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マネジメント理論について紹介します。

三菱グループ・三井グループ・住友グループ・三和グループ・第一勧銀グループ・芙蓉会という6つの銀行を頂点にする6大企業集団ですが、財閥解体以後の日本の経済モデルとして長らく機能してきました。
「ピラミッド型のヒエラルキーではない」「個々の企業はそれぞれ独立している」「それぞれの企業のつながりはやや緩やかである」などが主なマネジメント理論となっており、現在でも自動車や鉄鋼など様々な分野で活かされています。

また、縦のつながりよりも横のつながりが強いので、生産と販売といった連携がスムーズであるというメリットがあります。
さらにこの理論は、グループ間の情報共有や投資協力による企業発展という点からも活用されています。

しかしバブル崩壊や2000年代のメガバンク再編によって、6大企業集団は事実上消滅しました。
現在は、三菱東京UFJ・みずほ・三井住友・りそなの4大銀行が主流となっていますが、そのマネジメント理論は色濃く残っています。

ただし最近は、企業集団の支配を目的とするホールディングカンパニーが出現しているため、新たなマネジメントモデルが形成されつつあります。

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