七色に煌めく螺鈿
3月になりました!
今日から3日ほどはまた冬の寒さに逆戻りですが、昨日まではどうしたの?というほどの暖かさ。
近所のしだれ梅(だと思うのですが)も綺麗に咲いて、すっかりと梅の季節。
おそらく今月末くらいには桜の季節に突入するかと思います。
やわらかな陽射しに様々な色の花々。
新しい緑。
色が美しい季節がやってきます。
そこで、今回のブログは七色に輝く螺鈿を使ったブローチの紹介です。
◇ 下:象牙に金蒔絵、螺鈿のフレームのブローチ
縦:61mm × 横:58mm
¥385,000(税込)
◇ 上:輪の形のべっ甲に金・銀蒔絵、螺鈿のブローチ
縦:46mm × 横:74mm
¥275,000(税込)
アキオモリらしく、螺鈿の美しさを象牙やべっ甲に蒔絵を使ったブローチの中に取り入れています。
鮑や蝶貝などの美しい輝きの層を薄く、細かく切って、一枚一枚を丁寧に貼っていくアキオモリの螺鈿の細工。
このレベルで細工のできる方があまりいないため、蒔絵のアイテムというだけではなく、さらに貴重なブローチとなっています。
一緒に使えるアイテムと紹介します!
まずは象牙のブローチのセットです。
◇ 右:象牙に金蒔絵、螺鈿のフレームのブローチ
縦:61mm × 横:58mm
¥385,000(税込)
☆ 左:小さなルビー・エメラルド・サファイアのビーズの下にバロックパールが揺れるイヤリング
長さ:49mmくらい
¥49,500(税込)
美しいなだらかな曲線を描くふっくらとした楕円形の象牙をセンターにして、象牙で作られたひまわりの花のような形のフレームには金蒔絵と螺鈿が施されています。
まず目を惹くのは細かくびっしりと貼られている螺鈿の煌めき。
実際に目にしてみると、濃いピンクや紫をベースにして、青や緑色の輝きが角度によってキラキラと輝く感じです。
華やかで少し妖しがでもあるはずの螺鈿の美しさなのですが、落ち着きもあって、派手になりすぎないのが不思議な魅力です。
やわらかな質感の象牙と、螺鈿の美しさを取りまとめているのが、縁の部分に施されている金蒔絵。
分量は少ないのですが、蒔絵のしっとりとした金色が入ることで、象牙と螺鈿の魅力がボヤけることなく、ハッキリと際立ちます。
そしてさりげないけれども注目したいのがここです。
ブローチの横の部分にかけている金蒔絵は、ベタっと全部なるのではなく、象牙だけの層を作って、重ねたようになっています!
さりげなく象牙の乳白色を入れることで、より明るく、軽やかに。
サイドの部分もこうしてみるとチラッと見えるので、この蒔絵のかけ方がとてもポイントが高いのです。
しっかり目の大きさがあって、とても印象的。
動いてみると細かい螺鈿がキラキラと輝き、シンプルな装いをグッとレベルアップしてくれるブローチです。
螺鈿の七色に合わせて、イヤリングも様々な色の石を使ったものを合わせてみました。
使われているのは、真珠、ルビー、エメラルド、サファイア。
五大貴石と呼ばれる宝石のうち、四つが一緒になったイヤリングです。
小さなビーズのルビー・エメラルド・サファイアはペタンとした形で、アメ玉のよう。
キラッと輝くのではなく、滑らかな表面のツヤッとした光と色がとてもお洒落です。
カラフルな宝石のビーズは細い18金の線でメガネ留めされ繋がっていて、その先には大きめの白いバロックパールが揺れています。
ビーズもパールも少し歪んだユニークな形。
素材感は本物の宝石なのですが、形に遊びがあって、カジュアルな雰囲気に仕上がっています。
18金で作られた金具についている真珠は直径7mm。
耳にピタっとつく部分にもパールの白。
そして軽やかでさりげなく華やかな宝石ビーズたちの下で揺れるバロックパールの白。
素材感のいい様々な色と品のいいパールの白が、お顔映りを明るく、華やかに演出してくれます!
18金のネジバネ式金具は前のお値段なので正直なところとてもお買い得!
