古美の象牙ベースに蒔絵とサファイアのブローチ
ご近所散歩シリーズなのですが、アイリスも発見。
なんとなく水辺に咲くイメージがあるのですが、ここは小さめのビルの二階へ続く外階段の下。
街中であまり目にすることのない花なので撮影してみました。
このアイリスの美しい色にあやかってというわけではないのですが、今回の主役の一つはサファイアです。
倉庫から出てきたお蔵出しの象牙のベース。
すでにアンティークのように見えるための加工が施してありました。
ちょっと好き好きがハッキリと別れるため、どうしようかな?と思ったのですが、今となっては象牙のベースは貴重品。
そこで思い切って蒔絵のブローチを作ってみることにしました。
それがこちらです。
☆ 古美加工の象牙に銀蒔絵・金高蒔絵の植物模様、シルバーで覆輪されたサファイアのブローチ
縦:39mm × 横:53mm
¥198,000(税込)
象牙は長く適当に放置しておくと、ひび割れが生じることがあります。
そしてそのヒビの部分に汚れが入ったりして、筋となって浮かんできたりします。
この象牙のベースは、うっすらと生じたヒビの部分に、あえて漆を染ませています。
漆は接着の役目もします。
その漆で浮かび上がらせた表面に走るライン以外の部分はとても綺麗なので、良い状態で時を超えてきたような雰囲気に仕上がっています。
象牙のベースの形は流線型。
銀蒔絵の部分は少し厚めになっていて、そこから滑らかにスーッと平らに浅く掘り下げたような感じです。
銀蒔絵の部分と象牙の地の部分の境目に沿うように、金高蒔絵で描かれた植物模様か施されています。
アラベスク模様にも似たこの植物模様は、スーッと細い筆で描かれていて、この滑らかな銀蒔絵と象牙の質感に華やかさとデザイン性をプラスしてくれています。
その金蒔絵の植物の先には、まん丸のサファイアがシルバーで覆輪されてセットされています。
二重にかけられたシルバーの覆輪には細かなミル打ちが施されていて、蒔絵の銀とはまた異なる異質感のある存在感に。
小さめながらも美しい濃い青のサファイアも目を惹きます。
せっかくなので、一緒に楽しめるアイテムも紹介していきます。
まずはこちら!
☆ 上:古美加工の象牙に銀蒔絵・金高蒔絵の植物模様、シルバーで覆輪されたサファイアのブローチ
縦:39mm × 横:53mm
¥198,000(税込)
◇ 下右:丸い象牙に銀蒔絵のアラベスク模様のイヤリング
直径:23mm
¥140,800(税込)
◇ 下左:18金とプラチナ、ダイヤモンドとサファイアの六角形のリング
¥209,000(税込)
18金とプラチナ、ダイヤモンドにサファイアの六角形リングは、二つ前のブログで登場したばかり。
でもこのリングの雰囲気にはピッタリなので再登場してもらいました。
新作の象牙に蒔絵のブローチは銀蒔絵と金蒔絵を使っていますが、このリングも18金とプラチナというシルバー色とゴールド色の組み合わせになっているのです。
リングもブローチも基本的にはスッキリとしたシェイプ。
そしてまん丸の小さなサファイアが煌めくところも一緒。
一緒につけて合わないわけがない組み合わせなのです。
このリングのさらに詳しい情報は是非二つ前のブログをご覧ください。
小さくスッキリとしながらも凝った作りになっています。
ブローチは象牙の白にマットな銀蒔絵のトーンが明るく、さりげない金蒔絵の模様が明るい感じに見えてきます。
大きさはしっかりとしているので、とてもつけ映えがします。
使われているポイントとなるサファイアも大きすぎないので、とてもさりげなく、それでいて五大貴石ならではの美しい存在感。
しかもよく見てみると長い時を超えてきたような象牙の重厚感・・・なかなかの逸品です。
そしてまん丸の象牙にクルクルと踊るような植物柄のイヤリング。
ブローチに施されている植物柄と同じようなものを、円形の小さな象牙の上で、さらに複雑にら絡み合うように描いています。
ふっくらとした象牙のベースのシェイプのやわらかさや、質感のあたたかみに金色の繊細な縁を描くようなアラベスク模様はピッタリとマッチ。
象牙の縁の部分にはグルリと蒔絵を施していないため、つけたときにはすごく自然に耳に馴染みます。
直径23mmという大きさはけして小さくはないものの、象牙の素材感やアラベスク模様の繊細さがあるので、大きすぎるようなイメージにはなりません。
この優しい感じであれば、これくらいの大きさがあった方が映える感じです。
象牙のやわらかな白に蒔絵の金という、どんな色にも合わせられる色の組み合わせ。
そしてアキオモリらしい個性的な素材と技法の組み合わせ。
お顔映りもふわっと明るくなるのでとてもおすすめです!!
