Today's word <にほんのおまじない>手を当てる
湿気と熱のハンドパワー。<効用>痛みを和らげる。
体の痛みがあるところに、手をそっと当てると、痛みを和らげる効果がある。幼い日、お腹が痛いときや足が痛いとき、お母さんが優しく手を当ててくれたり、さすってくれると、不思議と痛みが和らいだ記憶がある人も多いだろう。ほっとするだけで癒える、気分的な要素も大きいに違いないが、現象としての説明もなかなかの説得力。手のひらから出る湿気と熱。それらが温湿布のような役割を果たし、手を当てている人の体内から放出された静電気が経絡を刺激して、血液の循環をよくしてくれるのだそうだ。
ただ、昔の人はそんな講釈を知らなくとも、どこか具合が悪いとき、まず手を当てることで人が癒えることを知っていた。怪我や病気を治すことを「手当て」というようになったのも、勿論これが由来である。
<Flower arrangement>
楽せぬ楽。
富山の薬売りの「七楽(なならく)の教え」というものがある。
幼少の頃、一年に一度、家にある常備薬を点検し補充をしていく富山の薬売り。
彼たちの苦労に思いを馳せるその歌は、
楽すれば
楽が邪魔して
楽ならず
楽せぬ楽が
はるか楽楽
というので、「楽」が七つ入っている。
家族とも離れ、薬箱を背負ってこの一節を口ずさみながら、歯を食いしばり、日本の各地を回っていたのだろう。
働くということは、常に苦労が伴うものだが、作家の遠藤周作氏は、「小説を書くのは苦楽(くるたの)しい」と表現している。
「苦しい」から、やり遂げたときに「楽しい」のだと言っている。
どんな仕事も楽なものはないのだ。
この世の中は、自分の思い通りにいかないことで満ち溢れている。
「社会が悪いから、自分のやりたいことができない」「どうして、あの人は、解かってくれないのか」「私のことをもっと高く評価して」などと愚痴の一つも言いたいだろう。
しかし、「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる」という言葉があるように、「変えられないもの」に腹を立てても意味がない。自分の人生は有意義に過ごすための方法を考えなければならない。
作者不詳だが、「人生七変化」という人生訓がある。
素敵な言葉が並んでいる。よく目にするのは「心が変われば、…」以降だが、前の「自分が変われば、…」の一行がスタートで且つ大事であろうと思うのだ。
自分が変われば、相手が変わる。
相手が変われば、心が変わる。
心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。
何よりも「自分が変わる」ということが出発点になり、やるべき事はハッキリと見えている。
そのためには、今の自分をしっかりと振り返っておくことが大切ではなかろうか。
新居宮池とWalking & Potteringの風景
A seasonal flower
小生の庭の鉢に咲く熱帯睡蓮(ねったいすいれん)
熱帯スイレンは花茎を水面より上に伸ばして大きな花を咲かせます。花色は温帯スイレンにはない青や紫色があり、多彩で、エキゾチックな雰囲気があります。花は朝開いて夕方まで咲き続けます。
また、昼咲きのほか夜咲き性の種類もあります。開花期間も長く、7月から10月まで続きます。
スイレンは園芸上の呼び名との事だが、和名はヒツジグサ(未草)といい、ヒツジは時刻を表す「未の刻(今の午後 2 時)」で、その頃に咲くと云われているが、実際は明るくなると開き、暗くなると閉じる。そう云うことから漢名が睡蓮と云われているのは?
学名は、Nymphaea (スイレン科スイレン属)だが、Nymphaea は水の女神である「Nympha(ニンファー)」と命名された古い植物名に由来するものだ。エジプトでは、ナイル川のそばにたくさん咲いていることから「ナイルの花嫁」と呼ばれ、国花になっている。エジプトの他にも、インド・タイ・バングラデシュの国花でもある。フランスの画家モネは、パリ近郊の庭園の睡蓮の池を題材に、たくさん絵を描いた。花言葉は「心の純潔、純情・信頼」である。
<Akijii展、作品-45>
新聞ちぎり絵「おむすび山3兄弟」です。
少しだけ、成長したかなぁ…、て言っては駄目だ。
[題材の写真] [完成した作品]
引き続き、Vol.205-2/4をご覧ください。