春にぴったりな明るいトーンのイヤリングです。
続いてはべっ甲のブローチのセットです。
◇ 下右:輪の形のべっ甲に金・銀蒔絵、螺鈿のブローチ
縦:46mm × 横:74mm
¥275,000(税込)
◇ 上:シルバーに黒メッキ(ブラックルテニウム加工)のサファイア(4.15ct)リング(サイズ直し不可)
¥330,000(税込)
◇ 下左:象牙の丸玉に銀蒔絵・金高蒔絵の薔薇模様のイヤリング・ピアス
直径:16mm
¥236,500(税込)+金具代
べっ甲の妖しげな黒に螺鈿という個性的なブローチには、それぞれ個性的なイヤリングやリングを合わせてみました。
べっ甲で作ったまん丸の輪。
両サイドには銀蒔絵と金蒔絵、それに螺鈿を組み合わせた金具のような飾りが付いています。
べっ甲特有の黒い滑らかな質感の丸い輪だけでもお洒落感があるのですが、その両側のパーツが本当にすごいのです。
ひっくり返すと分かるのですが、この部分は全てべっ甲で作られています。
棒のような部分と金具のような部分、それぞれを別に作って組み合わせて、さらに輪の部分をドッキング。
大きさも合わせながら、作るこの技術は本当にスゴイのです。
そして表面には蒔絵の銀をベースに、金蒔絵が彫りを施してある部分にかけられていて、蒔絵のしっとりとした輝きをさらに立体的にみせてくれています。
その金蒔絵の線の模様も素敵なのですが、やはり周り惹かれるのは螺鈿の輝き。
細い金蒔絵で囲まれた空間に細かな螺鈿がキラキラと輝きます。
べっ甲の黒と蒔絵の銀に囲まれて輝く螺鈿の七色のトーンは、象牙のときとはまた違う魅力を感じさせてくれます。
真ん中が抜けているデザインなので、しっかりとした存在感はありつつも合わせやすいブローチです。
分かる方には分かる、ワザモノ!
是非ご覧ください。
続くサファイアリングも本当に個性的。
シルバーに黒メッキをかけたベース。
それだけでも十分に個性的なのですが、ご覧のとおりにびっしりとサファイアに覆われているのです。
真ん中の濃いブルーのサファイアは4.15ct。
そして周りには小さく、それぞれ微妙にトーンが異なるサファイアたちがキラキラと輝いています。
センターのサファイアの宇宙的なトーンもそうなのですが、ベースとなる台の黒メッキの黒の中で輝く青い星のようなサファイアの様子は、星雲のよう。
トーンは黒に濃い青というダークで落ち着いた感じではあるのですが、使われているのがサファイア。
その輝きはやっぱり上質です。
こんなリングは他にはないかと思います。
残念ながらサイズ直しはできないリングなのです。
こちらはサイズ12号になっています。
ピッタリサイズの方はお早めにどうぞ。
最後のイヤリングもまた個性的なのです。
まん丸な象牙の16mm玉を銀蒔絵で覆って、金高蒔絵でヨーロッパ的な薔薇模様を施しています。
金属の銀や金とも異なる蒔絵独特の味のある輝き。
和の技法なのにモチーフは洋の薔薇。
不思議なムードのある仕上がりはとてもアキオモリ的です。
象牙やべっ甲の地に施すのと違って、金の薔薇のモチーフと銀蒔絵とのコントラストは少し優しい感じです。
銀と金の混じり合うような、不思議な美しさのイヤリング・ピアスなのです。
どちらかというと軽やかというよりもどっしりとした存在感のあるイヤリングではあるのですが、光が当たると、このように金蒔絵の薔薇が耳元にフワッと咲くように見えてきます。
金と銀、両方の蒔絵を使っているので、他のアクセサリーと合わせるのも楽々。
個性的なのに使いやすいイヤリング・ピアスです。
まだ金具を付けていないので、イヤリングでもピアスでもお作りができます。
売れてしまうともう作れないので、気になる方はお早めにどうぞ!
最後に商品だけの動画と、付けてみて感じの動画を貼っておきます。
参考にしてみてください。
今回登場のアイテムの一部はオンラインショップでもお求めいただけます。
下記のリンクをご利用ください。
象牙を使ったのものや高額な商品はお振込みやヤマト便による代金引換(30万円まで)にてお取扱いたします。
メールやお電話でお気軽にどうぞ!
【銀座店】 オート ジュエラー・アキオ モリ
住所 中央区銀座3-4-1
電話 03-5524-0027
Mail: akiomori1968@gmail.com (返信は遅れることもあります)
Instagram: akiomori1968
営業時間 11:00~19:00
定休日 現在は毎日営業しております
特定国際種事業者番号 S-3-13-31514
【金沢店】 オート ジュエラー・アキオ モリ 金沢 武家店 ギャラリー AXIS
住所 金沢市長町1-2-18
電話 076-260-6233
営業時間 9:00~17:00
定休日 水曜
オート ジュエラー・アキオ モリ 金沢 せせらぎ店 AXIS
住所 金沢市長町1-1-62
電話 076-233-2141
営業時間 10:00~19:00
定休日 水曜
特定国際種事業者番号 S-4-1-00073