Vol.801-2/6 雑学04。かがわ公立中学訪問記-33<10.綾川1>(綾上・綾南) | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

Vol.801-1/6に続けてご覧ください。

 

香川県公立中学校訪問記シリーズ-33<10.綾川町立>(綾上・綾南)

 

<学校:住所・☎>

綾上中学校 〶761-2203 香川県綾歌郡綾川町山田上甲1180番地 ☎ 087-878-2020

綾南中学校 〶761-2103 香川県綾歌郡綾川町陶5593番地1     ☎ 087-876-1187

 

<歩行ルート距離・総歩数>

総距離8.5Km(スタート駅~帰宅駅)(立ち寄り部分不含)総歩数 12,050

 

▼学校の位置図

▼校区概略図-1

 

▼歩行ルート図

▼綾上中学校

▼綾南中学校

 

<往路ルートメモ>

▼自宅を出発し国分寺町コミバス停へ進む、北部コミセン前を通過し県道33号線沿いのバス停へ

 

▼バス停「北部コミセン」が見えて来た、北部コミセン前で乗車

 

▼バス停「ことでん岡本駅」降車しことでん電車に乗り換え、琴電琴平線に乗車

 

▼ことでん陶駅で下車し綾川町民バスに乗り換え「バス停-陶駅前」へ、綾川町の案内板

▼綾川町民バス停「陶駅前」へ進む、ことでん陶駅を出て右(北-県道282号線)方向

 

▼琴電琴平線踏切を渡る-バス停が見えて来た、バス停「陶駅前」で枌所線に乗車

 

▼バス停「郵便局前」で降車、俊則神社へ向かう(約0.4km)

 

 

綾上中学校訪問前に俊則神社へ

NHKにっぽん縦断こころ旅(2020年12月8日放送)964日目/香川県綾川町

松元聡子さんのこころの風景<俊則神社から見える綾上中学校>

(手紙を読む)

子どもの頃から友だちと遊んだり、お祭りを見に行ったりする神社がいつもこざっぱりしている理由を、中学生のある日に知ったという聡子さん。近所に住むおじいさん(通称岩さん)が落ち葉を集めたり、草を抜いたり、雑巾で階段を拭いたり、毎朝たった一人で黙々と作業を続けていたそうです。

誰かに頼まれたことでもなく、仕事でもなく、自分の時間を地域の神社のために使っている岩さんの姿に心底驚いた聡子さんは、誰が見ても恥ずかしくない生き方をしようと思ったといいます。

そんな岩さんと出会った俊則神社から眺めた中学校が「こころの風景」です。

正平さんは、高松空港近くの公園を出発、小高い丘の上に建つ聡子さんの母校でもある中学校を経由して俊則神社をめざします。ひっそりとした神社の境内で岩さんの気配を探す正平さん。

「岩さーん!岩さんのことお手紙に書いてあったから来たよ」と優しく呼びかけます。

 

▼国道377号線交点を右折、国道377号線を北西方向に進む-1

 

▼右奥に綾上中学校が見える、国道377号線を北西方向に進む-2(次の信号交差点を左折)

 

▼山田上を西方向に進む、左側の小径に入る

 

▼俊則神社の鳥居が見えて来た、俊則神社へ進む-1
 

▼俊則神社へ進む-2、俊則神社に着いた

 

 

俊則神社ルポ

香川県綾川町 松元聡子さん(37歳)からのお手紙

人生を変えた忘れられない場所/ずっと残したいふるさとの風景

私の「こころの風景」は、俊則神社から見える綾上中学校です。子どもの頃、友だちと遊んだり、お祭りを見にきたりしていました。古くからある神社ですが、いつもこざっぱりしていました。

中学生のある日、なぜその神社がさっぱりしているかを知りました。

近所に住むおじいさん(通称・岩<いわ>さん)が毎朝清掃していたからでした。

岩さんは、落ち葉を集めたり、草を抜いたり、雑巾で階段を拭いたりといった作業を手際よく行っていました。たった一人で黙々と。「なぜ、こんなことをしているのだろう。」不思議に思った私は、勇気を出して、尋ねてみました。

すると、照れた顔で「わしはここで生まれて育った。そやから、ここ(この地域)にちょっとでもできることがあるんなら、と思ってしよるんじゃ。」と答えてくれました。心底、驚きました

。つまり、岩さんが神社を綺麗にするのは、誰かに頼まれたことでも仕事でもありませんでした。

仕事でもないので、お金をもらうわけでもないし、一人でやっているので、誰かが見ているわけでもありません。

しかし、岩さんは毎日それを続けているということでした。

その頃の私(中学生)は、自由になる時間があればTVを見るかマンガを読むか、寝るか。

一方、岩さんは自分の時間を地域の神社のために使っている。

「誰も見よらんわけでない。神さんが見よる。おてんとさまが見よる。」その言葉を聞いた私は、誰が見ても恥ずかしくない生き方をしよう、と思いました。また、目には見えなくても、(私が知らないだけで、)神社や道路、山などをきれいにしてくれている誰かがいることに気がつくことができました。

そんなあたたかい心をもった人が近くにいるという事実を知りなんだか嬉しくもなりました。

そんな岩さんと出会った俊則神社からよく見えるのが綾上中学校です。

小高い丘の上に建つ、緑に囲まれた私の母校です。

中学校に続く坂道には、大きな蝶と山の絵がタイルで描かれています。

たくさんの地域の方に支えられ、今も未来を担う後輩たちが学んでいるこの学校ですが、令和4年3月末で閉校してしまうようです。たとえ、学校がなくなっても思い出が消えるわけではありませんが、やはり寂しいものです。

中学生のあの日、俊則神社から眺めた綾上中学校は、今でも私のこころの風景です。

 

▼俊則神社-1

 

▼俊則神社-2

 

▼俊則神社-3

 

▼俊則神社-4

 

▼俊則神社-5

 

▼俊則神社-6

 

▼俊則神社の本殿から見る綾上中学校、ズーム

▼俊則神社-7

 

▼俊則神社-8、大興寺薬師堂

 

▼俊則神社の境内から見る綾上中学校、ズーム

 

<綾上中学校へのルートメモ>

▼綾上中学校へ向かう(約1.6km)、俊則神社から下りる-1

 

 

引き続き、Vol.801-3/6をご覧ください。