今報の雑学 食事用のナイフはなぜ先が丸くなっている
明治32年5月25日、山陽鉄道(現・山陽本線)に日本初の食堂車が登場した。
西洋では、17世紀の半ば頃までは、食物は指先で摘まんで食べた。ナイフやフォークが一般化す
るのはそれ以降のことで、そのナイフは当初は先がとがっていた。
それが丸くなったのには深いわけがある。ルイ13世の宰相リシュリューといえば、フランス学士院を
創設したことでも知られる著名な政治家だが、あるとき大法官のセギエを食事に招待した。
当日のメニューがどんなものだったかは知らないが、食べ終わるとセギエがとがったナイフで歯をほじり始
めた。ナイフを楊子がわりに使うのはマナーに反することではあったが、彼の癖だった。
そこでリシュリューは次にセギエを招待したとき彼が歯をほじくれないように、家にあるナイフの先を丸
くした。そしてそのほうが安全だと考えた彼は、やがて国内のすべてのナイフの先を丸くするよう命令
を下した。かくしてとがったナイフは姿を消し、先の丸いナイフが一般化するようになったという。
<Flower arrangement>
善人(グッド・マン)の知恵-4/4
先報に続き、ご覧ください。
第六の知恵
価値あるものを残そう(過去の遺物を受け渡すだけでは意味がない)
・ボブと話をするようになって、私は取り立てて過激な事も大地を揺るがすような大きな変革も行っていない。ただ、何かを決める際に、それまでとはほんの少しだけ違う決断をした。それが思いがけなく大きな進歩に繋がって、誰よりもこの私がびっくりした。本当だ。
・あきらめたりするものですか。私は一瞬でも価値のない生き方はしない。これまでもそうやって生きてきたのだから。
・価値あるものを残そう。過去の遺物を受け渡すだけでは意味がない。
・大切なのは年月の長さではない。わかるね。何年生きたかという事が重要なのではない。与えられた時間を使ってどれだけ価値のある事が出来たか、それこそが問われる。
・注目すべきなのは、ふたつの日付の間の部分だ。そこでなにが起きたのか。どんな貢献をしたのか。彼がこの世を去った後、何が残されたのか。
・ロジャー。実を言えば、私はいつでも旅立つ覚悟ができている。
私の事を思って悲しむ事はない。
嘆く事など、何一つないのだから。私は既に第6の知恵も実行できた。貴方には伝えるべきものも伝えた。たいていの人が想像もつかないくらい貴重なものをね。充実した人生だった。友人と愛と魅力的な仕事に恵まれた。そして人々に私なりの考えを伝え、彼らが自分らしい生き方を見つけるお手伝いをする事ができた。これ以上なにも望むことはない。
・人生において意義を持つ、目的を達成する、価値あるものを残していくとは、まさにこういう事なのではないでしょうか…。
エピローグ
そして知恵は広がる。
・人と人をつないでゆくこと。
今報にて、完了です。
新居宮池とWalking & Potteringの風景
池畔に咲く黄花コスモスの宮池。
善通寺・赤門と赤門筋。
A seasonal flower
小生の庭の鉢に咲く華鬘草(けまんそう)
開花期は4月~6月頃で、中国原産である。春、華鬘(けまん、仏前に飾る花輪のこと)に似た赤い花が、ずらりと片側に並んで咲く。
鑑賞用で、釣竿にぶら下がる鯛を見立てた「鯛釣草/タイツリソウ」で親しまれている。花色は桃花、白花があり、可愛いハート型の花が、弓なりに伸びる花茎に無数に下垂する草姿は見応えがある。
白いのもある。別名「鯛釣草」(たいつりそう)。
鯛の形に似ていてピンクの色までそっくりである。
<Akijii展、作品-99>
今報はシェイプアートの「額絵(ステンドグラス風)」です。
話 題
第27回『サラリーマン川柳』
大賞決定「うちの嫁 後ろ姿は フナッシー」
今年で27回目となる第一生命恒例『サラリーマン川柳コンクール』のベスト10を発表した。
大賞に選ばれたのは、【うちの嫁 後ろ姿は フナッシー】(段三っつ)。このほか、TBS系ドラマ『半沢直樹』の決め台詞「倍返し」関連から2作がランクイン。「お・も・て・な・し」をもじった家庭内“トホホ”事情など、悲喜こもごもなTOP10となった。
ゆるキャラが首位をさらった今回のコンテストだが、3位の【妻不機嫌 お米と味噌汁「お・か・ず・な・し」】(不幸な男)を筆頭に、4位【帰宅して うがい手洗い 皿洗い】(しゅうくりーむ)、10位【わんこより安い飯代 ワンコイン】(春の夢)など、男たちの哀愁漂う家族の風景も続々ランクインした。
引き続き、Vol.259-2/3をご覧ください。







