Vol.397-1/3に続けてご覧ください。
<さぬき/てつたび:ことでん駅周辺シリーズ>
02:《[志度線] S02 松島二丁目駅》
近現代史のドラマがいくつも眠っている旧松島本丁筋を中心に取材した。
<駅メモ、所在地、駅名標と駅舎&ホーム>
今橋駅から下り電車で90秒、松島二丁目駅までわずか600mで居眠りもできない距離、無人駅になって既に50年が経過する。高松刑務所と国道11号線に挟まれて窮屈そうだ。
▼所在地図
▼駅名標とホーム&電車
<周辺施設・地域メモ>
高松第一学園や高松刑務所、香川県土木建設会館などがある。
▼高松市立高松第一小学校・高松第一中学校(小中一貫)-1
高松市中心部の複数の小中学校が少子化による生徒・児童数減少を受けて、小中一貫校として統合したものである。中学校は2009年に城内中と光洋中を合併、小学校は翌年2010年に新塩屋町小、築地小、松島小を合併し開校した。愛称は高松第一学園である。
▼高松市立高松第一小・中学校-2
▼高松刑務所-1
法務省矯正局の高松矯正管区に属する刑務所で、下部機関として丸亀拘置支所を持つ。主として香川県及び愛媛県の26歳以上、刑期10年以下の男性受刑者専用施設である。また、高松矯正管区の調査センターが併設されており、四国地方の受刑者は一旦ここに集められ、様々な分類調査を行った上で管内の処遇施設へ移送している。松島二丁目駅の瓦町方の踏切は刑務所正門へつながっている。
▼高松刑務所-2
▼香川県土木建設会館
▼ラウンドワン
▼松島神社-1
▼松島神社-2
<名所・旧跡(遺跡)>-- 旧松島本丁筋の界隈、県立体育館
◇旧松島本丁筋の界隈
国道11号に分断された旧松島本丁筋には今も「天狗堂」や「喜多猿八商店」ら江戸や明治を感じさせる看板が…、どんどん先まで進むとやがて藩政時代の高松への入り口・千代橋に出る。
▼天狗堂の看板
▼喜多猿八商店の看板
▼松島の街通り、向良神社-1
▼向良神社-2
▼向良神社-3
▼千代橋
御坊川の橋のたもとに残る古びた家屋は高松藩の船番所だ。この辺は空襲で焼失しなかったらしい。
向かいの入江酒店も100年を超える老舗である。
▼高松藩の船番所跡の民家
▼入江酒店
江戸の旧道を少し戻った所に、現存する風呂屋では高松最古の創業という老舗の「朝日温泉」だ。
昭和30年代に建て直されたが、タイル張りの小ぶりな湯舟が四つ。定番の柱時計、巨大な寒暖計が主役で、今も昭和ひとケタの雰囲気は十分だという。
この前の道をボンネットバスが走っていたようだ。
戦前には倉敷紡績高松、農機具の野田産業など大工場が相次いで進出し、労働者で溢れていたが、すべてが消えた。変わらないのは駅裏の高松監獄(現刑務所)だけという。
引き続き、Vol.397-3/3をご覧ください。





