続いてのセットはこちら。
☆ 上:古美加工の象牙に銀蒔絵・金高蒔絵の植物模様、シルバーで覆輪されたサファイアのブローチ
縦:39mm × 横:53mm
¥198,000(税込)
◇ 下左:ラピスラズリ(12mm)と真珠(6mmアップ)を重ねたようなデザインのイヤリング
¥11,000(税込)
◇ 下右:ラピスラズリ(12㎜)の流線型のシルバー台リング
¥39,600(税込)
先ほどのセットはブローチの金蒔絵に合わせるようにゴールド色のものを選びましたが、こちらは銀蒔絵にあわせてみました。
石はサファイアではなくラピスラズリ。
貴石には数えられていないものの、瑠璃と呼ばれ、古い時代から宝の一つとされてきた神秘的な石です。
ラピスラズリはペルシャ語やラテン語で、空・青・天を表す言葉が語源なのだとか。
いくつかの石の融合体であるラピスラズリは、宇宙的な美しさがあります。
今回イヤリングに使っている12mmのラピスラズリも瑠璃色だけのものではなく、様々な色が混ざり合っているのが分かります。
不快青の中に白や黄鉄鉱の色が混じっています。
しかもまん丸の形なので本当に水の惑星のような美しさ!
本来はこのラピスラズリだけでも十分に美しいのですが、小さな6mmアップの真珠を下につけています。
神秘的なダークトーンのラピスラズリに小さな白のパールの輝きをプラスすることで、よりラピスラズリの深い色が映えて見えます。
またこうして二つの素材を縦に重ねることで正面から見た時に金具が見えにくくなるのもポイントです!
ラピスの12mmという大きさはけして小さいものではないのですが、深みのある青に品のある白の組み合わせはとても爽やかなので、これくらいあっても大丈夫!
これからやってくる暑い季節にも大活躍してくれそうなイヤリングです。
そしてリング。
未来が舞台の映画に出てくる宇宙船のような、メタリックで流れるようなシェイプ。
シルバーで作られた台の真ん中は凹んでいて、そこにラピスラズリをセットしています。
シルバーの台には細工は施さず、銀本来のメタリックな金属光を生かし、流れるようなフォルムをより魅力的に見せてくれます。
滑らかなデザインなので引っかかるようなところはないのですが、横から見てみると高さはしっかりと持たせています。
このスーッと滑らかに立ち上がるこの形がこの指輪のお洒落ポイント。
スッキリとしつつも存在感はしっかりとあります。
ラピスラズリの派手ではないけれども深い神秘的な雰囲気と、シルバーのモダンなデザインが融合して、不思議な魅力ある仕上がりとなっています。
こちらもラピスラズリの瑠璃色とシンプルなシルバーという色の組み合わせなので、様々な色の装いに合わせて楽しめます。
このリング・・・サイズ直しがなかなか難しいデザインなので、その場合には少しお時間をいただきます。
本格的な夏がやってくる前にぜひどうぞ!
最後に商品だけの動画と、つけてみた感じの動画を貼っておきます。
参考にしてみてください。
今回登場のアイテムの一部はオンラインショップでもお求めいただけます。
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象牙を使ったのものや高額な商品はお振込みやヤマト便による代金引換(30万円まで)にてお取扱いたします。
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