Vol.428-2/2 無限空間の中の自分。<ことでん駅周辺シリーズ-33:[琴平線] 三条駅> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

Vol.428-1/2に続けてご覧ください。

 

<さぬき/てつたび:ことでん駅周辺シリーズ>

33:[琴平線] K04三条駅

 

三条駅の近郊に著名な施設は、高松地方気象台とゆめタウン高松(南西1km)がある。

また、蓮池の東側にある伏石事件を伝える石碑と農民神社を併せて取材した。

 

<駅メモ、所在地、駅名標と駅舎&ホーム>

名称こそ三条駅であるが当駅が位置しているのは三条町ではなく上之町で、三条町の中心からも北寄りに離れた場所に位置している。但し、その三条町は古代条里制に由来する町名で、讃岐国では東から西へ数えた「条」は南北に長い土地の区画を表す位置表示である。同じく南北に細長い琴平線の場合も起点から仏生山までの全線はかつての「香東郡三条」に収まっている事から、この駅名は僭称的用法とはいえども、古くの本来の意味では全く間違いという訳ではない。

 

▼所在地図

 

▼駅名標とホーム&電車

 

 

<周辺施設・地域メモ>

▼高松市立太田小学校

 

▼高松地方気象台

1892(明治25)年設置の多度津測候所の予報業務を受け継ぎ、1941年に測候所として開設された。気象庁大阪管区気象台に属し、香川県を対象とした防災気象情報や天気予報の発表、気象の観測等を行う他、予報中枢官署として四国4県を統括する。

 

また、四国地方整備局などの国のブロック機関や広域応援を行う都道府県などと連携を図り、警報など適切な利用や安全かつ効果的な広域応援などの情報作成・提供に関して関係機関との連絡調整を行っている。

 

ゆめタウン(you me town)

広島市に本社を持つイズミが運営する総合スーパー、大型ショッピングセンターの名称である。

ゆめタウン高松は、四国への初出店店舗は199810月に開店した。

 

同店は売り場面積・売上高でグループ最大規模の店舗となっているが、当駅から南西1kmのところにある。

 

▼野田池

 

▼蓮池

 

▼伏石中央公園

高松市立の近隣公園で、面積は1.21ha2000(平成12)6月に開設した。

 

▼正覚寺

三条駅から東へ0.4km、真宗大谷派の寺院である。

 

▼妙楽寺

三条駅から西南へ0.4km、真宗大谷派の寺院である。

 

 

伏石三石(伏石ふせいし・立石たていし・居石おりいし)神社は、三所八幡・三石八幡とも呼ばれ、高松の中央部に正三角形を描くように配置された三つの神社で、慶長7年に松縄村の郷士寺島弥兵衛吉長により創建された。ある晩、林の中から不思議な光が漏れているのを見つけ、翌晩も続いた事から、家族と共に確認に行くと、伏せたように埋まっている大石を見つけた。一心に拝むと、近くに立石、流石、そして屋島の浦生に鰭石(ひれいし)があり、これらはどれも神の宿る石であるとのお告げから、神社を建立祀りしたそうだ。 

今回は、伏石・立石神社を訪れた。

▼伏石神社-1

太田小学校の南側に鎮座する神社である。

 

▼伏石神社-2

 

▼伏石神社-3

拝殿の北側に大きな亀石がある。この亀石は寺島屋敷の西南隅に安置していたものを第十四代政吉氏が昭和二年二月吉日寄進したものである。

 

▼立石神社-1

伏石神社の参道を東へ300m進むと大きなもちの木を中心とした森がある。
ここに鎮座するのが、三石神社の第二社の立石神社である。

 

▼立石神社-2

樹高14.0m、胸高周囲(1.2m)2.33m高松市の名木「クロガネモチ」である。

 

 

<名所・旧跡(遺跡)-- 伏石事件の石碑と農民神社

伏石事件は干ばつで凶作だった1923(大正12)年、当時の香川郡太田村伏石で起きた小作料減額をめぐる大争議である。当時の香川は農民運動の勢力が強大な地域で、日本農民組合を巻き込む大事件に発展した。警察の厳しい取り締まりや取り調べの結果、自殺者が出るなどして批判を集めた。

▼農民神社と伏石事件之碑、農民神社

 

事件を伝える石碑は農民神社とともに太田小東の蓮池東堤にある。

伏石事件は、1925年の金蔵寺事件、1927年の土器事件と合わせて香川県の三大争議と言われている。
▼伏石事件之碑、霊標

 

 

▶▶▶▶▶▶ 今報了◀◀◀◀◀◀