Vol.270-1/3 自我という…。<四国のみち(国交省):丸亀城--坂出市立体育館> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

今報の雑学 なぜ「七つの海」というのか

今日、720日は海の記念日。

世界の海を渡りまわることを「七つの海を股にかける」といったりすることがある。

ところが、世界中には海と名のつくものは七つ以上あり、反対に大きな海は五つしかない。

太平洋、大西洋、インド洋、北極海、南極海の五つである。

その昔、七つの海といえば、アラビア人が支配していた全海洋、すなわち南支那海、ベンガル湾、

アラビア海、ペルシャ湾、紅海、地中海、大西洋のことを指していた。

だが、今日、私たちが使っている「七つの海を股にかける」という言葉の七つの海とは、世界の七大

洋のこと。世界には大海はたしかに五つしかないが、太平洋と大西洋をそれぞれ二つに分ければ

七つになる。実は昔から、船乗りたちは太平洋と大西洋をそれぞれ南北に分けて数えていた。

南太平洋、北太平洋、南大西洋、北大西洋、それにインド洋、北極海、南極海で、計七つ。 


Flower arrangement


<どう捉え、どう考えるべきか>

「自我」という小さな棒に…

人生は、その日を大事に、一歩一歩積み上げて、それぞれの目標に向かって歩いて行くものであろう。

何事も成し遂げるには、目標を立てて、力強く踏みしめて歩み続けて行くほかにはないと思う。

一歩一歩の歩みは、のろいが弛まず歩き続ければ、いつかその成果は実るが、私たちはつい、この当たり前のことを忘れがちになる。そして、忘れてはならないのは、「三歩進んで二歩さがる」の精神だ。我武者羅に進むだけではなく、時々下がって、このままでいいのか、自分を省みることが肝要だ。


自伝とも言われる「次郎物語」を書いた下村湖人著の「青年の思索のために」の一節を紹介します。

「真理に生きる(百足虫の悲哀)」という話に出て来る。

要約すると、細長い棒を地面に突き刺して、それに一匹の百足虫を這わせると、百足虫はまっしぐらに棒の先端まで昇り詰めるが、それから先は行くところがない。後ろへ引き返せばいいのだが、悲しいかな習性が「前進あるのみ」なのだ。それなら、いっそのこと、その百本の足を棒から放せば、地面に落下することができ、自分の進みたい道を選ぶことが出るだろうに、と、そう思うが、下村湖人は、次のように書いている。

ところが、百足虫は決してそうはしない。かれは、あくまでも、道は棒の尖端からどこかにいているもの、と思いこんでいるらしく、いつまでも空(くう)を探りける。日が暮れても、夜があけても、雨がふっても、日が照っても、自分の足で抱きしめている細い棒のさきの、ごくせまい範の空だけを、しつこくさぐりける。それは、見ようによっては、に感激にあたいするほどの根である。

しかし、いくら百足虫の生命力が強いといっても、それが無限に続くはずがない。やがて彼は力尽きて地面に落下する。だが、そこには彼の新天地はない。なぜなら、もはや百足虫には、地を這うだけの力は残っていないからだ。かんかん照りの日に晒された百足虫は、やがて干からび果てて死を迎えるしかないのだ。

私たち人間もまた、この百足虫のように、小さな棒をせっせと這い上がり、後ろへ下がって見ることを忘れていないだろうか。更に言うと、自分の力を過信し過ぎて、他人の意見や考えに耳を貸そうとしない。つまり、「自我」という小さな棒にしがみつき過ぎて、他からび、の自分の道を見つけることを忘れてはいないだろうか。

人は今ある自分よりも少しでも伸びようとするが、伸びるためには、時には縮むことが必要だ。「伸びて縮んで」こそ、人は大きくなってゆく。

新居宮池とWalking & Potteringの風景

穏やかな宮池。

コトデン52番目の新駅--綾川駅。



A seasonal flower
ウォキングコスのお宅の庭にいていたマルバデイゴ(丸葉梯梧)

鮮やかな紅色をした蝶形の花をつける。葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)

小葉の形は卵形である。基本種に比べて葉の先は丸い。

葉の柄や葉の裏面などに棘がある。花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。原種はアルゼンチンとウルグアイの国花で、日本では鹿児島県の県花となっている。別名を海紅豆(カイコウズ)という。丸葉梯梧(マルバデイゴ)はその園芸品種である。

開花時期は411月で、花言葉はである。





Akijii展、再展示

今報は新聞ちぎり新居宮池のキイコスモス」です。

[作品][写真]


引き続き、Vol.270-2/3をご覧ください。