~~~~~~~~~~

2月14日発売の「コミック乱Twins」(リイド社)に、拙著:


「華麗なる軍師~竹中半兵衛 比叡山の奇策~


掲載。是非御一読下さい。

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