今報の雑学 上等でない宿屋をなぜ「木賃宿」というのか
明治23年の今日、帝国ホテルが開業(木造60室)した。
奈良・平安時代の頃は宿屋がなく、旅人は野宿しながら旅をした。平安時代後期に成立した「今昔物語」によれば、なんと墓の中(古墳の玄室。棺を納める部屋)で一夜を明かす旅人もいたようである。旅人のための宿屋ができたのは鎌倉時代の中頃。もっとも宿屋とはいっても、当時の宿屋は単に泊めるだけで、食事は出なかった。だから旅人は米を持参しながら旅をし、宿屋で自炊した。飯を炊くには薪が必要だが、それを持って旅するのはくたびれる。勿論、なかにはそうした旅人もいるにはいた。
だが、ほとんどの旅人は薪を宿屋から買った。買えば当然薪代、すなわち木賃を払わなければならない。安くて、あまり上等でない宿屋のことを「木賃宿」というのは、ここからきている。また、宿屋のことを「はたご」(旅籠)ともいうが、もともとは旅人が携帯した食料籠のことを「はたご」と言った。
<Flower arrangement>
佐藤 初女(森のイスキア主宰)の著書「いのちのことば=心の道しるべ137言」の中から、小生が選んだ21言を6回で、紹介します。1回目は、「迷ったときには、とどまること」「欠点よりも、よいところを探して」「「○歳だから」と言われても気にしない」を紹介します。
055.迷ったときには、とどまること
人生の岐路で進むべき道を迷ったときには、しばらくそこにとどまって状況を見極めることが必要です。急いだり慌てたりせず、物事をしっかり見ているうちに、いい状況になってくることが多いように思います。追いかけないこと、待つこと、とどまること、休むこと。今の時代には忘れられがちですが、人生では、とても大切なことだと信じています。
「立ち止まる」「待つ」という態度は、むずかしいけれど大切です。
071.欠点よりも、よいところを探して
たとえ人からどのように見られていても、誰でもみんな長所があり、弱さゆえに美点が隠されていることがあります。それを探してあげることがまわりの人間の気遣いでしょう。
どんな人でもよくなりたいと思っているのです。
057.「○歳だから」と言われても気にしない
その年齢にふさわしい暮らし方というものなどありません。
年齢との関係は、その人その人で異なるもの、固有のものだと考えています。
自分がどんな生き方をしたいのかを考え、自分自身で人生をつくっていくことこそが、本当の生き方ではないでしょうか。
世間の固定観念に自分を合わせる必要はまったくありません。
新居宮池とWalking &
Potteringの風景
宮池沿いの楠尾神社のクスノキから覗く朝日。
志度港内を東から見る。
A seasonal flower
ウォーキングコースで見かけたデプラデニア(マンデビラ)
メキシコからアルゼンチンにかけておよそ100種類が分布するつる性の植物で、以前は近縁のデプラデニア属に分類されており、その名残で今でもこの名前で呼ばれることが多い。
ツルがよく伸びるので、フェンスや支柱に絡ませて栽培する。熱帯性の植物で寒さにやや弱く、気温の高い時期はぐんぐんツルが伸びる。主な開花期は5月~10月頃で、花の大きさは種によってやや異なるが、径10cm前後でラッパ型、先端が大きく開いて5枚の花びら状で、花色は白、ピンク、赤などがある。
マンデビラはブエノスアイレス駐在イギリス公使だった(19世紀)マンビデルの名前にちなむとのこと。
<Akijii展、再展示>
今報は切り絵「上杉謙信」です。
引き続き、Vol.292-2/2をご覧ください。





